ボートを実際に購入して想定外だった事のひとつに、DIY欲の発現がある(詳細はココをクリック)。
自分の技能に応じて、できる事がどんどん広がっていく歓びは、慣れ切った規制だらけの普段の陸上生活ではなかなか味わえないものがある。
陸上から公共の電力を引き込むところは大電力を扱うので、相応の知識や資格が必要だが、船体や船内電力供給に関しては、自身の生命と引き換えにする覚悟があれば、かなり自由になんでもできる。
マイボートはマイカーやマイハウスと同じで、接する頻度が高いほど改良したい箇所が出てくる。
それはモーターボートよりもヨットにおいて顕著で、艇の扱いやすさが帆走の可能性を明確に拡大させる。
そして工夫の仕方や程度が遣り放題とくれば、なんとも想像するだけで楽しいではないだろうか。
理屈コネ太郎はこれまで、ここにこんな部品があればいいなあというものを、木工的に作って来た。(その一例はココをクリック)
加工が簡単な2×4材を買ってきて、切り出して、削って形成して、膨大な時間をかけて望んだ機能を持った何かが出来上がった時の歓びは絶大で、自らの可能性の水平線を延長する感覚と言ったら言い過ぎだろうか。
ボート納入からこれまでの18か月、燃え上がった理屈コネ太郎のDIY魂は下記の如くに充電工具を揃えさせた。
ネジやナットを回す、木材を切ったり切削したり、熱中症を回避するために換気したり、現場を綺麗に保ったりすることに体力と時間と手間を節約しようと思ったらこれだけの工具が揃ってしまった。
ところでお気づきかも知れないが、ドリルドライバーが2つある。ひとつは18Vバッテリー用で、もうひとつは40Vバッテリー用。
18Vバッテリー用は、普通に電動ドリルドライバーとして購入したが、ふと、ヨットでメインセールを上げる時のウインチを回すのに使用できないかと思い立ち、実際にやってみたら、残念ながらトルク不足だった。
そこで、150N・mのトルクが公表されている40V用を新たに購入したのだが、40V用でもまだトルク不足気味かつ使い勝手不良で、結局いまのところウインチハンドルを用いている。
それから、ブロワーも2台ある。大きいのは、船体を洗ったあとに水滴を吹き飛ばすのに使用している。とくに、窓ガラスを丁寧に洗ったあとはガラスの水滴を放置したくないので、大きいブロワーは重宝する。
小さいブロワーは、工作中に眼鏡に付着した塵埃を吹き飛ばしたり、夏は海水浴から船に上がったときに全身の水滴や足裏の砂粒をザっと吹き飛ばすのに使用している。また、海水の悪影響を最小化したいモノを真水で洗って水滴を吹き飛ばすにに重宝している。これでタオルやティッシュペーパーの消費をかなり減らせて便利。
インパクトレンチはクリートの位置を変更するのに便利だし、写真には写っていないけど電動空気ポンプはフェンダーに空気を入れたりするのに便利。
事程左様に、ボートやヨットと桟橋まわりにおいてコードレス電動工具は便利である。
お断りすると、理屈コネ太郎は別にマキタにコダワリがあるわけでは全くない。
バッテリーの互換性と兵站を考えたら、結果としてマキタばかりになってしまっただけ。別にHIKOKIでも全然オッケーだった。
そして、これら工具とバッテリーの全てを愛艇に積めるってところがまた凄いことだと思う。愛艇はすっごくコンパクトな2LKのアパートみたいな空間を有しているので、大抵のモノはなんでも詰めるし雨風の害から保護出来る。
いろんな道具を駆使してボートやヨットで行った砂浜にカヤックで上陸して(関連情報はココをクリック)、そこで開拓作業なんかもできたりする。
電気工作や樹脂、可能なら金属溶接なども勉強して、これからもガンガン遊んでいこうと思っている。
まだまだやりたい事があって幸福至極である。
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