柔道一直線 テレビ版 全93話 アラスジ 勿論ネタバレあり。

柔道一直線はある年齢以上の日本人男性なら必ず知っている、1969年6月22日から1971年4月4日までTBS系列で毎週日曜日19:00 に放送された。 一話30分全92話の連続テレビドラマである。
余談だが、ウルトラマンは1966年7月17日放送開始、仮面ライダーは1971年4月3日放送開始。 仮面の忍者赤影は1967年4月5日放送開始。

主演は桜木健一。

 このドラマは、近藤正臣演じる高校生の結城信吾が、ピアノの鍵盤に飛び乗りバレリーナの様な足取りで猫ふんじゃったを演奏するシーンが非常に有名で、珍シーン名シーン的に何度も放送されたので記憶に残っている人も多いが、最終回まできちんと観た人は殆どいない。

 なので本稿では、このドラマの時代背景や登場人物の心理、また当時の制作陣達が多彩な表現手法を駆使して意図したであろう効果を考えながら、本作の魅力を最終回まで読者とともに堪能しようと思う。

 物語の時代設定は東京オリンピック1964の5年後。 外国人との試合で落命した柔道家の亡父の背中を追いかけて柔道に日々邁進する中学生一条直也が日本選抜高校生として世界レベルにまで駆け上がる過程のお話。

 東京オリンピック1964は、1964年(昭和39年)10月10日から10月24日までの15日間に開催された第18回オリンピック競技大会。戦後約24年が経過しても、1969年の日本にはまだまだ戦後の雰囲気が充満していた時代。

 1950年6月に勃発した朝鮮戦争が米国と中朝連合軍との間で休戦したのは1953年7月。終戦、朝鮮戦争、東京オリンピック。 激動の次に訪れた右肩上がりの戦後経済のなかの青春スポーツドラマが本作、柔道一直線。

 『理屈コネ太郎』は桜木健一と吉沢京子が主演を演じるこのドラマをAmazon Prime で約50年ぶりに視聴している。

 今観て思うのは、まあとにかく、役者達の身体能力と表現力、芝居のスキルが素晴らしい。

 また、登場人物たちが語る台詞は人情味に溢れ、しかしその含意はとても深く鋭く人生の厳しさと素晴らしさを観る者に感じさせる。 ナレーション、BGMも魅力満点。

 テレビジョンが全盛期に入りつつあるこの時代、舞台演劇などで勉強した役者、原作者、脚本家、音楽作家などが大勢いたのだろう。

 古典に親しみつつも実験的手法にも憶せず基本を大切にしながら新規の挑戦を忘れない。 そういう人たち。

 本作の中で描写される柔道には当身があったり、荒唐無稽の必殺技があったり、その必殺技の名を試合中に叫んだり、登場人物達が勝手に決闘まがいの野試合を夜中にやったり、滅茶苦茶ではある。本作放送時にはすでに確立していた講道館柔道とは似ても似つかぬ、劇中柔道が展開される。

 しかしそれは本作の本質的価値を全く毀損しない。

 柔道に青春をかけた少年「一条直也」を中心に、真摯に自分と環境に向き合って生きる若者たちが織り成す、やがて鋼鉄になるべく今は溶鉱炉でただ溶けて燃えている時代(劇中にジョン・F・ケネディーが言ったとされる言葉として紹介される)を描写した、ある種の群像劇なのだ。そしてその描写がなんとも素晴らしいのである。

 本作は、ぶっちゃけ虚構ばかり、出鱈目ばかりであるのだが、人間のある種の本質を的確に明瞭に描出している虚構と出鱈目が人間の本質を浮かび上がらせる。

 男性陣の芝居以外にも、主人公に恋心を抱く少女ミキッペ、女手ひとつで食べ盛りの一条直也を育てるかあちゃん(劇中の名は一条トメ)。劇中の彼女たちの存在感と、彼女たちを演じた女優陣の力量も凄い。
 ああ、それから、女性ではないがミキッペの弟の三平も凄い子役だ。

 ただ、原作者の一人に梶原一騎が居るのせいか、登場する男達の心情は時に拗れている。物語の展開も時に無意味に過酷で苛烈だったりする。

 しかし、現在の日本のドラマの信じられない程のつまらなさを考えると、かつて日本には豊かな教養をもって、人間の機微にあふれたドラマを作れる人達がいたのだなあ…と再発見して妙にうれしくなる。

 先ずは本作の主な登場人物を紹介したい。

一条直也:本作の主人公。演じるは桜木健一。母子家庭に育つ柔道少年。柔道家だった亡父の面影を追い、柔道に直向きに打ち込む。すぐに解答を教えてもらいたたがる甘ったれた精神の持ち主である。迷いの多さ、心の弱さを師である車周作に指摘されるが、一向に自覚する気配がない。

車周作:一条直也の柔道の師。演ずるは高松英郎。自身が考案した必殺技”地獄車”で人を殺め、講道館を追われた在野の柔道超人。
弟子の直也と右京(…と実はもう1人)には柔道家として、1個の人間として自分の道を歩むように指導するが、昭和のオジサンの美徳である寡黙さゆえになかなか弟子たちに本心を理解してもらえない。
手製の掘っ建て小屋に住み、自給自足的な隠遁生活を送っている。住民票はどこに置いていたのか今の『理屈コネ太郎』には疑問。

嵐先生:直也が通う青葉中学柔道部顧問の先生。演ずるは牧冬吉。白影を演じた人物といえばわかり易いだろうか。柔道の腕はからきしだが、生徒思いで恐妻家の好人物。常に直也の心情を察してくれる。

赤月旭:劇中最初に登場する直也のライバル。演ずるは真山譲次。中学時代からの直也のライバル。端正な外見と合理的思考の持ち主。敵の試合を録画して研究する進取の気風の持ち主。そしておぼっちゃん。

大豪寺虎男:剛よく柔を制す男。演ずるは保高正伸。劇中”わが剛道部は”と発言し、謎の体術である剛道を遣うのだが、何故か柔道の公式大会に参加してくる他校の、おそらく直也より上級の生徒で豪放磊落な人物。豪快で力任せだが、時に鋭い考察を述べたりする。

風祭右京:一条直也のライバルの一人。演ずるは佐々木剛。明和高校同級生達の中でただひとり他の生徒とは色の異なるの詰襟征服をビシッと着るオシャレな高校生。在野の柔道超人車周作を明和高校柔道部コーチに招聘し、必殺技”地獄車”を直伝される。右京もまた数々のライバルの出現に自身の生き方を揺さぶられる。

結城信吾:天才高校柔道家。演ずるは近藤正臣。一条直也の通う高校の先輩。ピアノの鍵盤に乗り足で猫ふんじゃったを弾くシーンはあまりに有名。彼のストイックな生き方、ブレない信念は時に軋轢をうみ誤解を招くが、しかしそれでも彼の信念は揺るがない。ある意味で、既に完成された人格ともいえる。

みきっぺ:一条直也の中学高校の同級生。文学の素養のある、可愛い女の子。粗暴で甘ったれで短絡的思考の直也にアドバイスや救いを与える直也の良き理解者。

かあちゃん:柔道家であった直也の父が他界してのち、直也を鮮魚店を営みながら育てている。優しく、大きく、時に厳しく、時にユーモラスな、器の大きな女性である。

丸井源太郎:車周作の地獄車によって父の丸井六段が落命している。

それでは、一話ずつ全話をレビューして行こう。

 

第1話 かっこいいぞ地獄車
 昭和39年東京オリンピックで柔道がオランダのヘーシングに体格差で敗北した…という導入で始まる記念すべき第一回。
 柔道家であった亡父の背中を追うように柔道に邁進する中学生一条直也は、かつて講道館の鬼と恐れられた車周作と彼の必殺技”地獄車”を偶然に目撃して魅了される。
 車周作は講道館における丸井六段との試合で地獄車をつかい丸井六段を落命させていた。
 そして丸井六段には丸井円太郎という、直也と同じ年頃の息子がいて、直也と同じように柔道の道で亡父の背中を追いかけていた。

 

第2話 地獄車の弟子
 直也は車周作に弟子入りを申し込むが、丸井六段との経緯から自分は既に柔道を棄てたと言って弟子取りを拒む。  しかし、直也の弟子入り出来ないならば死んだ方がましだという真摯な願いを聞き入れて、弟子入りを認める。

 

第3話 鬼車 悪魔車 涙車
 車周作と直也の稽古が始まる。鉄下駄を履かされたり、車の稽古が想像以上に過酷なので挫けそうになるが気をふるい立たせて車に
立ち向かう直也。
 そんなある日、直也の母親が病気になる。直也は看病するために稽古を休みたいと申し出るが、車は直也を軟弱と断じる。
しかし、直也のただ1人の母を思い行動する姿をみて、車は直也を認め始める。

 

第4話 直也まんじ車
 この回では、師匠である車周作の柔道バカぶりと弟子の直也との柔道に対する意識のズレに焦点があてられる。
 車周作は意図や戦略を何も語らず、ただただ直也に稽古をつけるのみ。その厳しさに反発する直也だが、他校との練習試合を通じて車周作の意図を自然と悟ってしまう…というお話。
 車は言葉では全く説明していないのだが、一条直也がただただ内発的に悟る。車周作はその環境作りを少し手伝ったという程度。
昭和的な「大切な事は自分で悟るのだ」的なストーリー展開に歴史感が出てて最高。因みにタイトルと内容の関係は不明。

 

第5話 突風赤月車
 この回では、初めて直也の真っ当なライバル、赤月旭が現れる。
自分の練習やライバル選手の試合を動画に録画して研究するという先取の気風の持ち主であると同時に、お金持ちのボンボン息子であり、更には中学柔道界の天才と称される程の実力の持ち主。もちろん美形でオシャレ。
 車周作は、直也が今後出会うであろう強いライバルに立ち向うには、一条直也オリジナルの必殺技を編み出す事が必要だと直也に話す。
直也は苦労のすえ巌流中学との試合で、二段投げというオリジナル技を編み出す事が出来た。

 

第6話 爆進 破れ車
 二段投げを会得した一条直也は全日本中学生柔道東京大会を控えて有頂天気味。地回りと思われる連中の諍いに介入して、兄貴格の男を投げ倒してしまう。
警察沙汰になり大会出場ができなくなった直也に助けの手を伸ばし出場を可能にしたのは、お坊ちゃん中学生赤月旭だった。
 赤月は直也の師匠が車周作であることを知り、二段投げを研究しつくしていたのだ。赤月は二段投げ対策を完成させていたのだ。恐ろしい中学生だ。
そして車周作もまた、赤月がすでに二段投げ対策を完成していると見抜いていたが、その対策を破る方策をあえて直也に伝授しなかった。
 それを知った直也は車周作を鬼だなんだと責めるが、車周作はこれまでのように直也に自分の気付きによって更なる二段投げの完成を目指してほしかったのだ。

 

第7話 必殺二段車
 直也はいじけまくって敗北の屈辱から立ち直れていない。そんな直也に、赤月旭が直也対赤月戦の動画を研究材料にしてほしいと託す。動画を研究して科学するスポーツをして欲しい、次の自分との試合では健闘して欲しいと言い残して。
 この動画を見て、赤月旭がいかにして二段投げを破ったのかを知る直也。そして偶然に火事場で子供を助ける行動の中で着想を得た改良版二段投げ。その新二段投げで赤月を破ったことを車周作に報告するが、車はたかが中学生同士の試合の勝った負けたで喜ぶんじゃない。わしがお前に子供相手の柔道を教えているのではないといって直也を追い払う。
 追い出された直也や地面に大の字になりながら勝利の喜びを叫ぶのだった。

 

第8話 鬼車 火炎車
 昭和の柔道をテーマにした物語には敵役として空手家が登場することが多い。いや柔道一直線の場合は、原作者である梶原一騎がその頃から胸に秘めていた”異種格闘技戦構想”の発露が随所に散りばめられているというべきか。
 今回は、あの実在の空手家大山倍達が主宰する、劇中では北辰会館という名称の道場より鬼丸雄介というが空手遣いが直也のライバルとして登場する。

 再三にわたる鬼丸の執拗な挑発により、直也は鬼丸と野試合いをすることになる。野試合の最中、鬼丸の師である大山倍達が突如現れ、私闘の禁を破った鬼丸を破門する。
鬼丸は「天下に我一人、一匹狼としてまた君の前に現れる」との言葉を直也に残して立ち去る。
大木を手刀や蹴りで破壊する能力を持つ中学生が、「天下に我一人云々」との言葉を吐いて立ち去る場面にまだ子供だった『理屈コネ太郎』はえらく痺れたものだ。

 

第9話 直也 破門車
空手に負けない柔道家になりたいと懸命に稽古をする直也に、車周作は強くなるには自分と戦え。自分と戦う一環として自分が留守中の周作の山小屋で柔道漬けの生活を命ずる。
それは、若き日の大山倍達氏が山籠もり修行をした事に倣ったこと。一人で自分に向き合えという事らしい。
直也が周作の小屋で最初の夜を過ごしているころ、前出の空手遣い鬼丸雄介が、直也を騙り方々で二段投げで狼藉を働き警察沙汰になる。
犯人の濡れ衣を着せられた直也は、周作に破門を言い渡される。周作は、破門を解いてほしくば自分の力で真犯人を捕まえて来いという。こういう無茶の指示を出す師匠と、それを真に受けて苦闘する弟子の構図は、後の梶原作品によくみられる。
 直也が破門される様子を木の上で隠れて見ていた鬼丸雄介は、直也も自分も師匠から破門された一匹狼同士、存分に戦えると一人呟く。

 

第10話 決闘 竜虎車
 
鬼丸は直也に直接話すため、直也の自宅を訪れるが直也は不在。鬼丸の服にほつれを見つけた直也の母ちゃんは鬼丸の服を繕ってやる。母ちゃんの母性に鬼丸の気持ちに動揺が起きる。鬼丸は直也の帰宅を待たずに辞去する。
 鬼丸雄介に濡れ衣を着せられているのに気づかぬまま、直也はインターナショナル少年柔道大会が開催される事を知る。また赤月のアドバイスより、二段投げの通り魔が鬼丸雄介の犯行である事も判明した。その直後、直也は鬼丸からの一対一の決闘を挑まれる。
その決闘に向かう前に、母ちゃんやミキッペに直也なりの別れを告げる。
決闘場で対峙する鬼丸の打撃は凄まじい威力を発揮する。直也は鬼丸との決闘を開始する。そこに、鬼丸の欠点を幾つか発見したと豪語する秋月が登場して、更には車周作が立ち合いとして現れる。

 直也に直也の母親の面影が重なった鬼丸は、直也の二段投げに投げられその場を去る。「俺はお前の母親に負けたのだ」との言葉を残して。
 しかし、実は紙一重の決定的な実力を差で直也の方が負けていたのだ。直也は自分が勝った気でいたが、実は自分が勝たせてもらっていたのだと車周作に諭される。
 直也は破門を解かれ、車周作とともにインターナショナル少年柔道大会に向けて猛訓練を開始する。
そしてなんと車周作は、鬼丸との決闘を機に直也の柔道修行の一環として巻藁付きを導入するのだ。
柔道に打つ突くは封じ手だが、試合の際の腕同士の凌ぎあいを少しでも有利に展開するのが目的であるとの理由から。
 確実に空手に寄せてきている。
この回は、この頃すでに極真会館を題材とした劇画の発表を考えていた梶原が、柔道一直線のスジに沿うカタチで空手にハナを持たせて負けさせる工夫をしたのではないかと『理屈コネ太郎』は考えている。
 劇画「空手バカ一代」が少年マガジンに発表されたのは1971年なので、そんな感じかなあって勝手に思っている。

 

第11話 直也 泣き虫波車
 各国から国際少年柔道大会に向けて選手たちが日本に到着する。その中の一人、米国代表のロバート・クルスは覆面で顔を隠し、柔道キッドとあだ名される有力選手。
周囲の誰一人としてロバートが覆面を被る異様さを指せずに、すんなり受け入れているのが梶原ワールド。
『理屈コネ太郎』は物心つく前から梶原ワールドに引き釣り込まれていたのだと、今更気づく。
直也や世界少年柔道大会の日本代表に選ばれるが、この回でも、直也は
濡れ衣を着せられるし、車周作から難問を与えらる
 今回の直也は、濡れ衣を敢えて甘受する心意気を見せる一方、母親に可愛くお小遣いをねだったり、ミキッペと自然と手をつないだり、仇敵の危機を救ったり、当時のテレビの前のチビっ子達を痺れさせるキラキラしたカッコ良さがあった。
余談だが、警察官として登場する俳優、大泉滉の怪芝居が面白かった。

 

第12話 烈風 エビ車
国際少年柔道大会米国代表選手ロバート・クルスが、本物の柔道家車周作に勝負を挑もうとしているとき、ロバートの必殺技ライナー投げを破る方法を見つけた直也が駆けつける。
師匠である車周作に勝負を挑むロバートに対して、お前のライナー投げは攻略した。俺が相手になってうやると名乗り出る直也。
それを聞いた車周作は途端にロバートと勝負を始める。ロバートのライナー投げによって遠くに飛ばされるが立ち木の枝に捕まって難を逃れる周作。自分の勝利を宣言して立ち去るロバート。
ロバートが去ったあと、ブーメランを使ってライナー投げの攻略法を説明する直也。今の自分ならロバートに勝てるという直也を、試合の前に自分の技を見せるバカがどこにいる…とどやしつける。
日本人が外人に柔道で負ける事を受け入れられない直也は、翌日ロバートと対戦する予定の赤月旭になかば押し付けるようにライナー投げ攻略法の”エビ車”を伝授する。
だが試合当日、赤月旭は直也から伝授された技を使用せずにロバートに敗北。あの技は君自身が使ってロバートを倒せと赤月はいう。
赤月を倒してはしゃぐロバートを見て、翌日ロバートと対戦する予定の直也は勝利を誓うのだった。

 

第13話 鮮血 車かえし
 柔道キッドと異名をとるロバートは、直也ゆかりの地で問題を起こしては直也を挑発する。
 ライナー投げ攻略法であるエビ車は腿に強い風を受けるため、腿の使い方が空中での姿勢制御の要であることがわかる。
 直也ゆかりの柔道場に殴り込みに来たロバートは多くの道場生を捩じりふせ、日本柔道は弱い言わせと暴虐の限りを尽くす。
 そこに現れた直也は、もう我慢ができないと、ロバートの挑発にのり野試合をおこないライナー投げを海老車で破ってしまう。
 海老車の空中姿勢の要諦が腿の使い方にあると知ったロバートは、地回りに金を渡し直也を襲わせ、腿に怪我を負わせる事に成功する。直也は往診した医師に、今回の国際少年柔道大会の出場は見合わせるように指示されてしまう。
 が、直也の沸騰する若い血はそれでは収まらない。ロバートとの試合場に向かう。試合では、ロバートは徹底的に直也の腿の傷を攻め抜く。
 必死の力を振り絞り直也が放った二段投げを封じたロバートはライナー投げを直也に仕掛ける。
しかし腿を負傷した直也は空中姿勢を制御できず、投げられた先に掲揚してあった大きな日の丸国旗に叩きつけられる。しかし、国旗に包まれた事で床に落ちた時の衝撃が緩衝された。直也は日の丸の旗に救われたと歓びに咽びなく。日本柔道に殉
じた父に抱かれた気持ちだったのかも。
 直後、ロバートの地回りをつかった傷害行為が判明し、ロバートの勝利は取り消され、直也が勝利者となるのだが、直也はそれをよしとせず、優勝カップを受け取らない。
 自分の必殺技である二段投げを破られ、加えて敵のライナー投げに投げ切られてしまった事は事実であり、そうであるなら優勝カップを受け取れないと直也はいう。
 しかしいつの日か、自分の実力でそのカップを受け取りに来るとも言い残して会場を去る。
 直也は、車周作のもとに向かう。周作は試合の事には一切触れず、足がダメだったら腕がある。腕を使って畑作業を手伝ってくれという。
 しばらく周作と並んで畑作業をしていた直也が突然しゃがみ込み泣き叫びだす。ちくしょー、俺はやっぱり悔しいんだよーと。直也の心の叫びであった。

 

第14話 剛道にぶち当たれ
 稽古のあと、直也に三船十段の”柔道の極意は玉にあり”という言葉を残し、車周作は旅に出る。
さて、この回では剛道という武道が登場する。剛道がいかなる武道なのかの解説は全くなく、しらーっと何気なく登場する。
 本作で登場する剛道は、強靭な体力を土台として、投げもあり、当身もあり、しかし今日で見られる総合格闘技とは全く違う、なんとも言えない戦い方をする格闘技。第8話に登場した空手遣い鬼丸雄介の繰り出す技とは明らかな異なるので、空手とは違う武道であると視聴者にわからせている。
この剛道の遣い手に、自分では勝てぬと知りながら一騎打ちの野試合で敗北した
親友、円太郎の意気に感じて事と、そして未知の武道剛道を知りたい探求心に抗えず、直也は他流試合を禁じる車周作にあてて指導に従えない自分の至らなさを詫びつつ師弟の関係を解くための別れの手紙を書いて剛道との野試合に赴く
二段投げを破られて敗北直前の直也の脳裏に、三船十段の言葉が蘇る。直也は剛道の技に敢えて抗しない工夫で勝利する。
この野試合を見ていたのは、旅から戻った車周作と剛道遣いの高校生、大剛寺虎雄であった。

 

第15話 大豪寺をぶっ飛ばせ!
 高校生である大豪寺虎雄は髭をボーボーと生やしたマッチョな男。
その大豪寺からの提案で、大豪寺の後輩中学生剛道部と直也の青葉中学柔道部で交歓稽古をすることになった。
 その際に見せる剛道部員の体術は、んー、やっぱり梶原一騎的な空手のイメージかなあ。でも柔道の要素もないわけじゃないしなあ。とにかく、梶原一騎が空手を意識して、物語にアクセントをつけるために創作した武道だと思う。
さて、一条直也と大豪寺は練習試合での技と力のぶつけ合いを通じて、大豪寺は「お前とならいつか命を懸けられそうだ」との言葉を直也に残し、グワッハァッハァッハァッハァッと豪快な笑いを残して去っていく。
大豪寺虎雄は一条直也よりも数年年長のはずだが、直也の直接の第2のライバルとして視聴者に認識させた回であった。

 

第16話 剣道の鬼をぶちやぶれ!
 直也の前にとつぜん北辰一刀流の剣術遣い(演ずるは藤岡重慶)が現れる。この剣術遣いは、直也の両親の古い友人で、直也の父親と直也の母親を取り合った初恋の人であった。
 剣術遣いの挑発にまんまと乗った直也、何時ものように野試合をする。他流試合禁止の定めはどこへいったのか。この野試合は勿論真剣ではなく、木刀で行われ、一度目は直也の敗北に終わる。
ふとした事をきっかけに太刀筋の回避法を思いついた直也は、さっそく再野試合を申し込む。
 野試合の最中、トメ(直也の母親前)が割って入って直也を庇うが、剣術遣いも直也も戦闘継続を望むので野試合は再開し、直也の新ムーヴで剣筋を避けて懐に入り込み剣術遣いを投げる事に成功した。
野試合ののち、直也の父親代わりのつもりで稽古とつけたかったという剣術遣いの気持ちがわかり、直也はトメに初恋の相手として九州へ帰る
剣術遣いを見送るように送り出す。

 

第17話 赤月旭を投げ飛ばせ!
 中学同士の対抗試合で、直也と赤月旭は試合をすることに。どうやら赤月は直也の二段投げを破る方策を完成させたようだ。
 赤月が見出したであろう二段投げ破りを破るため直也は車周作と稽古に励む。
 一方、赤月家に書生として生活するタツマは、赤月旭を勝たせるために、直也を闇討ちして返り討ちにあったり、直也の母トメにケガをさせたりと悪行をするが、その度に直也や旭に事が露見してしまう。
 トメのケガに事件性を見出した警察が一条家を訪ねて質問しているところに、赤月旭に連れられてタツマが現れる。
 目撃者の証言もあり糾弾されるタツマだが、上京して赤月家に宿泊しているタツマの高齢の母が息子を庇う。
その姿をみた直也はトメのケガはタツマとは無関係だと主張しタツマを庇うタツマ母を安心させる。
直也のこの行動を見た旭も、タツマを責めるのをやめるが、直也に負い目を感じた赤月旭は、直也との試合に敢えて敗北する。
試合後に、直也は真剣な試合を邪魔された悔しさを旭にぶつけ、そして2人は今度こそ堂々と勝負しようと約束を交わす。直也のこの悔しさは、第13話を思い起こさせる。
ところで、この回では、書生タツマが旭を助手席にのせて車を運転して登場する場面がある。その時のクルマが、ハードトップを装着した白い車体のコルベットC2
ミキッペや直也の普段着も随分とオシャレだが、こういうちょっとした箇所にも作り手の気配りが窺えて、やはりこのドラマは凄ェ!って思える。

 

第18話 勝て!勝て!勝て!
 この回では前のエピソードとは対照的に、対戦相手のホシガミが孤児である事を不憫に感じた直也が意図的に試合に負ける。車周作が直也の頬をたぶん平手で叩いて直也のその心情を叱る。そして「凡て武道を志す者、丸木橋を渡る心境であれ」と宮本武蔵の言葉を引用して、つねに真剣であれと諭す。
 その頃、直也に勝ちを譲られたと悟ったホシガミ。2人はふたたび試合し、直也が二段投げで勝利する。
 試合後、路上で偶然に出会う2人。オリンピックで会うことを誓い合う。
 ちなみに、ホシガミはレスリング選手であり、直也と雌雄を決するためだけに柔道部に入部して、私闘を禁じられた直也と試合する機会をつかむ戦略家である。
 オリンピックで会うという約束は、直也は柔道選手として、ホシガミはレスリング選手として、互いに世界の頂を目指そうという意味。

 

第19話 燃えろ!不死鳥
 この回では3つの再生が描かれる。
まず轢かれそうな子供を助けて自分がトラックにぶつかり大けがを負う車周作が快癒するのがひとつ。
学業に無関心で成績不良のために柔道を禁止された直也が勉強に本腰を入れ始めて柔道解禁を予想させる事がふたつ。
用心棒グループの下っ端になっていた鬼丸がリンチを経てグループを抜け、大山道場に帰り再び空手修行に邁進する事が3つめ。この3つの再生を巧みに描いている。
ただし、車周作と鬼丸の再生は2人の鬼気迫る精神力による再生だが、直也の再生は少し甘ったれ小僧の描かれ方をしている。
ガールフレンドと親友に勉強を教えてもらい、それを優しく見守る母親がいる。リア充だ。
リアルタイムでこのドラマを観ていた男の子達は心をワシ掴みするわけである。

 

第20話 燃えろ!かんぬき相撲に勝て
 地方出身の相撲中学生が、テレビ番組で力業を披露して賞金を獲得する。その際、一条直也を倒す旨の発言するのを、直也、ミキッペ、三平、トメは観る。同じ場面を観ていた車周作は、どうしたらウデを使わないでも柔道を出来ると直也に考えさせる。
相撲中学生が直也を倒したいのは、契約したい相撲部屋が直也を倒せば200万円の契約金を払うと約束したからだ。直也の強さが評判を呼んでいるって事だ。
相撲中学生に親はなく、相撲で稼いで地元に残してきた七人の弟や妹たちを東京に呼び寄せて大学に行かせるのが自分の勤めだという。
情にもろい直也だが、これまでの赤月旭や、ホシガミとの闘いから、勝利を譲るのは心にシコリを残すことだと知っていた。
相撲部屋の弟子たちに拉致された直也は、相撲少年と勝負をする。車周作から与えられた課題を考え抜いていた直也は、相撲少年の得意技を破り、投げ飛ばして勝利する。
敗北した相撲少年は今度は必ず直也にかって契約金を500万にする男になってみせるといい、故郷に帰る。
直也を拉致した相撲部屋の親方、この親方が相撲少年を唆して直也と勝負をさせたのだが、それは相撲少年が自身の強さに溺れて傲慢になっており、このままでは良い力士にならないので、相撲少年の鼻っ柱を直也に追って貰いたかったからだと説明する。

 

第21話 赤マスクをはぎ取れ
 この回では、以前、直也に勝つために金を使って地回りに直也に怪我をさせたジュードーキッド、ロバート・クルスの弟ジョン・クルスが兄の復讐のために直也の前に現れる。
ドラマ冒頭では、優等生ズラしているジョンであったが、青い全身タイツに赤いマスクと赤いマントという変態感丸出しの格好で直也を付け狙う。
この赤マスクの戦い方は、凶器を使って相手を痛めつけるという昭和のプロレスそのもので、なんともお下品。
 最終的には直也に敗北し、柔道は復讐に使うモノではないと諭される。
 直也は、強くて優しくて茶めっ気のある母ちゃん、ガールフレンドのミキッペ、ミキッペの弟の三平、中学の柔道部顧問である優しい嵐先生、そして亡父の面影が重なる厳しい師匠の車周作に囲まれて充実した中学生生活を送っている。 

 

第22話 クサリ棒を打ち破れ!
 この回では、かつて直也の父と試合をして敗北した男の息子が、直也の敵として登場する。クサリ棒という得物を遣う、天草流古武術の継承者である。
今回の敵は、天草から都会に出てきて武術で天下を取る野心がすっかり醒めて、俗世間の中で楽しく生きたいというのが本音のような人物だが、直也の父に試合で負けた父親からけし掛けられて、本当は乗り気ではない直也との勝負に挑んで敗北し、直也に一部の詫び状を残して立ち去る。
詫び状の内容は、自分が直也に敗北した事を認め、天草流古武道を捨てて今後は生きる事の誓いであった。

 

第23話 くたばれ大豪寺
 車周作は直也に足払いを教えようと、足払い練習用の手製の器具を与えるが、直也は乗り気しない。
その頃、高校生(高校生のくせに!)である剛道遣いの大豪寺達は、町道場破りを続けている。大豪寺達に敗北した道場は、剛道流の看板を掲げさせられる。
直也にゆかりのある町道場にも大豪寺達が押し寄せてきた。剛道部と道場の3対3の対抗試合で雌雄を決することになる。
道場門下生と剛道部員の一戦では剛道側が勝利。直也の頼れるライバル赤月旭が道場側に助っ人で参加して勝利して一対一に。直也と大豪寺の試合の勝敗が対抗戦の勝負を決めることに。
直也は大豪寺に得意の二段投げを掛けるが、これを簡単に破られ一本負けを喫した直也は車周作に泣きつく。
車周作は、直也の二段投げ頼みの姿勢をバカの一つ覚えと断じ、直也の亡父の一条五段は足払いの名手であり、車周作もその足払いで講道館の畳に叩きつけられた。その足払いを鍛えたのが、クルマが直也に与えた道具であったことを告げる。
 直也は手製の足払い練習器具をみて泣き崩れる。

 

第24話 ジュードーサタンをうて!
 成長著しい直也を見て、車周作は師匠と弟子ではなく、柔道をともに追求する仲間として認める。2人の柔道家として、早朝から稽古を始める事になった当日、母ちゃんが自転車で転倒して怪我をする。代わりに直也が河岸に行って魚を仕入れてきたので車周作との時間に遅れてしまう。
 事情を説明し車に理解を求める直也だが、車は直也が車に認められた自分に過信をして一日くらい稽古を休んでも大丈夫だと考えた事見透かされてしまい、破門を食らう。
 世界選抜柔道大会を戦うために集まった外国選手に、大豪寺、赤月、そして直也の得意技とその攻略方法まで教えてしまう車に、裏切られたと感じた直也は覇気がない。
 外国選手に挑まれた野試合でも直也は二段投げを破られてしまう。夜に車の小屋の前まで来て石を投げつつ車への恨み言を吐く直也。その声を聴く車周作の顔にはなんとも形容しようのない表情が。
 その表情は金に目が眩んで直也を裏切った者の表情でもなく、かと言って直也を不憫がる表情でもない。

 

第25話 ジャガー投げに挑戦しろ!
 破門されていじける直也を慰めようと、赤月がかけた言葉が気に入らない直也は、赤月と野試合をするが、その最中に直也が右肩に怪我をしてしまい今後の試合が絶望的になる。
 柔道整復師としても稀有の能力をもつ車なら直也の肩を治せるかも知れないと考えた赤月、ミキッペは相次いで車を訪って治療を頼むが聞き入れた貰えない。
直也が直接頼んでも車は治療を拒む。その時、車の弟子を名乗る外人選手が直也の肩をより一層痛めつける。なんとか抵抗しようとする直也の頬を、ワシの弟子に何をすると外人選手を庇って直也の腕を捩じり上げる車。だがそれは、直也の肩を治療する行為であった。
 肩の痛みから解放された直也は、二段投げがもはや通用しない大会に向けて練習を始めるのだった。 

 

第26話 メガトン投げを破れ!
 ジュードーサタンの必殺技メガトン投げ破りのヒントを見出した直也は、赤月旭の協力を得て対抗策を完成させる。過去の経緯からどうしてもジュードーサタンに試合で勝利したい大豪寺はこの技を教えて欲しいと床に手をついて乞う。
直也は大豪寺に伝授するが、その事を知った車周作はジュードーサタンに直也が見出したメガトン投げ破りを更に破る技を伝授したため、大豪寺は結局試合で敗北してしまう。

こうして、決勝戦は直也対ジュードーサタンの試合となった。

 

第27話 車周作、勝負しろ!
 直也の工夫も次々に車周作に指導を受けたジュードーサタンに上回られる。万策尽きた直也は同じ日本人として日本柔道が敗北してもいいのか…という理屈で車周作に勝つための方法を乞うが、周作は教えない。
見かねた丸山君が車に直也に辛くあたる真意を糾すが、これにも答えずサッカーボールを使って直也が勝てるであろう技のヒントを与える。
その意図をくんだ直也は、試合でジュードーサタンに勝利する。その後、直也は車周作に小屋に行き、今回の経緯には特段なにもふれず、互いの意図を理解しあった2人は稽古を始める。

 

第28話 怪童、熊野太郎!
 東西対抗中学柔道大会の開催が決定となった。関西から、一条直也との試合を求めて熊野太郎が現れる。
熊野太郎はこれまでのライバル達とは毛色が違う。彼は普段から殆ど山に居住し、熊や鳥を相手に柔道の練習をしてきた自然児であり、彼の使う技は力む事なく自然に相手を苦しめる。
 熊野太郎は直也いう、熊野の山奥で1人天狗になっているこの自分を倒してくれ。直也が自分より強かったら、喜んで負けようと。この風変りな新たなライバルの登場に、直也の心は燃える。

 

第29話 逆転 二段投げ
 東西対抗中学柔道大会の東京大会の一回戦で、直也は円太郎と対戦する事になる。直也は円太郎に怪我をさせたくないから、二段投げを使わないで戦おうとするが、直也が自分に勝って当然と思っている事が円太郎の誇りを傷つけた。
円太郎は、車周作にもとで猛稽古に励む。一方、赤月旭は直也の二段投げを打破する新たな方法を思いついていた。
真剣に必死の力で直也に立ち向かう円太郎に、直也は咄嗟に二段投げを使って円太郎を倒す。円太郎の必死の力に、二段投げなくしては勝てないかもしれないと感じたから。
 直也にこの危機感を抱かせた事に円太郎は大変によろこび、自分を倒すために二段投げを使ってくれた事を感謝する。
決勝戦では赤月旭とあたる直也。その試合中、熊野太郎の口笛やそれに応じる鳥たちの動きをみて、直也は自然体になる事に気づく。赤月の投げを空気のように受け流し、赤月が二段投げだと思った技が二段投げではなかったため、赤月は直也に敗北する。
立ち去る熊野五郎に、大阪で会おうと声を掛ける直也。五郎は腕を振り上げて応と答えるのだった。

 

第30話 必殺!空中二段投げ
 熊野五郎の保護者の老人より、お前は車周作によって作られたロボットだと言われ直也は酷く落ち込む。熊野五郎に勝つ手段を周作に尋ねる直也に、お前はそんな事だからワシのロボットなどと言われるんじゃ。自分で考えて解決策を見つけろと叱られる。
東西対抗少年柔道大会出場のため、大阪についた直也に、自分は公式試合に出る気はないが、お前との決着はつけたいからいまここで勝負しろと熊野太郎に挑まれる。
直也は受けて立つが、敗北を喫してしまう。
その頃、嵐先生は熊野五郎の保護者の老人に、五郎が試合に出る事の許しを請うていた。そこに、熊野五郎が現れて一条直也はもう既に倒したという。それを聞いた嵐先生は負けた時の直也の様子を聞く。五郎は悔しそうに泣いていたと答える。それを聞いた嵐先生は表情を明るくし、そうか、ならば次までに必ず直也は君を破る技を見つけ出すだろうと告げる。その言葉を聞いた保護者の老人は五郎に試合の出場を命じる。
試合当日、横柄な白人柔道選手が日本人弱いと言っているのを耳にした直也はいてもたってもいられず、白人柔道家に挑み、これを今までにない新技で倒す。嵐先生はこの技に空中二段投げと名付ける。
五郎と直也の試合は、空中二段投げで直也が勝った。この敗北を糧に五郎はより修行に励むという。そして保護者の老人より、「この上は車周作を乗り越えろ。乗り越えられるかどうかがお前の全てじゃ」とのアドバイス?…
をもらう。

to be continued!

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