日本は島国なので、沿岸を陸地を目視しつつ航行し、悪天候を避けたり物資補給のために寄港を繰り返せば、ソロであっても日本一周は物理的にも技術的にも、法律的にもそれほど難しくないと思う。
ただし、沿岸だけを航行すると航行距離が長くなり、積める物資や季節、仕事の都合に応じて寄港の頻度や出発のタイミングが変わるため、完遂にとても時間がかかる可能性がる。
パワーボートやセイリングボートを始めようと考える方、特にセイリングボートを選ぶ方の中には、一度は日本一周を夢見たことがある方もおられるだろう。今回はそういった方に向けて、私の個人的な見解をお伝えしたい。
冒頭でも述べたように、陸地を目視しながら寄港を繰り返して沿岸を航行すれば、日本一周は十分に可能。ただし、突然の荒天や物資の不足、病気やケガなど、予期せぬトラブルが発生することも考慮する必要がある。さらに、仕事の都合で一時帰宅したり出社したりして、再度出発するというスケジュールの調整も必要になるかもしれまない。
北海道、本州、四国、九州を巡る一周であれば、この方法で対応できると思う。ただし、ビジター係留の費用や移動費がかさむのは避けらないけれど。
一方、40Ft以上の外洋セイリングクルーザーなら、物資を十分に積んで複数のクルーで操船すれば、寄港回数を減らして長距離の航行がいっきに可能となる。ただし、この場合、難易度は大幅に上がる。
私、理屈コネ太郎もかつては、日本一周を夢見たことがあるが、今ではその夢は薄れつつある。やりたい気持ちはゼロではないものの、時間や費用、リスクが大きすぎると感じるから。
とはいえ、セイリングスキルを磨くための経験としてなら、日本一周も実行する価値があるとは思う。同じ場所のセイリングだけで得られない経験が積めるから。
繰り返しになるが、沿岸航行での日本一周は、費用と時間を覚悟すれば、それほど難しいことではないと思う。しかし、もし日本一周無寄港レースがあったとしたら、その難易度は一気に上がり、経験豊富で高度なスキルが求められるだろう。
そのため、太平洋横断や世界一周のための練習として日本一周をするというのは、挑戦する価値があるかもしれない。もちろん、日本一周そのものを目的とする人にとっても大いに意味があるし、「意味」などを考えずに情熱で挑む人にも、それは素晴らしい体験になるだろう。
今回は以上です。
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