今回は、昨年末(2022年12月末)に初めて行った伊豆大島行の反省点と改善策が出来上がったので、最初の大島行の3日後に2度目の大島行をしたお話。
前回の最大の反省点は揺れる船内での体勢保持対策を全くしなかったこと。船の揺れで体勢が動揺すると、船の操作にも支障がでるし、非常に疲れる。。
オートパイロットを使用している間はステアリングを握らない。そういう場合の体勢保持を全く検討していなかった。
なので、まず最初の一手として床に食い付きの良い靴を操縦席まわりでは履くことにした。この靴は離着岸の際にも着用するので、基本的に船室内外で共用とした。離着岸はタイミングが勝負なので、靴を着脱している暇は今の『理屈コネ太郎』にはないから。
次に、操縦席周辺で握りやすい部位を何か所か見つけだして、こういうときはココを握って身体を支える、ああいうときはあそこを握って身体を支える…というような想定を頭のなかに作った。
船が上に揺れるときは天井に頭をぶつけないように状態をかがめる、下に揺れるときは着地に備えて状態をまっすぐにして膝に少し余裕を残しておいて、背骨と膝へのダメージを膝に少しでも軽減する。
そして室内の物品の揺れに対する対策もそれなりに施した。カメラやカバンやその他が船の揺れであちらこちらに飛んでいかないように出航前に対策する。
第二の問題点は波浮港へのアプローチ。前回は大島の西側から南に回りこむルートを選んだ。大島の南の海は波が高く速度が出せない。そのため無駄に時間を浪費してしまった。今回は大島へのアプローチを東側に変更した。
このコースだとホームマリーナから波浮港までほぼ一直線なので、操船はオートパイロットに任せて私はwatchに専念できるし、時間も燃料も少なくてすむ。
第三の問題点は、波浮港の防波堤の位置関係をきちんとGPSで確認しならが接近し、ある程度まで近づいたらオートパイロット解除と左右エンジン同時制御から左右エンジン別々制御への変更を防波堤の40~60mくらい手前で実施し確認すること。GPSと目視で左右の防波堤をきちんと視認しながら操船すること。
第四の反省点は港内に入ったら安全なところで停船して、フェンダーの高さをこの港での接岸にふさわしい高さに設定すること。同時に、バウとスターンのロープを操縦席から岸に投げやすい位置に配置すること。
これらに改善点のおかげで、前回の大島行きよりは、事態はスムースに展開して、特に問題なく大島に到着し1人で接岸・係留し(写真1)、前回同様にお手洗いを済ませ、そしてすぐに東京湾に向けて再出発できた。
前回同様、出発の前日に燃料と水は満タンにしていあるから、燃料も水も、ついでに食料もたっぷりある。更にいえば時間も前回より余裕ある。
さて出発は、来た道を逆戻りで、殆ど直線コースである。波浮港を出て東に進路をとり、島と十分な距離を取りながら徐々に進路を来たに寄せて東京湾に向かう。
大島の近くの海では波が荒いのでなかなか速度は出せないが、北上するにしたがって海も平坦に近づき速度が出せるようになる。そうなると、GPSとレーダーとオートパイロットのコンビネーションで自船の現在位置、進路、進行方向にレーダー反応がなければ、まあまあの対地速度で航行する事が出来る。下の写真みたいな感じ。(写真2)
下の写真(写真3)は海況が落ち着いたので、少し周囲を見回して船の中はこんな感じですとお示ししているところ。この船はフロントガラスが逆スラントしているので、フロントガラスに室内の反射幸が写り込まないので、非常に運転しやすい。さらに、広い窓のおかげで360度の視界を提供してくれるので助かることこの上ない。
初回の大島行は2022年12月30日、今回は2023年1月2日。年末年始で船があまり出ていない時期なのも幸いしたのだろう。
大島が次第に後方に遠ざかっていく(写真4)。また来るよォ~、大島くぅ~ん…と心の中で呟いた。
時間があれば近々3回目の大島行を行いたいが、今回の航海でも色々とまだまだ反省点があったので、次回はそれらに自信をもった改善ができてからになりそう。
2022年末に一度、2023年早々に一度、2日を間に挟んでに2度も無事に大島まで行って帰ってこられたのはとても嬉しい。ボート初心者としてはまあまあの出来だと思う。
今後も色々な事を勉強して、細心の注意を払って安全にボートライフを愉しもうと思っている。
今回は以上。
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