日産ノート4WDの純正ナビを作ってくれた人には大変に申し訳ないが、どうにも使い難くて難儀している『理屈コネ太郎』である。
日本は右ハンドルなので、ナビの操作は左手にで行う事になる。そして日本人の殆どは右利きの筈。それなのに運転席から遠い位置に、例えば目的地のリストが出て来るのでタッチ操作じゅんに難儀するし、運転席から遠い位置にあと何メートルで右折するとかの表示が出たりすると視線の移動が大きいし、大変に失礼で恐縮だが、操作系について再構築した方がよいと思う。
これらは、プログラミングやコードミスなどではなくて、初期の要件設定の段階での問題だ。右ハンドルのクルマに利き腕が右の人が乗って左手で操作する前提で考えたときは、この操作系は再考すべきだ。
右ハンドルとナビの設置位置が所与ならば、せめて画面の右側でタッチ操作を行わせるべきだ。運転者に近いし、視線の移動も少ない。
ルート探索の洗練さや、渋滞回避ルート探索などは、それは外的な交通現象に依存するので、今のシステムの演算処理能力が力不足であったり、VICSからの情報更新や最新道路情報の取得が常にリアルタイムでない事も考えると致し方ないのかた知れないと擁護的に考えたりもする。
とはいえ、同じ目的地へのルートをgoogle mapで検索すると、代替案とその案を採用した場合の到着時間差を提示してくれる事を考えると、この純正車載ナビに優位性を見いだせないでいる。
『理屈コネ太郎』が純正車載ナビを装着を決めたのは、Nissan Connectサービスを利用するためだ。最速ルート探索や最新地図への更新、プロパイロットとのリンクなどを行えると考えたからだ。
最速ルート探索は日本の道路網構成のせいか殆ど役に立たなし、最新地図への更新も自分で更新のための操作をしなくてはならないようだ。面倒臭い。
こういうユーザーインターフェイス周辺の要件や仕様設定段階での煮詰めの甘さが、日本の消費者向けモノ作りの弱点だと思う。スペックは高いのかも知れないが、使い難いのだ。
使い難さを際立たせているのが、左手でタッチするのが前提のタッチ選択を画面左側に寄せている事が多いこと。
左の図は取扱説明書から引用した。ドライバーの殆どが右利きで、停止中であってもに左手で運転席より遠い画面左寄りタッチ操作をさせるとは、ちょっといかがなものかと思う。視線移動も大きいし。
画面の左側で行う現在のこのやり方は、とてもヌルイ仕様設定だったのだと思う。
日本の技術者にもっと高給を払って優秀な人材が沢山あつまるようにして欲しい。きっと、今の技術者たちはマックスの仕事をしているはずだから。
今回は以上。
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