Contents
パンピング派にとって「ドックスタート」は壁になる
パンピングでのフォイル練習を始めたものの、陸上からのスタートがうまく決まらない——そんな悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。私、理屈コネ太郎もその一人です。
海外のYouTuberたちが、ドックスタート練習のために工夫を凝らした専用ランチャーを使っているのを見て、「これなら自分にも作れそうだ」と思い立ちました。本記事では、自作ランチャー**試作機(零号機)**の製作過程と改善の記録をお届けします。
試作機の素材と構造|扱いやすさ重視でスタート
SPF材でシンプルに組み上げ
最初の試作機は、軽くて加工しやすい**SPF材(いわゆるツーバイ材)**を採用。フォイルボードを桟橋から送り出すために、ランチャー本体には角材を組み合わせたシンプルな骨格を構成しました。
キャスターで滑走性を確保
もっとも重要なのは、「いかにスムーズにボードを送り出せるか」。そのため、接地面には多数の小型キャスターを配置。ボードが無抵抗で前に出てくれるように工夫しました。
写真で見る「理屈コネ太郎製ドックスタートランチャー」
- 写真1:試作機全体像
理屈コネ太郎治作のドックスタート用ランチャー。軽量SPF材の骨格にキャスターを多数取り付けた構造。
- 写真1:試作機全体像
写真3:キャスター未装着状態
ボードとウイングの間に自然にフィットするような傾斜を持たせ、ランチャーが干渉しないよう調整。


このあと、下部に浮力体を取り付け、耐水性を高めるため油性ペンキでコーティングして耐水性能をあげる。これが完了すれば、いよいよ試用試験の段階に入る。
さらに、桟橋用でうまく機能すれば、愛艇 Merry Fisher 895 Sport でも使用できるような形状・サイズのランチャーも作ってみたいと考えている。Prone用のボードでも使えれば、新しい遊び方として面白そうだ。
仕上げ工程|浮力と耐水性を追加
水上使用を前提としているため、底面に行浮力体を数か所を設置し浮力を確保しました。さらに、全体に油性ペンキを塗布して耐水性を強化。これにより、実際に海上桟橋での試験に耐える構造が整いました。
追記(2025年4月16記載)、何度かの試用試験を経て、ほぼほぼ実用に耐えるランチャーを一応完成させる事に成功した。これでガンガンドックスタートを練習できるようになった。

