マイボート 師走の夜のマリーナ

師走の夜に、暖色系の室内灯を点している愛艇

プレジャーボートのシーズンは夏である事は論を待たないが、冬もなかなかに愉しい季節である。

特に『理屈コネ太郎』の船は、キャビンのガラス面積が大きく、日差しさえあれば温室のように船室内は暖かい。ほらね、ご覧の通り。

明るい日差しをたっぷりと室内に取り込めるレイアウトの愛艇

そして航海中のソロキャプテンは緊張しまくっているので寒さを感じる余裕がない。周囲の船との衝突回避、引き波で他船に迷惑かけない、海況や気象の変化、そもそも自分の進路が合っているのかどうか、考えなくてはならない事は多い。

神経と身体は働きまくっているので、寒さは感じない。

頭と身体と神経を消耗した航海から帰って帰港しタイダウンが完了すると、今度は船体の水洗いと、船外機エンジンの宿命であるチルトアップと落下防止ロックと冷却水路を海水から真水への置換とが待っている。さらに、やたらと重い陸電コードを船体と接続する作業がある。

これらの作業を休まずやると、寒さはあまり感じない。

帰港してそんなこんなで夕暮れ時になり、あっという間に夜の帳が下りる。冬の夜のマリーナは実に静かだ。数組のボートオーナーがマリーナで船中泊をしている気配があるのだが、どの船かは全然わからない。

そんな夜のマリーナで、『理屈コネ太郎』夕暮れ時以降は船のなかでパソコンワーク。船の陸電接続時にのみ使用できるエアコンを使えばすぐにホカホカになる。

トイレに行ったとき、振り返ってみた愛艇があまりに愛らしかったのでつい写真をとってしまった。(因みにマリーナ内では水質維持のため船のトイレは使用禁止がルール)

別の角度からもう一枚。

夜の帳の降りたあと、室内灯を点灯している愛艇

静寂の中のマリーナに係留されて愛艇の中で、思索にふけるもより、新規のビジネス戦略を練るもよし、なにも考えずにノンビリするもよし。最高に意義ある1人の時間を持てると思う。

今回は以上。

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