シニアの身体機能維持において、最も避けるべきは「長時間同じ姿勢でいること」だ。 これが原因で関節の可動域が狭まり、運動機能の低下を引き起こす。多くの人が「運動」と聞くと散歩や軽いジョギングを思い浮かべるが、実はストレッチや柔軟体操の方がシニアの体にとって有益な側面がある。
関節の動きを最大限維持することが、シニアの運動機能を守るポイントだ。そのためには、以下の動作を日常に組み込むことをおすすめする。
毎日行いたいストレッチ・柔軟体操
🔹 起床時:
・背中を軽く反らせる
・顎関節、首、肩、肘、手首、指をゆっくり回す
・体幹を捻り、股関節、膝、足首、指先まで丁寧に動かす
🔹 長時間座った後:
・背中を伸ばし、軽く反らせる
・ゆっくり3分ほど歩いて下肢にたまった体液を全身へ戻す
・首をグルグル回して肩こりを軽減
運動とストレッチのバランス
運動後にすぐ休んでしまうと、筋肉痛が出たり、結果的に活動量が減ってしまう。 一日の疲労が翌日に持ち越されない程度の運動を心がけ、その後に必ずストレッチや柔軟体操を行うことが大切だ。
運動自体も重要だが、それ以上に可動域を維持するストレッチや柔軟体操の方が、身体機能の低下を防ぐ役割を果たす。
シニアが避けるべき3つのポイント
1️⃣ 長時間の同じ姿勢 → 関節の可動域が狭まり、筋肉が硬直
2️⃣ 過剰な運動 → 体に負担をかけすぎると逆効果
3️⃣ 運動前後のストレッチ不足 → 体を動かしにくくなり、ケガの原因に
大切な身体を長く使うためには、こうした 地味で継続的な努力 が不可欠だ。ストレッチや柔軟体操を毎日の生活に取り入れよう。一年後には、体のキレが確実に変わるはずだ。
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