Contents
生から死を4つのライフで考える|セカンドライフは意外と短い!
私たちの人生を4つのライフステージに分けて考えてみると、**「セカンドライフ」**が驚くほど短いことに気づきます。
- ファーストライフ:誕生から定年まで
- セカンドライフ:定年から健康寿命まで
- サードライフ:健康寿命から摂食・排泄に介護が必要になるまで
- フォースライフ:摂食・排泄に介護が必要になってから逝去まで
これを、現在60歳の男女のデータで見ると、各ライフステージの終了年齢は次のようになります。
ライフステージごとの終了年齢
ライフステージ | 男性の終了年齢 | 女性の終了年齢 |
---|---|---|
ファーストライフ(誕生~定年) | 65歳迄 | 65歳迄 |
セカンドライフ(定年~健康寿命) | 72.7歳迄 | 75.4歳迄 |
サードライフ(健康寿命~要介護2) | 77歳迄 | 81.0歳迄 |
フォースライフ(要介護2~死亡) | 83.6歳迄 | 88.9歳迄 |
セカンドライフの短さに注意!
定年後の自由な時間=セカンドライフは、意外と短い!
例えば、65歳で定年した場合、健康寿命までの期間はわずか7~10年ほどしかありません。
もし、定年を70歳まで延ばした場合、どうなるでしょうか?
- 健康寿命との差が縮まり、「数年後には要介護が始まる」可能性が高まる
- 仕事を辞めた直後にサードライフが始まり、セカンドライフをほぼ楽しめない
つまり、定年を後倒しにしてやりたいことを先送りしていると、あっという間にセカンドライフが終わってしまうのです。
各ライフステージの値の根拠
ライフステージ | 値の根拠 |
---|---|
ファーストライフ(65歳) | 一般的な定年退職の年齢(政府統計:公務員・企業の定年の多くが65歳) |
セカンドライフ(72.7歳・75.4歳) | 健康寿命(2019年データ)(厚生労働省統計:男性72.68歳、女性75.38歳) |
サードライフ(77.0歳・81.0歳) | 要介護2の発生年齢(推定)(介護保険統計より、要介護2の中央値を参考) |
フォースライフ(83.6歳・88.9歳) | 60歳時点の平均余命(2022年簡易生命表)(厚生労働省統計:男性83.64歳、女性88.89歳) |
セカンドライフを最大限楽しむために
「まだまだ元気だから大丈夫」と思っていると、気づけばセカンドライフが終わってしまいます。
定年後の人生を充実させるために、次の3つを意識しましょう。
✅ 「やりたいことは先延ばしにしない」
✅ 「健康維持の習慣を作る」
✅ 「仕事だけでなく趣味や仲間を持つ」