幸福のカギは「現状を受け入れること」と「成長の実感」

幸福について語るなら、まず「3大幸福論」を知っておくのも良いだろう。アラン、ヒルティ、ラッセルがそれぞれ著した幸福論は、今もなお多くの人に読まれている。興味のある方は、ぜひ一度手に取ってみてほしい。

とはいえ、今回はもっとシンプルに、幸福感をどう感じるか、幸福な気持ちになるにはどうすればいいかを、私『理屈コネ太郎』なりに考えてみた。

結論を言おう。幸福の要素は今のところ、たったの2つしかない。「現状の受容」と「成長の実感」、これだけだ。

まず「受容」とは、自分自身の今の状況や、置かれた環境、さらには自分に関係する森羅万象を、深呼吸でも溜息でもつきながら「まあ、今はこんなもんだよな」と一旦引き受けることだ。
ここでポイントは、不満や怒りの感情を一旦棚上げすること。文句や愚痴は横に置いておく。そして、ありのままの現状をそのまま認める。

そもそも、自分に100%満足している人などほとんどいない。
自分の置かれた状況に満足している人も、まずいない。
理想と現実にはたいていギャップがあるし、しかも現実のほうが低いのが普通だ。

だからこそ、不満や怒りはいったん保留して、穏やかな気持ちで「今」を見つめるのだ。
過去の失敗も原因探しも、この際ガン無視。とにかく「私は今こういう状態です」と、他人事みたいに自分を俯瞰してみる。

これを続けるうちに、「欠点だと思っていた部分が、実はそんなに欠点でもない」と思える瞬間が来るかもしれない。

「私は私」。今はこれ以上でも以下でもない。
この状態を丸ごと受け入れ、心がザワつかなければ、それだけでかなり幸福に近づいているはずだ。

受容は幸福の必要条件。これがなければ幸福は始まらない。

さて、受容したうえで「それでももっと良くなりたい」と思うなら、次にすべきは行動である。
理想とのギャップが気になるなら、その差を少しでも埋めるために動いてみる。
そして、その結果として何らかの成長を実感できたなら、それは「理想に近づいた」ということになる。

この「成長の実感」こそが、もうひとつの幸福の鍵だ。

具体的な成長方法については、当サイト内の『成長のための7つのキーワード』を参考にしてほしい。(当該記事へのリンクを貼る)

きっと、人はこの「受容」と「成長」をセットで体感したときに、深い幸福を感じるのだと私は思う。

今回は以上。

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