成功のメカニズム 賭金とリターン期待値と試行回数の関係

人生は賭けの連続である。そして人は誰もが長期的な勝ちを収めたい。この長期的な勝ちを「成功」とここでは呼ぶ事にする。本ページでは成功の鍵を賭けの観点から確率論的に『理屈コネ太郎』が考察する。

間違いがあってもいつも通りスルーでPlease.

大きな賭け、小さな賭け、リスクの大きい賭け、リスクの小さな賭け。大学選びも賭け、配偶者選びも賭け、そしてビジネスも当然賭けだ。

以下、いつものように私『理屈コネ太郎』が曖昧な知識と推察でビジネスを賭けの観点から記述する。繰り返すが間違いがあってもスルーして欲しい。

要点は4点のみ。勝率、リターン、賭金、試行回数。これだけ。

至極当然だが、勝率0%が確定している賭けではは誰もかけないので賭けは成立しない。

反対に勝率100%確定している状況は、逆の目に賭ける人が100%負けるのことになるので、やはり賭けは成立しない。

株の売買でたとえてみる。

ある株が今後値上がりすると推測して今を買い時と判断した人がいても、同時にその株が今後値下がりすると推定して今を売り時と考える人がいなくては売買は成立しない。

同じ条件なのに反対の推定をする人達が存在しなくては、売買は成立しないってこと。

市場とは、こうした逆の思惑を持つ人々が出会い、取引する場だ。

さて、本題に戻って賭けについて考えてみよう。

ある有限だが十分多数の人が参加している賭けがあり、勝つ確率をP(0<P<1)、勝ったときのリターンを(0<R)とすると、リターンの期待値(Wikipedia『期待値』を開く)P・Rである。賭けに参加するための賭金をFとする

ここで想定するのは1回勝負の賭けである。1回の賭け毎に精算され、リターンRが勝者に支払われる。

賭金Fと期待値P・Rの大小関係より、
F>P・R
F=P・R
F<P・R
の3つの場合にわけて考える。

成功の本質を極論すれば、③の場合の賭けに何度も何度も何度も賭けて賭けて賭けまくる事だ。③の賭けの試行回数を増やすのだ。

なぜなら③の賭けは、回数をこなせば高い確率で勝ち越せるから。

以下、①~③を少し深く考察してみる。

①の賭けでは    リターンの期待値P・R が賭金F を下回るので、参加者にとっては分の悪い状況だ。

開催者がいる賭けは間違いなくこのパターンだ。開催者は自身の利益のために賭けを開催(賭場を開く)する。

開催者の利益は賭金の合計∑Fから、払出し額の合計∑P・Rを差し引いた額Xだ。 ∑F-∑P・R=Xって感じでXが開催者の利益。

因みに宝くじは開催者がいる賭けの代表例だ。

賭けを開催することは非常に美味しいビジネスだが一般人が賭けを開催することは法律で禁じられているはず。

蛇足だが開催者を、開帳者あるいは胴元と言ったりもする。胴元はギャンブル界隈の最高捕食者なのだ。

全体を俯瞰すると参加者全員と胴元の間でゼロサムゲームが起きている事がわかる。

だからこうした賭けでは、胴元はF(例えば100円)に比してR を極端な高額(例えば1千万円)に設定してリスク選好型ギャンブラーの射幸心を煽ることが行われる。

煽られた人は超高額なRに目が眩んで賭金F を支払って賭けに参加する。そして賭けが成立する。

しかし実はF>P・R となるようにが超極端に低く設定されている(例えば0.0000000001)。だってそうしないと胴元に利益が残らないし、利益が残らないと賭けを開催する意味がない。

因みにこの賭け期待値P・Rを計算すると、
P(0.0000000001)×R(10000000円)=0,001円 よって
F>P・R
となり、賭け参加者にとっては旨味のない賭けである。

しかし、「100円で夢を買うと思えば安いものだ」というのもなかなか説得力のある言説ではあるし、実際にそうした心境で宝くじを買っている人は多いだろう。

賭けというより、遊びなのだ。

だが、このような参加者に旨味のない賭けでも、超ラッキーな現象が超少数の参加者に起きて高額リターンを獲得する。そしてそういう場面が喧伝されたりする。

これはもう確率論的に絶対にある。そこで高額当選者が出た販売所で宝くじを買う人が大量に続出するが、これはしかし、全く意味のない行動だ(『じゃんけん大会優勝者に勝利の秘訣を聞く意味はあるか』を参照)。

でも、勝負事、賭け事にはゲン担ぎが重要らしいから、①の賭けが好きな人達には大切なことなのかも知れない。

そもそも、勝者が存在しない賭けは賭けの名に値しない。無数の膨大な敗者に、ごく少数の勝者。しかし開帳者は絶対に損しない。これが宝くじだ。

そして、FP・Rである①の賭けでは、回数をこなせばこなすほど、負け越す確率が高い。

それは、勝率がメチャクチャ低いので、ごくたまにリターンを獲得しても、その獲得したリターンは次の勝利まで何度も繰り返す賭け毎に支払う賭金 F の総額としては不足がちなのだ。

②のパターンでは、リターンの期待値P・Rと参加費Fが同じなので、賭けとしてはまあまあな状況ではある。

タイミングさえ見誤らなければ(そこが難しいのだけれど)勝ち逃げできるパターンだ。

期待値P・Rが参加費Fと同じであるということは、長期的にはこの賭けの勝ち負けはevenとなる可能性が高いって事だ。だから時間潰しにはなるが、つまらない賭けである。

胴元の取り分も発生しえない(胴元の取り分が発生する場合、掛金は必ず期待値より低くなる)ので、こうした賭けを開催する胴元はいない。この手の賭けは、大体相対による賭けだ。

③は非リスク選好型の合理的経済人がやっと参加するに値する賭けである。投資と呼んでもよいだろう。

F<P・R の賭けの特徴は、長期的には敗者がいない可能性がある事だ。関係者みんながHappyで “Win Win” なのだ。だから素晴らしい。

賭金よりもリターンの期待値の方が高いので、この賭けは回数を繰り返せば繰り返すほど勝ち越す確率が高くなる。

短期的には負け超す事もあるだろう。もちろん、長期的にも負け超す可能性もあり得るが、その可能性は試行回数を増やせば増やすほど低くなる。つまり勝ち越す可能性の方が高い。それが③だ。

では、③は何処にいけば見つかるのだろうか。解答を言うと、既に発見された③は発見者とその後続者によって食い荒らされていて、良くて②。悪ければ①の状況になっている。

だから、③は自分自身で見つけるか仕組みを作り上げるしかない。つまり、新しいビジネスを起業するしかない。

たとえば、同一商品の一般にあまり知られていない価格差を利用して、安く商品を仕入れて高くうるセドリと呼ばれる、古くから存在するビジネスがある。

今の若い人達は知らないだろうが、昭和の頃には、田舎で野菜を仕入れたお婆ちゃんがその野菜を背負って東京まで出てきて売り歩いていたりした。行商という。

当時の法律(Wikipeediaの当該頁を開く)では厳密には違法なのだが、同じ事を米でやっている人もいた。こうした米を闇米と呼ぶ人もいた。

こういうビジネスを裁定取引(Wikipedia当該頁を開く)というが、裁定取引は情報伝達速度が速い今日は、かなり成立しにくくなっているので、現代の行商であるセドリは、余程の目利きでなくては収益を連続して出す事はかなりハードだと思う。

セドリは参入障壁も低いから誰でも始めるだけならすぐに始められる。

だから、十分に気を付けて欲しい。

賭金の額、勝率、リターンの額を充分に検討して③である事を確信して起業して欲しい。

1つのビジネスで失敗しても、すぐ次のビジネス構築に取りかかれるように、そしてそれが失敗したら次に行けるように。何度もトライできるように余力を残して活動して欲しい。

なけなしの貯金で一発勝負に出るような起業は辞めた方がいい。失敗して立ち上がれないような起業はすべきではない。

トライして失敗して、その経験から教訓を得て修正し、すぐ別のトライをしてまた失敗する。そしてまた別のトライをする…。こうしたサイクルの中で1回毎の失敗が生活の根幹を揺るがす程のインパクトがあっては宜しくない。

飄々と、淡々と、そしてひたすら考え抜いて③を探したり構築したりして、生活基盤を脅かさない範囲で何度も何度も何度も賭けて賭けて賭けまくるのだ。

それが、”成功の鍵”だ。

ところで、ブログ・SNS・YouTubeなどによるアフィリエイトや広告収入ビジネスは典型的な③のタイプだ。R(リターン)もP(勝率)もきわめて低いが、F(この場合は参入コストやランニングコスト)がそれ以上に低いのだ。F<<<<<<R・Kって感じである。

だからYouTuberやブロガーはみな、YouTubeによるアフィリエイトを推奨するのだろう。ブログを何百記事も書き、動画を何百本もアップして、ビジネスの賭けにコミットし続けている。

私がこのブログを書いているのも、アレフィエイトや広告収入をF<<<<<<P・R的な世界だと思っているからだ。

とにかく、F<<<<<<P・Rの仕組みを見つけたり作り上げたりすることができて、何度も何度も長期的にトライする事ができれば、ビジネスは成功することになる確率が高くなる。

またネットの世界には、現実のビジネスや賭場のような胴元的存在が見当たらない。

現実世界のビジネスでは、多くの規制や関連法規をクリアするため膨大なコストとタスクを投入しなくてはならない。弁護士や税理士や社労士などのへの支払も馬鹿にならないし、財務健全性を提示するための書類の提出も面倒だ。そもそも財務健全性を高いレベルに維持する事そのものに物凄いコストがかかる。

その点、ネットアフィリエイトや広告収入ビジネスは楽チンだ。F<<<<<<P・R 的世界において、P R もとても低いが、それ以上にFがほぼタダと言えるほどに廉価だ。

なので、ボーっとしている時間があったら、ブログとかYou Tubeで自分の想いや作品を発表する意味はある。

たぶん全然儲からないだろうけど、金銭的な損失はない。

あ、これ全部『理屈コネ太郎』の管見による私見なので、間違っていたらスルーでPlease!

 

今回は以上。

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