胃内視鏡の観察ルーチン|見落としを防ぐワンパターンの確立

以下は『理屈コネ太郎』の私見です。参考程度にお読みください。

Contents

ワンパターンの重要性

胃内視鏡検査では、観察の順番に特に決まりはありません。しかし、見落としを防ぐために自分なりのワンパターンを確立することが重要です。

上級医の方法を真似てもよし、書籍を参考にしてもよし。いまはYou Tubeでも良い情報が拾えるでしょう。効率と精度の両立を目指し、自分に合った観察ルーチンを作りましょう

写真撮影の考え方

写真撮影については、目的のない重複写真は避けるべきです。なぜなら、せっかくサス影した写真の殆どは確りした研修制度のある研修病院か、誤診の疑いが後から発生した場合だけだからです。病変の有無についての診断は、内視鏡医が内視鏡検査を実施している最中に行わなければなりません。

何枚も似たような写真を撮影するのは以下のような場合に限定することで、時間とメモリーを有効活用できます。

  • 明らかに病変がある場合
  • 今後の学習用として自分自身が見返すつもりがある場合

初心者のうちは見落としを恐れ、何枚も撮影しがちです。しかし、その写真は後から見返される事は殆どありません。自分の成長のために活用するなら問題ありませんが、そうでなければ撮影にかける時間を次の患者のために使うのが賢明です。

まとめ

  • 観察はワンパターンを確立し、見落としを防ぐ
  • 写真撮影は目的を持ち、無駄を省く
  • 時間と手間を有効活用する

がんばってください!


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