弱肉強食は長期的には正しくない

誰もが知る4文字熟語”弱肉強食” は、真なのか偽なのか。『理屈コネ太郎』が理屈をコネる。

弱肉強食が長期的に正しいのなら、この地球上には最強の捕食者が一匹残るだけだ。そしてその一匹の捕食者も食べ物を食べつくし、餓死や老衰で死ぬだろう。

短気的・局地的には弱肉強食は正しい自然の摂理だと思う。空腹な鹿と空腹なライオンがサバンナで出会ったら、ライオンが鹿を食べるだろう。

しかち長期的・大局的にみれば、必ずしも弱肉強食のルールが適応されていないような生存様式を沢山見つける事が出来る。

長期的には、弱い生き物でも適切な居場所を見つけることさえできれば生存できるのだ。子孫を残す事が出来るのだ。

そして弱者は弱者なりに自然のサイクルのなかで重要な役目を担っていたりする。弱者の存在意義は強者のエサになる事だけではない。

社会における個人も同じだと思う。昔の人は3年は同じ会社に勤めろと言った。昔は一理あったのだろう。

しかし現代は状況が違うと思う。インターネットが普及した情報の速度と質がかつてとは比較できないくらい上がった今日、人は自分の適切な居場所を常に探していていいと思う。

ここでないどこかに、もっと自分にとってよりよい場所があるはず。そう思って情報収集をしても良いと思う。

私自身、幾つもの職場で働いたが、やはり場とか環境は大切だ。自分に合わない環境にいても良いことは殆どない。

ただし、情報収集は長期的、シスマティックに、そして多面的に行おう。職場や環境を選ぼうとしている自分の価値観や想いだって変化するのだ。

短気は損気である。でも、必要以上の忍従はそれ以上に損だ。

今回は以上。

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