シスコは、ジェッジアの死による喪失感と自らのエミサリーとしての役割に苦しみながら、地球で隠遁生活を送る。しかし、彼は謎のビジョンを受け、ベイジョーに隠された「預言者」についての新たな手がかりを発見する。DS9では、エズリ・ダックスが新たなシンビオントのホストとして登場し、クルーとの関係が新たに描かれる。ドミニオン戦争は続き、クルーたちはそれぞれの立場で奮闘する。
2. 「ベイジョーの秘密」 (“Shadows and Symbols”)
シスコは、預言者からのビジョンに従い、砂漠に隠された秘密を探し出すために探検に向かう。エズリ・ダックスは新たな役割に適応しようとするが、過去のホストたちとの記憶に苦しむ。ドミニオン側ではデュカットが邪神パーウレイスの力を利用して、新たな陰謀を進めている。シスコは最終的に預言者からの導きを受け、新たな使命を見つける。
3. 「明日なき戦い」 (“Afterimage”)
エズリ・ダックスは、新たなシンビオントとしての役割に苦しみながら、DS9のクルーと関係を築こうとする。特に、彼女とワーフとの関係が複雑化し、ジェッジアの死による感情的な対立が描かれる。エズリは最終的に、自分のアイデンティティを見つけ、DS9の一員としての役割を受け入れる。
4. 「戦争の影」 (“Take Me Out to the Holosuite”)
シスコは、かつてのヴァルカンのライバルとホロデッキで野球試合を行うことになる。連邦とドミニオンの間での戦争が続く中、クルーはこの試合を通じてリラックスし、友情を深める。エピソードはコメディタッチで進行し、シスコとクルーが一丸となってヴァルカンチームと対決する姿が描かれる。
5. 「決戦前夜」 (“Chrysalis”)
ベシアは、遺伝子操作によって知能を高められた患者セリーナとの関係を深める。彼は彼女を治療し、社会復帰を助けようとするが、次第に彼女への恋心を抱くようになる。しかし、セリーナは自らの感情と新たな人生に向き合いながら、ベシアとの関係をどうするか決断する。最終的に、彼女は自立の道を選ぶ。
6. 「復讐の炎」 (“Treachery, Faith, and the Great River”)
オドーは、ジェムハダーのリーダーであるウェイユンの裏切りによって、ファウンダーの内紛に巻き込まれる。ウェイユンはオドーを信頼し、ファウンダーの秘密を明かすが、その結果オドーはドミニオンと対立する立場に立つ。一方、ノーグはディファイアントの部品を手に入れるために大胆な取引を行う。オドーは最終的にファウンダーとしての道と人間としての道の間で選択を迫られる。
7. 「名誉のために」 (“Once More Unto the Breach”)
クリンゴンの英雄コールが、最後の名誉ある戦いに挑むためにワーフに助力を求める。コールは年老いており、彼の戦士としての栄光を取り戻そうとするが、クリンゴン社会ではその存在が忘れ去られている。ワーフはコールを支え、共に戦うが、最終的にコールは戦場で名誉の死を遂げる。
8. 「エズリの旅立ち」 (“The Siege of AR-558”)
シスコとクルーは、重要な戦略地点AR-558でドミニオンとの激しい戦闘に巻き込まれる。戦争の残酷さが描かれ、クルーは命をかけて戦い抜く中で、深い感情的な傷を負う。エズリ・ダックスも戦場に立ち、自らの勇気を試される。最終的に彼らは勝利を収めるが、戦争の悲劇が深く刻まれるエピソードとなる。
9. 「背徳の代償」 (“Covenant”)
キーラは、ガル・デュカットが率いる邪教団「パーウレイスの信者」に誘拐される。デュカットは預言者に対抗するためにパーウレイスの力を利用し、カーデシア人とベイジョー人の間で新たな秩序を築こうとしている。キーラは彼の陰謀を阻止しようとするが、デュカットの影響力は強大である。最終的に彼女は脱出し、デュカットとの決着が迫る。
10. 「魂の叫び」 (“It’s Only a Paper Moon”)
ノーグは戦場での負傷から心的外傷を負い、ホロデッキでヴィック・フォンテーンのプログラムに依存するようになる。彼は現実から逃避し、ホロデッキの中で自らの心の傷を癒やそうとするが、最終的には現実世界に戻る決意を固める。エピソードは、戦争が若者に与える深い心理的影響を描いている。
11. 「過去の亡霊」 (“Prodigal Daughter”)
エズリ・ダックスは、家族との関係を修復するために故郷に戻るが、家族経営の鉱山会社が犯罪組織オリオン・シンジケートに絡んでいることを発見する。彼女は家族の葛藤と犯罪組織との戦いに直面し、自らの過去と家族の期待にどう向き合うか苦悩する。最終的に、エズリは自らの道を選び、家族との複雑な関係を乗り越える。
12. 「聖なる戦士」 (“The Emperor’s New Cloak”)
クワークとロムは、ミラー宇宙で捕らわれたグランド・ネーガスを救うために、ミラー・バシアやミラー・ガラックと対立しながら救出作戦を実行する。彼らはトリル人のクローク装置を使って、ネーガスを救出し、無事に現実の宇宙に戻る。エピソードは、フェレンギ人の家族愛とミラー宇宙の陰謀が描かれるコメディタッチの物語。
13. 「決断の時」 (“Field of Fire”)
DS9のクルーが次々と謎の暗殺に遭い、エズリ・ダックスは捜査を担当する。彼女はトリルの過去の記憶を利用して犯人を追跡し、事件を解決しようとするが、自分自身の精神的な葛藤にも直面する。最終的にエズリは犯人を見つけ、事件を解決するが、彼女は自らのトリルとしての存在に新たな理解を得る。
14. 「永遠の別れ」 (“Chimera”)
オドーは、ファウンダーの一人であるラアスという存在と出会い、彼からファウンダーとしての自由な生き方を提案される。オドーは、ラアスの影響を受け、キーラとの関係をどうするかで悩む。ラアスはオドーに対してファウンダーとしての未来を選ぶよう誘うが、最終的にオドーは自分の道を選び、キーラとの愛を優先する決断を下す。
15. 「反乱の種」 (“Badda-Bing, Badda-Bang”)
ヴィック・フォンテーンのホロデッキプログラムが突然改変され、ギャングによって乗っ取られる。シスコとクルーは、ホログラム内でギャングに対抗し、ヴィックを助けるために大胆な作戦を展開する。最終的に、クルーは協力してギャングを倒し、ヴィックのナイトクラブを元通りにする。エピソードは軽快なコメディとチームワークがテーマ。
16. 「終焉の序章」 (“Inter Arma Enim Silent Leges”)
ベシアは、セクション31のスローンから秘密の任務を受け、ロミュラン帝国に関する情報を収集することになる。彼は連邦の暗い側面に直面しながらも、自分の道徳的な信念を守るために奮闘する。最終的に、ベシアは陰謀を暴き、セクション31の思惑を阻止するが、組織の存在に対する懸念が残る。
17. 「崩壊の危機」 (“Penumbra”)
シスコはカシディと結婚しようとするが、戦争の影響が二人の関係に影を落とす。一方、ワーフは戦闘中に行方不明となり、エズリは彼を救出するために危険な任務に出る。エズリはワーフと再会し、二人はドミニオンの陰謀に巻き込まれる。シーズン最終章への伏線が張られ、ドミニオン戦争の行方がさらに緊迫する。
18. 「闇の支配」 (“Til Death Do Us Part”)
シスコは預言者からカシディとの結婚を反対されるが、彼はその警告を無視して結婚を決行する。一方、デュカットはパーウレイスの力を利用し、ベイジョーを支配する計画を進める。エズリとワーフはドミニオンに捕らえられ、二人の関係が試される中、ドミニオン戦争はますます激化する。
19. 「運命の導き」 (“Strange Bedfellows”)
デュカットは、ベイジョーの宗教を操り、パーウレイスの力を利用してシスコに対抗する。一方、エズリとワーフはジェムハダーに捕らえられ、ドミニオンの策略に巻き込まれる。ドミニオン側では、ウェイユンとダマールが対立し始め、カーデシアの未来に暗雲が立ち込める。戦争は両陣営の間でますます混迷を極める。
20. 「再生の儀式」 (“The Changing Face of Evil”)
ドミニオンは、連邦とクリンゴンの同盟に対して大規模な攻撃を開始する。ダマールはついにドミニオンに対して反旗を翻し、カーデシアの解放を目指す。一方、シスコはドミニオン戦争での犠牲に苦悩し、ベイジョーと預言者の未来に関わる新たな試練に直面する。戦争は決定的な局面を迎える。
21. 「崩壊への道」 (“When It Rains…”)
シスコは、ドミニオンとの最終決戦に向けて準備を進めるが、連邦艦隊は内部で様々な問題に直面する。オドーはドミニオンの病に侵され、体調が悪化するが、彼はそれを隠しながら戦いに参加し続ける。一方、ダマールは反乱を指導し、カーデシアを取り戻すために命を賭ける。戦争は最終的な決着に向けて進む。
22. 「終焉の始まり」 (“Tacking into the Wind”)
ワーフとエズリは、クリンゴン帝国で内乱を止めるために行動を起こし、ガウロンの失敗した指導に終止符を打つ。オドーの病状は悪化し、彼は最期の時が近づいていることを理解する。一方、ダマールはカーデシアの反乱を成功させるために決死の戦いを挑む。各勢力の運命が大きく動き出し、戦争の終結が近づく。
23. 「希望の光」 (“Extreme Measures”)
ベシアとオブライエンは、セクション31の陰謀を暴き、オドーを治療するための情報を得るべく、スローンの精神に潜入する。彼らはセクション31の秘密を明らかにし、オドーを救うために危険なミッションを遂行する。最終的に、彼らはオドーを救うことに成功し、セクション31の脅威を一時的に排除する。
24. 「最後の戦い(前編)」 (“The Dogs of War”)
シスコは、連邦艦隊を率いてドミニオンとの最終決戦に臨む。ダマールは、カーデシアの反乱を率いてドミニオンとウェイユンに対抗し、カーデシアの自由を取り戻すために戦う。クワークは、フェレンギの社会改革に関わり、フェレンギ社会が大きな転換期を迎える。戦争の結末が目前に迫り、クルーたちは最終的な選択を迫られる。
25.「残されしもの」(What you lieve behind. Part1)
DS9の最終話の前編で、ドミニオン戦争はクライマックスを迎えます。連邦、クリンゴン、ロミュランの連合艦隊はドミニオン軍に対して、カーデシア領内で最後の総攻撃を開始します。戦いの中、ダマールはカーデシアのレジスタンスを率い、ドミニオンの支配に対抗し、彼の抵抗運動は勢力を増していきます。
同時に、ギャラックとキラはダマールと共に、ドミニオン本部に潜入します。カーデシアの民衆もついに蜂起し、ドミニオンに反旗を翻します。しかし、ドミニオンは残酷な報復を行い、カーデシアの民間人を大量に虐殺する命令を下します。戦場でのディファイアントのクルーは激しい戦闘に直面しますが、カーデシア艦隊が連合軍に寝返ったことで、戦局は急激に変わります。
連合軍が優勢になる中、オドーは女性創設者との対決を果たします。彼は彼女とリンクすることで、彼女に戦争を終結させるよう説得します。リンクを通じて彼女に平和の可能性を示したオドーの努力により、女性創設者は降伏を決意します。彼女は戦争犯罪の裁きを受けることに同意し、オドーはグレートリンクに戻ることを決意します。
26.「残されしもの」(Whar you lieve behind, Part2)
最終話の後編では、ドミニオンの降伏が確定し、DS9における主要キャラクターたちに別れの時が訪れます。ベイジョーはついに連邦への加盟を目前にし、DS9の未来は明るいものとなるかに見えます。しかし、オドーは女性創設者たちを癒すため、グレートリンクに永久に戻ることを決断し、キラに別れを告げます。
オドーとキラの別れのシーンは、まさに切なさが胸に響く瞬間です。長い時間を共に過ごし、互いに深い感情を育んできた二人は、最後の別れを静かに、しかし強烈な感情で迎えます。オドーは愛情深い言葉を使わないものの、その眼差しと静かな行動の中に、キラへの深い愛情と別れの痛みがはっきりと表現されています。
オドーがトランスポーターのパッドに向かうその短い瞬間、キラは彼を見つめ続けます。彼女の瞳には涙が浮かび、オドーが去っていくことが避けられない運命であると理解しながらも、その事実を受け入れることがどれだけ辛いかが伝わります。オドーは一瞬、歩みを止め、キラの方を振り返ります。言葉を交わすことはなく、オドーは最後にそっと彼女の頬に触れます。このわずかな接触が、二人の間にある深い感情と愛情を全て語っているかのようです。
キラは、その瞬間にすべてを感じ取ります。オドーはもう彼女のそばにはいない。彼の使命、彼の故郷であるグレートリンクに戻るために、二人は離れざるを得ない運命にあります。二人の別れは決して望んだものではなく、互いの使命と責任に基づいた決断です。しかし、その選択は愛の強さを反映し、彼らが持つ深い絆がこの別れをさらに切なくしています。オドーが消えた後、キラの顔には悲しみと静かな決意が浮かび、彼女がオドーとの最後の瞬間を心に刻みながら、次の一歩を踏み出す強さを感じさせます。
一方、シスコは自らの運命を果たし、最終決戦でガル・デュカットとベイジョーの火の洞窟で対決します。デュカットは炎の中に消え、シスコは預言者の元へと引き寄せられます。彼はジェイクに戻ってくることを約束し、神々のもとへと旅立ちます。
最後のシーンでは、ジェイクが父の姿を見送り、キラはDS9の指揮を引き継ぎます。DS9は新たな時代に向かい、登場人物たちはそれぞれの道を歩みます。キラとジェイクが静かに星々を見つめる最後の場面は、シリーズの終わりと同時に、新しい始まりを象徴しています。
各シーズンの放送期間とエピソード数は下記に示した通りです。各シーズンをクリックすると、そのシーズン全話のアラスジが読めます。