今回はアラカンのボート初心者が初めて神奈川県三浦のホームマリーナからアウェーの千葉県保田漁港に船で行ったお話です。(理屈コネ太郎の愛艇の紹介はココをクリック)
私、理屈コネ太郎はビギナーキャプテンだけど、納艇日から離接岸と係留の練習は十分にやったし、浦賀水道航路の横断も何度も経験した。すでに一度は保田漁港の近くまで来たこともある。
そろそろアウェーの港に入港して接岸・係留・離岸を経験する頃合いだと思っていたある日、ちょうど良い感じの海況の日があったので、ココは一発保田漁港まで行くことにした。
三浦にあるホームのマリーナを出ると、すぐに浦賀水道航路の南端がある。
航路南端のもっと南の海を東に行っても良いのだが、そこらへんは思いもしない速度と方角からの色々な船が現れそうで怖いから、考えたすえ浦賀水道航路を直角に速やかに横断する事にした。
航路を横断して千葉側の海に入ったら、定置網を避けるために陸からある程度の距離をおいて南にすすむ。ここらへんはオートパイロットで一直線。
因みに航路を横断する時もオートパイロット。針路は航路に対して直角で直線だからオーパイにして、最大限の努力をwatchにはらう。
さて、浮島が左に見えてきた。ここでオートパイロットを解除。今回は保田漁港に南側からアプローチするつもりなのでGPSと海面目視を繰り返して十分な距離をおいて定置網を迂回する。
速度を落として、定置網旗がない箇所をさがしながら”ばんや”の文字が大きくかかれた場所を目指して進む。何隻か漁業者と思しき船と出会ったが特段の注意を払われなかったので、この進路で無問題なのだろうと判断して進む。
今回、南側からアプローチした理由は、北からのアプローチで目印とされる岩を前回近くまで来た際に確認できたず、定置網を回避する航路に自信がもてなかったから。
事前調査やGPS表示の通りに堤防が見えてきた。ここで自船の左右のエンジン回転数を1本レバーで同期制御してきたのを、2本レバーで別々に制御する方式に変更する。
ゆっくりと港内にすすむと、小型船舶用の浮桟橋が見えてきた。フェンダーの高さはホームのマリーナと同じで大丈夫そうだ。
周囲を確認して安全そうなところで一旦停止してフェンダーを下す。初めての桟橋なので万全を期すために手持ちのフェンダーを全部おろす。桟橋に投げる係留ロープを配置する。
これで接岸準備完了。
この日は利用者がほとんどなく、まるまる空いていた浮桟橋一本があったので、そこに右舷接岸した。(写真1)
船を降りる直前に桟橋に投げたバウとスターンの2本のロープを適当なクリートに結んで係留完了。
理屈コネ太郎の船は30Ft未満なので2000円を漁協の2階でお支払い。
さて、保田についてはみたものの、特に空腹でもないので有名な海鮮丼を食べる気にはなれないし、ばんやの湯の気分でもない。
すこし写真を撮って帰る事にした。今日の保田漁港に来た目的は、シングルハンドでアウェーの港に入港して係留する事なので、その目的は果たしちゃったし。
ホームに帰って係留して船を水洗いして陸電を繋げてから、ゆっくりと今日の反省点を整理したいし。
一番下の写真が保田漁港のプレジャーボート用浮桟橋のクリート。ツノは長いし高さもあるので、幾重にもヒッチをかけられるのが嬉しい。表面の材質感がホームマリーナと違うので、結ぶ時の感触に違和感があったのは発見であった。
今後は色んな港に行くつもりなので、色々なクリートに慣れておきたい。想定外のクリートにも出会うだろうし。
ところでこの浮桟橋にはクリートはバウ用とスターン用の2つしかないので、スプリングロープをかけるにはこれらのクリートを使う事になる。よって、けっこう長いロープが必要になる。
それから浮桟橋は連結式になっていて、連結部分の間隙がけっこう長い。なのでここにはフェンダーが効きそうにないので要注意。
それから、ハグレ定置網旗みたいなのであった事にも戸惑った。この旗だけがポツンとあって、その周囲には同様の旗がない。出来るだけ近づかず、速度も低めにしてやり過ごしたが、これって何なんだろう?
因みに保田漁港前の定置網浮標は明らかにそれとわかるので、そこは心配ないのだけど、この旗は気になる。次に保田漁港に行ったら漁協の人に写真をみせて質問してみよおっと。
復路は保田からホームマリーナに向けてほぼ直進で帰った。もちろん、オートパイロットで。
浦賀水道航路の南端の南側は想像していたよりも船の数が少なく、航路に入り待ちの大きな船もなかったので、特に問題なくサクっと帰港する事ができた。
今回は以上。
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