東京湾某所に見つけた海水浴場ではない素敵なビーチに上陸したので、今回はそのお話。
どれほど素敵かは写真でわかりにくいが、いま手元にある写真はこの4枚なので、ご容赦を。
各種地図類で確認すると、このビーチは陸路でのアクセスが悪いようだ。
最寄りの駐車場からずいぶんと歩く必要があるので、このビーチまで行こうとする人の数は少ないのだろう。
実際、このビーチで見た歩行者は延べ3人。いずれもオーバーオール様の防水具を着て、長い竿をもった重装備の本気の釣り人だった。
要は、このビーチに陸路でアプローチするには、それなりの強い目的意識が必要って事だろう。海水浴場でもないから、人が居ないのは当然である。
そこは、崖がビーチに迫っているのと、海岸線が緩い入江状になっている事から風や波の影響はあまりないし、海底は遠浅の砂地で、アンカリングも簡単だ。
アンカリングして、ボンヤリと考え事をしたり、充電式電動工具で遊んだするのが、最近の『理屈コネ太郎』のストレス解消法。
どんなに騒音を出しても誰にも迷惑がかからない。
そんな素敵な場所で何度も1人の時間を楽しむうち、どうにも船から飛び出してビーチに上陸したいという欲望がムクムクと湧いてきたのは、やはりヒトが陸棲生物だからだろうか。
太古、人の祖先は海から陸に上がった生物なのだ。
アンカリングするのは波打ち際まで数十メートル程度の海上だから、泳いで渡って上陸するのも一手だが、それでは工夫がなくて面白くないし、体が濡れてしまうし、上陸後に遊ぶための玩具、キャンプ用品とか電動工具とかも運べない。
たまたま今は10月の温かい日が連続しているが、冬だって上陸したいかもしれない。
そこで、テンダーボート的な何かを用意しようってなった。
要件は、登録不要である事は勿論、分解とか畳んだりすればコンパクトになって、私の船に収納が可能で、軽量かつ海上で1人で組み立てが容易で、積載能力がそれなりにある事。
動力は、不本意ではあるが当面のあいだ人力とする。
数多くのインフレータブルや組み立て式のカヤックやカヌーが市販れているが、今回はORU KAYAK社製の製品を選ぶことにした。
ORU KAYAKは、使用時には段ボール状の樹脂製一枚板を折り紙のように立体的に折る事で船体構造を構築し、収納するときは元の一枚板状態に近づけて3枚折してコンパクト化するという、なかなか野心的な商品を作っている。(詳細は外部サイトのココをクリック)
それにけっこうカッコよい。色味も『理屈コネ太郎』の愛艇とマッチする。何事も、カッコよいというのは大切である。
耐久性とか耐候性とか凌波性とか、まあ色々と他社の製品との比較で弱点もあるかもしれないが、収納時のコンパクトさと、海上の船の上で一人で準備可能という点に価値を見出して、今回はORU KAYAK社製品を選択。『理屈コネ太郎』はシングルハンドの人なのだ。
数あるORU KAYAKの商品のなかでもサイズ、積載量、軽量、価格を考えてInletという機種を選んだ。
この商品なら常に船に格納しておけるし、準備時間も短く軽量なので、思い立った時にすぐに使えそうなのは、なんともこれからの遊びの範囲を広げてくれそうな予感がしてうれしい。
下記の写真は、スターンデッキ下の空間(ドライブ艇ではエンジンのある場所)に折りたたんだカヤックを格納したところ。
パドルは2分割式で、ウエアは多少は濡れてもよいように手持ちのゴアテックスの上下を持ち出して使用する事にした。
自宅近くのモンベルでカヤックなどのすべての用品を購入した翌日、上陸作戦を実行する事にした。
そして、当日の作戦成功の写真が以下のもの。船からカヌーに乗り移るときがちょっとシンドイ。
ああ、なんて気持ちのよい状況なのだろう?水が透明な波うち際にただ一人。
船をアンカリングした場所は水深5m前後だから気が付かなかったけど、ビーチにきて水の透明さに驚いた。
船からカヤック、カヤックから船への乗り換えに多少の苦労をしたが、それ以外は思いのほか想定通りに事態は展開してくれた。
人がいないせいか、はたまた直接流入する河川がないせいか、波打ち際の水がすごくきれいだった。足首まで水につかったら、少しのヒヤリ感にとても身が引き締まる思いがして気持ちよかった。
帰りはこんな風にカヤックを船に乗せて、ホームマリーナに向かう。
マリーナに帰ったらカヤックを真水で洗って、天日で乾かして、コンパクトに折りたたんでデッキ下に収納しよう。
前からやって見たかった係留施設以外への上陸作戦。その第1回目は特に問題なく完遂できました。
次回は、お茶や食事、日除け布など一緒に上陸して、もう少しゆっくりと時間を楽しみたいと思います。
もちろん、近隣の住人や漁業者に迷惑をかけず、釣り人とは距離をとって、帰るときは来る前よりも綺麗にする心がけでやっていこうと思っています。
因に、今回の上陸遊びを理屈コネ太郎的ボート遊び採点法(詳細はココをクリック)で採点すれば、ビーチは船で行くのが合理的な場所であり、そこの海は船でしか行けない場所なので、BとCの中間をとって3.5点。
接岸係留設備のない場所での上陸なのでγであり、3点。そこで、初めての遊びを楽しんだので3点。
10点満点中、計9.5点となり、なかなか楽しい経験だった。
乞うご期待。
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