日産ノート4WDの純正ナビを開発した方々には申し訳ないが、どうにも使いにくい。
ナビを操作するたびに、**「本当にこれが最適なUIなのか?」**と考えさせられてしまう。
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ナビ操作の基本設計に疑問
日本のクルマは右ハンドルが主流であり、ナビの操作は左手で行うことになる。
ところが、ナビ画面上でのタッチ操作の配置が、運転席から遠い位置にリストや案内表示が出る仕様になっており、非常に使いづらい。
例えば、
- 目的地リストが左端に表示されるため、左手での操作が不便
- 「あと何メートルで右折」などの表示が画面の遠い位置にあり、視線移動が大きい
これらの仕様はプログラムミスではなく、初期の要件設定の問題だ。
右ハンドル車を前提とした場合、タッチ操作は画面右側で行えるように設計すべきである。
ナビのルート案内は精度が低い
ルート探索や渋滞回避は、外部情報に依存するためある程度は仕方ない。
ただ、Googleマップと比較すると、以下の点で不満がある。
- 代替ルートと時間差の提示がない
- Googleマップは複数のルートを提案し、到着時間の差も示してくれる。
- 純正ナビでは、最適ルートの選択肢が少なく、判断材料に乏しい。
- 右左折のタイミングが不自然
- 例えば、目前の分岐でどちらに進むべきかを知りたいときに、ナビ画面が次の分岐を表示してしまうことがある。
- **「今、目の前の分岐をどうするか教えてくれ!」**と思う場面で、次の案内が出るのは使い勝手が悪すぎる。
Nissan Connectの期待外れ
理屈コネ太郎が純正ナビを選んだのは、Nissan Connectサービスを利用したかったからだ。
最速ルート探索や最新地図更新、プロパイロットとの連携を期待していたが、
- 最速ルート探索はあまり役に立たず、ほぼ意味なし
- 最新地図更新も、ユーザーが手動で更新操作をしなければならず面倒
結局、Googleマップの方が便利なため、純正ナビの優位性を見出せない状況にある。
最大の問題はタッチ操作の位置
使いにくさを決定的にしているのが、左手でタッチする前提なのに、画面左側に操作項目が集中していることだ。
以下の図(取扱説明書より引用)を見ると、画面左側に操作パネルが寄っているのが分かる。
ドライバーのほとんどは右利きであり、停止中であっても左手で遠い位置のタッチ操作を強いられる設計は疑問だ。
視線移動が大きく、操作もしづらいこの仕様は、もう少し練り直すべきだったと思う。
日本のモノづくりに求められる課題
このような使いにくさは、日本の消費者向け製品開発の弱点ではないだろうか?
スペックや演算処理能力は高くても、UI/UXの設計段階での詰めが甘い。
開発者の努力を疑うつもりはないが、**「もう少し工夫があれば…」**と思わざるを得ない。
まとめ
- ノート4WDの純正ナビは、UIの設計ミスで操作しづらい
- タッチ操作の位置が悪く、右利きドライバーに不向き
- ルート案内の精度が低く、Googleマップと比べて不便
- Nissan Connectの利便性も期待外れ
日本の技術者には最大限の敬意を払うが、もっとUI/UXの改善に注力してほしい。
そして、優秀な人材が集まる環境を整えれば、より良い製品が生まれるはずだ。
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