ヨットが次第に仕上がってきた|理想のソロセーリングに向けた改良記録

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ヤマハフェスタ31がソロセーリングの理想のヨットへ準備が整いつつある

ヤマハフェスタ31を購入して1年と数か月、今年のGWでまる2年になる。
この期間で、船内の改装や調整を進め、ヨットは着実に理想へと近づいている。

船内改装の進捗

  • セイリングに不用なテーブルやトイレを撤去し、床板を新調して足元を良くした。
  • 船内は伽藍洞となり、広くシンプルな空間になり、動きやすくなった。
  • コックピットからコンパニオンウェイを降り、ドッグハウスを抜け、バウの小窓からジェネカーセイルを押し出す動線がスムーズになった。

船外においては、ハリヤードと呼ばれるロープの引っかかり易い箇所をヤスリで削って丸くして引っ掛らなくした。また船上での怪我といったリスクを減らすため、フネのあらゆる部分の形状を目視し、習熟する。

理想のソロセーリングへ向けた準備
目指すのは、単にジェネカーを展開・回収するだけではなく、航海中に何度も繰り返し展開・回収を行い、セイリングを楽しむこと。
風と波に身を委ね、「地球に遊んでもらう感覚」 を味わいたいのだ。これだけである。

随分と綺麗になった船内

写真は、少しずつ整えてきたヨットの船内。暗い色彩の朽ちた床板を明るい床板にはりなおし、船内の壁にこびりついた汚れをヨットと対話しながら船上していく。こういう時は、霧吹きとマイクロファイバークロスとマキタの電動工具が滅法役に立つ。

バウ側からコンパニオンウェイを見たところ。スターンが完全に伽藍洞になっている。
この窓から船内に保管しているジェネカーセイルを船外に押し出す。
丸硝子の窓から押し出されたジェネカーセイルはバウで色々と作業を受ける

Merry Fisher 895 Sportの完成と、ヤマハフェスタ31の継続的な改良

ボートである Merry Fisher 895 Sport は、マリーナ職員の献身と Seakeeper Ride の装着により、一旦の完成をみた。あとは、存分に遊び尽くすのみ!

一方、ヤマハフェスタ31はまだ改良を継続中。マンパワーによる操作がヨットでは主なので、オーナーセイラーの使い勝手に合わせて色々のカスタムしていく。

さて、ソロでのジェネカー展開と回収をスムーズに行うため、以下のような工夫を施している。

ソロでのジェネカー運用を最適化するための改良点

  • ロープの引っかかりそうな角をヤスリで削り引っかからないようにする。
  • 足元の滑りやすい箇所に滑り止めを貼り付け、デッキでの動作を安定化
  • タックラインをフリーにするためのクリートを増設し、操作性アップ
  • ジェネカー吊り上げロープが一気に開放されてセイルが海に落ちないように、ジェネカー吊り上げロープとジェネカー回収ポジションを出来るだけ知被ける。
  • 船内外の突起や窪みをカラダで覚え、スムーズな作業を可能に

風が強い冬の季節は、ボーターにとってもセイラーにとっても「雌伏の季節」
来るべきシーズンに備え、シミュレーションと練習を重ねる時期なのだ。


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