病院で受診者が医者に期待しない方がいいことを、『理屈コネ太郎』が解説する。
結論を先に述べよう
①安心する言葉を言ってもらう
②勇気づけてもらう
③不安や不満について話を聞いててもらう(寄り添ってもらう)
④体調不良の原因について自分の説を聞いてもらう
これらは、期待してはいけない事では決してないが、期待しない方が良いと『理屈コネ太郎』は思う。
①②③はそもそも医師の仕事ではない。もしかしたら、看護師の業務の一部かもしれないが(当サイト内『看護師に嫌われる患者は損をする』を開く)、医師の仕事ではない。
④については医師は受診者の分析や解釈を求めていないから、医師にとってはノイズでしかなく、場合によっては受診者が話す誤情報(『理屈コネ太郎』はガセネタと呼んでいる)が原因で診療方針を大きく誤る事もある。
繰り返すが、上記①~④は決して期待してはいけないという事では全くない。ただ、期待すると受診者にとって不満足な結果になる事が多いという事だ。
医療機関における医者の受診者に対する仕事とは、受診者が抱える問題点(腹痛とか吐き気とか)を定式化された医学の概念に落とし込み、定型化された医療の手順に則って診療方針を策定・実施する事だ。
この業務に習熟している医師を当サイトでは『高スキルな医師』(当サイト内『高スキルな医者とはどんな医者だ』を開く)であると説明した。
だから混んでいる病院では、医者は受診者の診療に関係なさそうな話には耳を貸さない傾向が強い。
受診者のハナシの腰をバッキリと折る医者もいるし、完全スルーする医者もいる。受診者から見て、医者が不親切とか横柄とか、ズレてるとか、そう感じる場面だ。(当サイト内『医者は何故いつもズレてる』を開く)
もし、上記①~④に医師が対応するとしたら、それは午前中の診察で、待合室に他の患者が誰一人いない。そういう状況だろう。要するに、暇な状況だ。
高スキルな医師がいるような混んでいる病院ではそういう余裕はない。(当サイト内『混んでる病院の正しい受診方法』を開く)
繰り返すが、病院における医師の第一の業務とは、受診者が抱える問題点(腹痛とか吐き気とか)を定式化された医学の概念に落とし込み、定型化された医療の手順に則って診療方針を策定・実施することだ。
もしFineな診療をSpeedyにStress Free に受けたいと思う(当サイト内『患者が知っているとリアルに役立つ豆知識』を開く)なら上記①~④は期待しない方が良い結果を生むと思う。
期待して受診すると、診察時間は伸びるので他の患者の待ち時間は累計的に長くなるし、医者は不機嫌になるし、看護師の負担は増えるし、なにより受診者本人が不満感を抱えてしまう。
何事も過度の期待は禁物だ。
今回は以上。
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