大腸内視鏡の挿入では、画面上の内腔を追うだけでは腸管を伸ばしたりループを作ったりしてしまい、盲腸到達に余計な時間がかかる。そこで、事前的には用手法で、事後的にはスコープ操作によって腸管の走行を都合よく変化させることが重要だ。
🔹 直線化を意識する
📌 S状結腸の屈曲を超える前に用手的圧迫法で直線化を試みる
📌 屈曲を超えてからプル操作で直線化を図る
どちらの方法でも、患者に苦痛を与えないことが最優先である。特に経産婦ではS状結腸の操作で疼痛を訴えやすいため、鎮静を用いるなどの工夫が必要になる。
🔹 軸保持法=毎回成功するわけではない
新人医師が誤解しがちなのは、「軸保持法を実践すれば必ず直線化できる」と思い込むこと。しかし、実際にはすべての症例で直線化できるわけではない。
💡 重要なのは、盲腸到達までの時間を短縮し、患者の負担を軽減すること。
直線化や軸保持はあくまで手段であり、そこにこだわりすぎると上達が遅れることもある。
📌 柔軟に対応しながら、自分なりの最適な挿入法を見つけていこう!
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