客の心得 嫌われたら損

昭和の大歌手三波春夫先生は「お客様は神様です」と言った。三波(敬称略)のこの言説の本来の趣旨を知る人は意外に少ない。

三波のサイトに行って、是非本来の趣旨を理解して戴きたい。外部リンク「『お客様ま神様です』について」を開く)

現状では、客も店も、お金を支払う人こそが神の如く偉いのだのだ…みたいな解釈をしている人が多い。

だがこれは明らかに危険で誤った考えだ。『理屈コネ太郎』がその理由について少し解説したい。

巷間流布している「お客様は神様だ」の考えに従って無礼に振る舞う客は、もうこれは絶対に損すること間違いなしだ。

下手をすると店側からサジを投げられて相手にしてもらえなかったりする。

何故なら、客も店の従業員も人間なので、人間の心理として、店側は無礼で嫌な客にはサービスの質を落とすからだ。(サービス」の考え方については当サイト内当該頁を参照されたい

簡単にいうと店は無礼な客へのサービスにハートを込めないのだ。手抜きはしないが、平気的なテンプレ的なサービスしかしない。

無礼で嫌な客と、適度に礼節を弁えた良い客とで、店側が同じサービスを行うことは、人間の心理としてあり得ない。

店側は無自覚で無意識かもしれないが、絶対にこういう人間が故の差が出る。

良い客は、自分が支払う金額の価値の高々を知っている。だから、自分が支払うに額に見合う以上のサービスを店に求めない。よって、客と店側は”Win Win”なのだ。

店のWinを考えてくれる客には店もハートを込めたサービスをする。だって人間だから。だってまた来て欲しいから。

自分を神だと誤認している客は、自分のWinばかり求めて、店側のWinを考慮しない。これでは、嫌われる。

こんな客が店にハートのこもったサービスを求めるのはムリ筋である。

ここでいうサービスとは、価値を創造する人間の行動全てだ。(当サイト内関連頁を開く

サービスは全ての産業や事業に内包されている。そしてサービスは人間によって行われる故に、その質はサービスする側の人間の心理に大きく影響されるのだ。

だから、店に嫌われるような言動をとる客は、好かれている客に比べて質の低いサービスしか受けられずに損する事となる。

場合によっては出入り禁止を言い渡される。

言い渡されたら、「おれは客だぞ」と凄んでも意味がない。支払う金額の高々に見合わないほど嫌な奴だと烙印を押されたのだ。こうなると相手にしてもらえない。

「客は神様だぞ」と脅しても意味がない。それっぽっちの金額では神様とは認めてあげませんよって言われているのだから。

自分が客の立場に立つときは、店側の立場も考えて行動しよう。それが客が持つべき心得だと『理屈コネ太郎』は思う。

なにも好かれようとする必要はない。無礼な振る舞いさえしなければいいのだが、これが出来ない人が少なくない。

当たり前の事だが、そもそも嫌われて得られるものなど何もないのだ。好かれなくても、嫌われないだけで十分だ。嫌われない具体的な行動については当サイト内『客の心得Ⅱ』を開いてを参照のこと。

今回は以上。

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