さすが正規ディーラー BMW E36M3 路上復帰が見えてきた

1996年11月に新車で購入して以来、ずっと私のもとにあったBMW E36 M3(6MT, 321ps)を10年くらい倉庫内に眠らせたのち、終活の一環として路上に復帰させるべく、このクルマを購入した正規ディーラーに蘇生を依頼して入庫したのが約2年前。

その間、特に嫌な顔もせず、ずっとクルマを預かり続けてくれて、少しずつ作業をすすめてくれて、車検とおして行動に復帰できるようになるまで、もう少しのところまできた。

因みに、二年以上の年月がかかったのは、蘇生依頼時に急いでないので時間はどれだけかかっても良いと私の方から告げたからである。

こういう既に現役を終えて久しいクルマの蘇生、修理、整備は技術仕様書の読み込みとか、大小さまざまな部品の調達とかで結構時間がかかるのである。

もし短時間にやって欲しい場合は、人件費や手間賃や工賃をそれなりに増額して依頼しなくてはならない。

ただ、クルマを長期に入庫させておくとなると、そのための場所代も都市部ではばかにならないので、長期入庫自体も場合によってはチャージの対象になるかもしれない。

まあとにかく、車検取得後は自分で暫く運用するか、あるいは手放すか、自身の年齢や生活状況などを総合的に判断して決めなくてはならない。

私は筋金入りのクルマ野郎なので、クルマの購入に躊躇を感じた事は殆どないが、手放すかどうかを決めるの際には、やたらと優柔不断になってしまう。そのクルマと一緒に作った思い出が、なかなか手放す決断をさせてくれないのだ。

そんなわけだから、このクルマを10年も倉庫の中に眠らせて、次なる連日的な価格でスポーツドライビングを堪能できるクルマの登場を待っていたのである。

もしそういうクルマが出現しなければ、このE36 M3をバリシャンにカスタムして、ワインディングに復帰しようと考えていた。

しかし2020年にGRヤリス1st Edition販売開始のニュースに触れ、Audi Quattoroのようなクルマにいつか乗ってワインディングを愉しみたいと思っていた理屈コネ太郎は迷わず予約をしてしまった。

予約をしてみたものの、市販されるGRヤリスがホンモノのスポーツカーであるかどうかは実際に納車され自分で乗り、また多くのユーザーの意見やレース結果を見なければわからない。トヨタの本気度も分からなかったし。

そんなこんなで、この時購入したGRヤリスは初回車検を済ませて約一年がたった。その間の走行距離は2万キロちょっと。日常のアシクルマはノート4WDという超優等生が10万キロ走行後もバリっとした仕事をしてくれている。

いまは、トヨタの本気度が良く分かったし、もしかするとGRヤリスMコンセプトという2Lターボエンジンをリアミッドに積んだ4WDが市販されるかも知れない。

健康寿命が日々終わりに向かっている理屈コネ太郎に、もはや多くのクルマに愛情を注ぎながら付き合う時間的余裕はない。E36 M3は、ネオクラシックの領域医に入った車両であり。直列6気筒の美しいエンジンルームを鑑賞できる素晴らしいクルマであり、スリムな車体と、ドライバー側を向いているセンターコンソールが、古い時代のBMWの流儀をかんじさせてくれる。

ネオクラシックをネオクラシックらしく愛して大切に乗ってくれる人に有償譲渡をするのが、このクルマにとって一番良い選択肢ではないか…といまは考えている。

ま、とにかく本当にクルマが路上に復帰してから、またゆっくり考えようと思っている理屈コネ太郎。

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