本来のダブルクラッチとヒール&トー(以下トー)の融合技について、改めて記述することにした。
以前のページで「無想転生」と称した技法は、実際にはブレーキングしながらのダブルクラッチであり、真の融合とは言えなかった。
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修正:本来の無想転生とは
以前のページで示したものは、確かにトーでブレーキングしながらヒールでブリッピングするため、ヒール&トーの一部要素を満たしていた。しかし、本来のヒール&トーの目的である「クラッチ解除状態での回転数調整」が含まれていなかったため、厳密には異なる操作だった。
ヒール&トーは、クラッチ解除時にブリッピングを行うことで回転数差を減じる。対してダブルクラッチは、クラッチ締結時に回転数を合わせる技術である。したがって、真のダブルクラッチとヒール&トーの融合技は、クラッチ締結・解除の両方でブリッピングを行う必要がある。
本ページでは、この操作を「無想転生」とし、以前の記述を「ダブルクラッチwithブレーキング」と訂正する。
無想転生の操作手順
- 右足でブレーキを踏む
- クラッチを切り、ギアをニュートラルに入れ、右足踵でブリッピング(ヒール&トー部分)
- クラッチをつなぎ、右足踵でブリッピング(ダブルクラッチ部分)
- クラッチを切り、ギアを入れる
- 右足を完全にアクセルに戻して終了
この手順では、クラッチ解除時と締結時の両方で回転数差を減らすため、ダブルクラッチとヒール&トーの両方の利点を活かすことができる。
実用性について
この操作は、古いトラックやバスを運転する際には有効な技術かもしれない。しかし、スポーツカーの運転技法としてはやや煩雑に感じるかもしれない。
とはいえ、理屈コネ太郎のスポーツカー運転は自己満足のためのもの。還暦男性のボケ防止として、無想転生を練習するのも悪くないだろう。
楽しければそれでよし。
まとめ
今回、真の無想転生の技術を再定義した。スポーツカー運転の奥深さを楽しむ一環として、試してみる価値はあるだろう。
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