『初めてのマイボートの選び方』でボートを選んだら、次は装備する電子機器の選定だ。以下、あくまで理屈コネ太郎の感想だが、35Ft未満のプレジャーボートに装備した方が絶対によい電子機器の代表格は、第一にGPS、第二にオートパイロット、若干必要性は落ちるが第三にSeakeeper Rideだろう。
GPSとオートパイロットは今や装備していないとハナシにならないほど重要な機器になった。Seakeeper Rideはあれば確実に乗船者の身体的負担を軽くしてくれる。
この3つがあると、航行が格段にラクになり、事故防止のための余裕も生まれる。結果として、安全性が大きく向上するのは、『オートパイロットが変える航海の安全性と快適性』や『Seakeeper Rideを2カ月使って分かったメリットと気になる点』で詳しく述べた通りだ。
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逆に、あまり意味がない装備とは?
装備してもしなくても大差ないのが、魚探とレーダーだろう。
魚探はその名の通り海中の魚を探知する機器だが、読み取り方が難しく、魚探があるからといって釣果が劇的に向上するわけではないらしい。レーダーについても、製品の性能による部分が大きいが、普通の航海日和ではほぼ不要。実際のところ、目視確認のほうが速く、確実だ。
魚探やソナーは「もっと遊べるかも」と期待していたが、実際にはあまり楽しめていないのが正直なところだ。ただそれば、魚探やレーダーの使い方を理屈コネ太郎がキチンと理解していないだけかもしれない。使いこなして楽しんでる人はいるのかも。
それでもレーダーや魚探が役に立つ場面
とはいえ、まったくの不要というわけではない。例えば、レーダーは予期せぬ霧や強い海面の照り返しや雨の中で他船舶を発見する助けになる事がある。また、魚探は潮汐情報が手元にないとき、直ぐに海底までの深さを把握したいときに役に立つ。
どちらもできれば回避したい状況ではあるが、いざというときに安全性を高める手段としては装備するに一考の価値がある。
ああそうそう、レーダーが搭載されていると、船がカッコよくみえるので、その点はメリットとして認識してもよいかも。何にせよ、カッコは大切だ。
結論:プレジャーボートに必要な電子機器とは?
プレジャーボートにとって、必須なのはGPS、オートパイロット、半ランク落ちるがSeakeeper Rideの、計3つだ。
一方で、レーダーや魚探は、よほど高性能・高額なものでなければ、あるいは読み取り能力に優れた熟達者でなければ、実用性も遊びの幅も限定的。コストを重視するなら、無理に装備する必要はないだろ。
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