サーキットとワインディング|走りの違いを考える

2024年12月に納車された後期型GRヤリス8S-DAT(以下、弐号車)での走りを磨くため、レンタルサーキットに通うようになったのは、別の記事(ココをクリック)で述べた通り。還暦の理屈コネ太郎、着々とタイムアップしている。

今回は、カートと四輪車の違いは脇に置き、サーキットとワインディングの違いについて少し考えてみたい。


Contents

サーキット走行|タイムを削るための戦略的アプローチ

サーキットを走るのは楽しい。特にレンタルカートなら、専用コースで安全マージンが十分確保されているので、思い切り攻め込める。

タイムが順調に縮まっていくのも面白い。自分のスキルを客観的に測れるし、公開されている他のドライバーのタイムと比較すれば、相対的なレベルも分かる。結果が明確だからこそ、嬉しさもあり、悔しさもある。

そして、どういうことが起こるかというと、自然とタイムを削るための走りを意識するようになる。

サーキットはコーナーやストレートの組み合わせで構成されているが、ただ各コーナーを速く抜けるだけではダメで、コース全体を最速で走り抜けるライン取りが重要になる。つまり、「このコーナーを速く抜ける」ではなく、「コース全体を最適に攻略する」ことが求められる。

走り込むうちに、コースの微細な凹凸や路面の傾斜、ブレーキングポイントの違いなど、細かな要素がタイムに影響を与えることがわかってくる。真面目に突き詰める人は、排水溝や電柱などを目印にして走行ポイントを決めるほどだ。

何度も走り込み、コースの細部まで頭に叩き込めば、条件反射的な操作ではなく、計算されたドライビングができるようになる。


ワインディング走行|その場の状況に応じた対応

一方、ワインディングはサーキットとは大きく異なる。

理屈コネ太郎が通うような数十キロに及ぶワインディングでは、季節によって景色も路面状況も変わり、さらには落石や崩落によって道路の形すら変わることがある。状況は常に「その場その時だけ」のものに近い。

このような環境では、サーキットのようにコースを完全に覚えることは現実的ではないし、そもそも覚えようとも思わない。

結果として、ワインディングでは、その瞬間の状況に応じた運転が求められる。変化の幅はサーキットよりはるかに大きく、その都度、適切な判断をする必要がある。

サーキットでも路面状況の変化には対応しなければならないが、基本的には「同じコースを繰り返し走る」ことが前提なので、ワインディングほどの変動はない。


どの走りを重視するか?

サーキット走行は、同じコースを何度も走り込み、データを積み重ねながらスキルを磨いていく。
ワインディング走行は、変化する状況に適応しながら、その場その場で適切な操作を選んでいく。

どちらが面白いかは、ドライバーの好みによるだろう。

最近のレンタルカート走行を通じて、サーキットで得た分析的なアプローチをワインディングにも活かせないか? と考え始めた。

サーキットでは、コースを何度も走り込み、他のドライバーとのタイムを比較しながらスキルを磨く。路面コンディションの変化や細かい凹凸を意識しながら、走行を組み立てる。そして、走行データを基に試行錯誤しながらタイムを短縮していく。このPDCAサイクルがサーキットでは効率よく機能する。

ワインディングでも、このアプローチを部分的に取り入れられないか? そんなことを考えている。


次の目標はGRヤリスでのサーキット走行

当面の目標は、レンタルカートのサーキットでのタイム短縮。速い人は30秒台を出すコースで、理屈コネ太郎はまだ36秒台。ここからどこまでタイムを削れるか、試すべき攻略法がいくつもアタマの中で沸騰して待っている。

「GRヤリスで四輪のサーキットには行かないのか?」と思われるかもしれないが、もちろん行く予定だ。ただ、ちょっと他の遊びで多忙でライセンス取得のタイミングなどが整っていないだけ。

壱号機でも弐号機でも、アクセルを思い切り踏み込み、GRヤリスの本来の性能を体感する日を楽しみにしている。その日が現実のものとなったら、ブログで報告いたします。

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