本ページでは、小型船舶のトイレ事情について説明したい。家電事情についてはココを読んでみてね。
結論的な事を先にいえば、トイレはなくても殆どの場合問題ないので装備しないのは合理的判断だけど、あったらあったで役立つ状況も発生し得るので、トイレの維持管理の手間を楽しめれば小型船舶にトイレはあっても良いかも。
小型船舶は使われ方は多岐にわたるので、ここではプレジャー目的の大体30Ft前後までの船について述べる。
具体的には、我が愛艇Jeanneau Merry Fisher 895 Sportについてのトイレ事情ということになる。(愛艇紹介はココをクリック)
さて細かいハナシに入って行こう。
我が愛艇には、個室トイレと温水シャワーがあるが、一度も使った事はないし、余程の事がない限り今後も使わないつもり。
しかし、もし将来、理屈コネ太郎にふたたび30Ft前後のモーターボートを購入する機会が訪れたとしたら、やはり個室内に温水シャワーとトイレを備えた船にしたい。
ハナシはそれるが、理屈コネ太郎のもう一つの愛艇であるヨットには、内部にトイレが付いているが、近いうちに撤去しようと思っている。
このヨットの使用目的において、トイレは全く不要だから。
本題に戻ります。
これから記述する内容は大体キャンピングカーにも当てはまる内容なので、キャンピングカーにも興味がある人は是非読んでみて。
ただし、いつものように本ページで記載する内容は理屈コネ太郎の管見内の独断と偏見による私見、つまり知ったかぶりに過ぎない事をご銘記のうえ読み進めて頂きたい。
本ページでは以降、個室トイレと温水シャワーを一括りに水回りと呼ぶ事にする。
これまで理屈コネ太郎は愛艇の水回りを使用した事はない。理由は、小型船舶は航行中は揺れているので水回りは使用しずらいし(小型船舶の航行中の挙動についてはココをクリック)、出発前にトイレは済ましている事がおおいので、尿意や便意をあまりもよおす事がない。
では係留中に使用するかというと、そういう機会はやはり滅多にない。
その理由は、第一に船を停泊しているマリーナなどの施設内(たぶん有料で停泊するような施設はほぼ全て)では、船の水回りの使用(具体的には下水を海中に排水すること)を禁止している。
第二に、船の水回りを使用するよりも、船を降りて少し歩けば施設の水回りを使用できるし、その方が簡単で清潔だから。
第三に、理屈コネ太郎の愛艇のような欧州製の船は、トイレからの汚水をいったんブラックタンクにためて、広い海域に出てから排泄する事になっているので、ブラックタンクを汚したくないから。
どこかの入江などに錨泊している時は、船の揺れは許容範囲だし、近くに水回り施設がないので、船のトイレを使用する可能性もなくはないが、小型船舶の利用者は圧倒的に男性が多いので、船内の水回りを使用するなら普通に野外での排泄した方が面倒が少ないので、錨泊中もやはり船内の水回りは使用しない。
そういうわけで、小型船舶に水回りは不要だと割り切る考え方は合理的である。
ではなぜ、理屈コネ太郎がそれでも自分の船に水回りの存在を望むのか。
それはもう、ある種の非常事態に備えるため…である。
理屈コネ太郎が想定している非常事態とは、例えば航行中や錨泊中や係留中にゲストが急激な便意をもよおしてマリーナ施設の水回りまで我慢する余裕がないとか…。
例えば遠征先で海に落とした機材、或いは海水を大量に浴びた機材を真水ですぐに洗いたいとき…とか。
ま、とにかくそういう極端にレアなケースのためだけに理屈コネ太郎は愛艇に水回りを望んでいるのだ。
こういうごくごく稀にしか発生しないような事象に安心していたい。
その代償として、船の水回りの維持管理にはそれなりに注意と労力を払う必要がある。
艇内の水、貯水タンクや配管内の水は、定期的に入れ替えて不潔にならないようにしている。
また、時間があれば化粧板を外してタンクや配管などからの水漏れなどのチェックもしている。
愛艇を係留しているマリーナのスタッフに教えてもらいながら、すこしずつ自分でDIYで対応できるように頑張っている。(マリーナの活用法はココをクリック)
同様の事は、船内の電気(家電事情についてはココをクリック)、あればガスについても言える。
船を購入してから、船に関するこういうこまごまとしたスキルが身についてきた。
今は、そういうこまごまとした事をひとつひとつ覚えていく事が素朴に楽しいし、発見してしまった問題を解決できるようになれば、成長を実感できて嬉しくもなる。
これは、キャンピングカーの水回りでも同様の事が言えると思う。
キャンピングカーの水回りが必要となる場合は極端にレアだろう。水回りはあった方が何かの時に役立つけれど、そのときに使えるように日頃から維持管理しなくてはいけない。
特に、船もキャンピングカーも、完成品を購入した場合、日常的にプロに維持管理を依頼できないのであれば、自分で維持管理するしかない。
プロに頼む気も自分で維持管理する気にもならない場合は、キャンピングカーに水回りは装備しない方が合理的だし清潔で宜しいと思う。
ただ、船やキャンピングカーの水回りは家やビルの上下水道とは異なり、法令の縛りが殆どなく、オーナーが満足できればそれでオッケーなので、オーナーにヤル気さえあれば、DIYでなんとかなるのが普通。
ただ、余計な注意と労力を払うだけである。
とはいえ、道具が揃って要領が身に付けば、あまり面倒とは思わなくなるかもしれない。
さて、ハナシを纏めよう。30Ft前後までの小型船舶では、トイレや温水シャワーが使用される事は極めて稀なので、装備しなくても殆どの間合い問題ない。
ただ、あれば緊急事態的なケースで役立つ事もあるので、水回りはあってもよいが、滅多に起きない事象なのに普段から維持管理をする必要があり、ちょっと面倒臭くもある。
ただ、船の水回りは基本的には法規に縛られず、オーナーの好きなやり方で維持管理すれば良いので、DIYでなんとかなるし、それはそれで楽しくもある。
…的な感じだろうか。
御役に立っただろうか?
今回は以上。
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