ノート4WDではどんな状況でも全くタイヤが空転しない。それどころか、道路の繫ぎ目や路面のペイントを殆ど意識せずに通過できている事に最近気が付いた。
例えばレインボーブリッジやベイブリッジなどの大きめの橋の継ぎ目。一時停止後の停止線やマンホールを超える時など、『理屈コネ太郎』がこれまで経験してきたタイヤ空転スポットで、ノート4WDは全くタイヤを空転させないのだ。
その理由が、ノート4WDの制御によるものなのか、タイヤとこれまでの路面との相性なのかは分からない。わからないが、おそらく制御による空転防止であるような気がしている。
たぶん、空転させる目的で条件を整えればタイヤを空転させる事は出来るのだろうが、普通に道を走っている限り空転した事は一度もない。
GRヤリスRZHPは『理屈コネ太郎』の運転スキルを超えた性能のクルマなので、自分の未熟さを痛感させられるクルマだが、ノート4WDは自分の未熟さを微塵も感じさせない乗り手に優しいクルマだ。
そういう優しさが、ノート4WDには溢れている。もちろん、意図の不明な優しさも多々実装されているが、押しなべて便利なクルマだ。
特に、プロパイロットは、その使い方と特性への習熟に若干の時間が必要だけれども、クルマからの介入を受け入れてそれに慣れてしまえば、これはこれで長距離運転の疲労を3割くらい軽減させてくれる便利な装備である。
比較的単調な運転作業は少しだけクルマに任せて、運転者はその分の注意を周囲へ向ける事が出来るのだ。
強い降雨時にはプロパイロットは車線読み取り機能が落ちるが、しかしそれでもミリ波レーダーによるACCは機能する。そしてなにより、そういう状況下でこそ4WDの真骨頂が発揮されて2WDのクルマよりは安心できるところが嬉しい。
そうそう冒頭の道路の継ぎ目の話題に戻ろう。
GRヤリスでは道路の継ぎ目はよく分かる。路面の状況を運転者によく伝達するように作られたクルマなのだろう。
ノート4WDは、道路の継ぎ目は意識しなければ殆ど分からない。安全運転に不要な過剰な情報は電子制御で丸めてしまうのだろう…と『理屈コネ太郎』は思っている。
今回は以上。
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