プレジャーボートは、海上係留? 陸上保管?

本記事では、海上繋留と陸上保管のメリットとデメリットについて、理屈コネ太郎の個人的な見解を述べさせていただきます。あくまで私の独断と偏見によるものですが、参考にしていただけると幸いです。ただし、あくまで知識の範囲内での意見に過ぎないことをご理解いただければと思います。

では早速。

海上繋留のメリットとデメリット

桟橋に、モーターボートとヨットが2台並んで係留されている。
海上係留だと、舫いを解けばすぐに出航できる。

まず、海上繋留のメリットについてですが、最大の利点はいつでも出航できることです。

舫いを解けばすぐに出航できるので、マリーナの営業時間に縛られることなく、自由に海へ出ることが可能です。

また、マリーナステイを楽しむこともでき、自分の愛艇が海に浮かんでいる姿をいつでも見ることができるのも大きな魅力です。

一方、デメリットとしては、船底にフジツボが付着するため、年に1〜2回のメンテナンスが必須になります。

さらに、シャフト艇やドライブ艇の場合、船体の喫水より下に穴が開いているため、浸水のリスクが完全には排除できず、定期的なチェックや対策が必要です。

特にドライブ艇では、複雑な可動部が海水に浸食されたり、フジツボによるゴムブーツ類の損傷が懸念されるため、注意が必要です。

そのため、マリーナによっては、ドライブ艇の海上繋留を許可していない場合もあります。

陸上保管のメリットとデメリット

陸上保管は船の機関部や摺動部の痛みは極めて少ないが、海上に下ろすのはマリーナの営業時間内が原則

次に、陸上保管のメリットですが、船の機関部や摺動部への海水による損傷が少なく、長期的に船を保護することができます。

船底にフジツボが付着する心配もありません、また、艇体がアルミ製の場合には電蝕から守る点で安心です。

ただし、陸上保管には、マリーナの営業時間内にしか船を海に下ろせないという制約があります。

また、出航するたびに船を下ろしたり、陸に上げたりする作業を有料で依頼する必要があるため、マリーナの営業時間外には対応できません。

ただし、あらかじめ海に下ろしてもらっておくことで、営業時間外に出航することは可能です。

さらに、陸上保管では船台に船を乗せるため、船への乗り降りが高所になり、マリーナステイを許可していないマリーナも多いです。特に、過去に泥酔時の落下事故が発生したらしく、安全面から規制されているようです。

ちなみに、私は現在、ヨットもボートも海上繋留を選んでいます。週に数回出航するため、海上繋留が非常に便利だからです。

ご参考になれば幸いです。

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今回は以上です。

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