医者の患者への態度が悪い理由を説明するのが本頁の目的である。読者の受診行動の一助になれば幸いだ。
結論を先に述べると、態度の悪い医者が多い理由は、過去に出逢った最低の問題行動患者に心理的に痛めつけられた医者が、2度と同じ思いをしないように心理的ガードをやや拗らせて固めているのが、患者から見ると態度の悪い医者に見えるってこと。
もちろん、その医者のもともとの資質で態度が悪いって場合もあるだろうが、そういうケースは少数だと思う。たいていは、過去の痛い経験から拗らせた防御姿勢をとっているのだと思う。
ただ、臨床経験を長く積み、それ以上に人生経験を積んだ『理屈コネ太郎』には、たいていの問題行動患者も、過去に態度の非常に悪い医者に出逢って防御姿勢を拗らせてしまっているって事もわかって来た。
もちろん、生粋の問題行動患者も少数ながらいるだろう。
態度の悪い医者と問題行動患者は、ニワトリと卵の関係だ。どちらが先か後かはわからない。相互に原因と結果と関係にある。
因みにだが、『理屈コネ太郎』自身は生来の資質として態度が悪いタイプの人間だと思う。そう思う理由は、小学生の頃はよくクラスメートにハブられたし、中学生の頃にはよく先輩から呼び出されてトイレで痛い思いをさせられたから。
集団の規範に背く傾向がもともとあるから、そういう事が起きるのだろう。
実際に、医者になってからネットの掲示板に固有名詞いりでクソ医者と書かれた事もあるし。
しかし、態度悪医者と問題行動患者のニワトリと卵の関係性が理解できて、問題行動患者のパターン分類ができるようになると、練習と技術でその診療に関する患者との会話をハンドリングできる。
かなりの問題行動患者に対しても社会人として敬意をもって対応しつプロとしての規範と基準に沿った診療を行えるようになってきた。
とはいえ、はやり未知型の問題行動患者と出会うと、拗れた防御姿勢をとってしまう事は年に数回くらいある。
と、まあ、そういうわけだから、態度の悪い医者に患者として出逢ってしまったら、決してプライドの高い医者なのね…という陳腐なステレオタイプに考えず、「ああ、過去に酷い問題のある患者さんに出逢って苦労した経験があるのね」と少し憐憫の情を抱きつつ、ご自身がそういう問題行動患者ではないのだと、喋り方や態度でその医者に分かるようにしてみてはいかが?
生粋のクソ医者でないかぎり、何度か診察に通ううちにあなたを患者として信頼し始めて、クソ医者っぷりのレベルを下げてくると思うから。
今回は以上。
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