ヤマハフェスタ31の船底塗装作業と一緒に、エンジン回りの整備と、艇内のテーブルとシンクの撤去と、スルハル孔埋めをマリーナにお願いしていて、昨日に出来上がってかえって来た。
下の写真がテーブル撤去前。とても邪魔な位置にあるので撤去。
で、下の写真が撤去後。さすがプロフェッショナル。美しい仕上がり。
下の写真は床板を外して、おそらく建造以来つもっていた塵埃を水で軽く洗ったあと。こういう時に役立つのがマキタの充電式乾湿両用掃除機(当サイト内関連ページは”ココ”をクリック)。
床板を補修して継続使用と思ったが、素材が朽ちて強度が落ちているのでマリーナに頼んで新しく作ってもらった。で、その写真が下。
なんだかすごく居心地よくなっちゃった。この状態から、さらに『理屈コネ太郎』がセイリング中に着想を得た独自の造作を艇内の拵えていく予定。
もう既にだいたいのビジョンはできている。あとは、PDCAサイクルを廻しつつ実行するのみ。
ヨットはセイリングする際の快適さが全てである。シングルハンドの場合は猶更だ。だから、どうしたって自分のスタイルに合うようにヨットを改修する必要がでてきてしまう。
さて、話を少し戻す。
マリーナに依頼していた内容の作業が終わり、ヨットを下架して海面に浮かべ、エンジンを掛けてマリーナ関係者同席で問題ない事を確認した。
このまま少し海に出るつもりだったが、何気なくエンジンを一旦切って、再度掛けようとしたら、掛からない。
これ、ラッキーだった。
もし艇を受け取ってそのまま海に出ていたら、エンジントラブルでBANを呼ぶ羽目になっていただろう。
おそらく、このエンジンは出荷時からずっと装着されていると思う。であればエンジンも前世紀の生まれ。
おそらく、折にふれて整備や調整はされていただろうが、エンジンの本当のコンディションは誰にもわからない。
マリーナで、しかも担当者がいる現場でエンジントラブルが発生してくれて、艇が私を海上でのトラブルから守ってくれたようでうれしかった。
おっといけない。『理屈コネ太郎』は乗り物を擬人化する癖があって、バイクやクルマを必要以上に愛してしまい手放せなくなる癖がある。
その私がヨットやボートまで擬人化して愛着もっちゃったら、もう一体どうしたらよいのだろう…ってことになりかねない。
ハナシを元に戻そう。
で、担当者が一生懸命に調べてくれたおかげで原因は解明され、エンジンは掛かるようになった。また交換が必要な部品を発注してくれた。
そしてなんと、その翌日に部品がマリーナに届いて、午後の早い時間には作業が終了していた。
因みにエンジンはヤンマー製の小さな8か9馬力くらいの小さいやつ。
既述の推測が正しければ、このエンジンは前世紀の製品。なのに、部品が在庫されていて、翌日朝にデリバーされている。
米国におけるアメ車や、英国における英車と同様に、日本における日本製品、日本の物流、日本のエンジニア、日本のメカニック、最高である。
艇もエンジンも艤装も前世紀のものだが、なんだか出会うべくして出会う運命にあったようなヨット…なんて、ちょっと気障すぎですね。
今回は以上。
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