退屈な時間の使い方が、人生の質を決める要素の一つである。
理屈コネ太郎はそう考えている。つまり、暇の潰し方には質の違いがあり、それが人生の価値を左右するということだ。
以下、いつものように本記事の内容は筆者の独断と偏見に基づく私見であることをご理解いただきつつ、読み進めてほしい。
Contents
退屈な時間の使い方が人生に与える2つの影響
退屈時の暇つぶしが人生の質を決める理由は、次の2つの側面にある。
① 退屈時間そのものを減らす
**「暇を持て余す時間」＝「退屈」**であるならば、上手に暇つぶしをすることで、人生全体に占める退屈な時間を減らすことができる。
結果として、人生の総体的な満足度が向上する。
② 暇つぶしが未来の可能性を広げる
退屈な時間をどう過ごすかによって、その後の人生が大きく変わる。
- 暇つぶしの中で得た知識やスキルが、長期的に大きな価値を生む
- 無意識に続けていた趣味が、思わぬ形で人生にレバレッジをかける
退屈な時間をどう過ごすかは、未来の自分に直結するのだ。
最初は退屈でも、後に大きな価値を生む分野とは？
「でも、自分には何が向いているのかわからない…」
そう思う人もいるだろう。
しかし、筆者の経験から言えば、最初は退屈に感じても、一定の知識を得ると面白くなる分野がある。
その筆頭が、歴史・宗教・経済の3分野だ。
- 歴史を学ぶと、現代の社会構造や文化の成り立ちが理解できる。
- 宗教を学ぶと、世界の大半の人々がどのように考え、行動しているかが見えてくる。
- 経済を学ぶと、日常の買い物から国際問題まで、すべてが一つの理論の上に成り立っていることがわかる。
特に日本人にとって、世界の宗教の影響力は理解しにくいものだ。しかし、世界の大部分は宗教を基盤として成り立っているため、歴史や国際関係を理解するには避けて通れない。
もし「退屈だな…」と感じたら、試しに歴史・宗教・経済の入門書を手に取ってみてほしい。
- もし眠くなったら、その本は相性が悪いので、別の書籍に変えればいい。
意外な暇つぶしのすすめ｜ダンスとアート
読書以外にも、人生を豊かにする暇つぶしがある。
① ダンスを練習する
「ダンスなんて自分には関係ない」と思う人もいるかもしれない。
しかし、どんな国のどんな文化にもダンスは存在し、一つでも踊れるようになると、驚くほど交友関係が広がる。
- スマホの動画を見ながら1人で踊るだけでもOK
- アイドルダンスでも、チャールストンでも何でもよい
- 世界中どこに行っても、ダンスができるだけで友人ができる可能性が高まる
ダンスは、言葉の壁を超えて善意を伝えられる手段でもある。
② アートを学ぶ
アートの歴史や、アーティストが作品を完成させるまでの苦悩を知ると、自分の価値観が広がる。
- アートは世界共通の教養であり、知識があれば会話の幅も広がる。
独学こそ最強の暇つぶし
ここで、最も重要なポイントを述べたい。
退屈時の暇つぶしは「独学」で行うのがベストである。
- 学校やスクールに通うと、自由な発想が制限される
- 独学なら、自分の興味の赴くままに知識を探求できる
例えば、歴史・宗教・経済に関心を持ったとしても、自分の好きな視点で学べるのが独学の強みである。
退屈に遭遇したら、チャンスと考えよ
筆者はこれまでの人生で、2つの興味深い事実を発見した。
① 退屈なのに、何もせず鬱々としている人は意外と多い
② 独学でも10～15年続けると、それなりのレベルに達することは歴史が証明している
ここで一つ注意点がある。
「退屈時の巧みな暇つぶし」は、学校の成績には役立たない。
- 受験に直結しない
- 文科省の指導要領とは異なる知識を得ることがある
しかし、そんなことは長い人生においては微々たる問題である。
学校の成績が良いに越したことはないが、定年までの限られた話だ。
人生後半を幸せにするのは、若い頃から続けてきた独学の知識やスキルである。
まとめ｜退屈を味方につければ、人生は豊かになる
結局のところ、退屈な時間をどう過ごすかが、人生の充実度を大きく左右する。
- 何かしら興味を持てる分野を見つける
- 無理に楽しもうとせず、少しずつ興味を広げる
- 独学を習慣化し、長く続ける
一日、一週間、一か月、一年、十年、二十年と続けていけば、人生の後半が豊かにならないはずがない。
退屈に遭遇したら、「何か面白いことが見つかるチャンス」だと考えよう。
数十年後、間違いなく「やっておいてよかった」と思えるはずである。
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