心電図を恐れ犬猿している全ての臨床家に最適なやり直しのDVDのご紹介。本DVDは山下先生の著書『3秒で心電図を読む本』(当サイト内当該頁が開く)のDVD版。
消化器や呼吸器の医師にとって、心電図は出来れば避けて通りたい検査だが実際にはそうも言っていられない。
しかし、循環器以外の医師で、心電図読影にそれなりの自信をもつ人は殆どいないと思う。
そこでこのDVD.
心電図の成り立ちなどの生理学的な知識は脇へおいといて、循環器非専門医であれば心電図とはこのように付き合えば良いのでは…を教えてくれる貴重なDVD。
他の多くの書籍やDVDの殆どは心臓専門家が、心臓専門家志望者に向けて発信された情報なので、循環器非専門医にとってはレベル高過ぎというか、情報過多の傾向にある。
このDVDの素晴らしいところは、心臓を専門としない、つまり心電図門外漢にとって重要度の低い情報を大胆に切り捨てていること。
胸痛や胸部違和感を診る事が少なくない消化器や呼吸器の多忙な診療現場で、先ずはここを抑えましょうという情報だけにスコープを絞った事。
心臓を専門としないが、心電図を避けては通れない全ての人にこのDVDはかなり救いになると思う。