GRヤリス(2020年型)が納車されて約2ヶ月(2021年1月記載)、2800キロ乗ってみた。
感想を一言で表現すれば”最高”である。
前評判通り、ネット上での発売後の評判も国内外で上々である。
わたくし、理屈コネ太郎にはこのクルマの動力性能に云々できる知見も運転技量もない。(でも理屈はコネるよん)
だからたぶん、色んな人達がメディアやネットで言っているこのクルマの素晴らしさについては、それはその通りなんだろうなあ…って思っている。
このクルマの美点は、ネットを探せばそこらじゅうに溢れてる。
そこで本頁では、理屈コネ太郎が実際に感じた、このクルマの欠点を挙げてみたい。
このクルマの出自を考えれば、ここで挙げる欠点などは全く些細でとるに足らないことばかりだが、実際に購入を検討している人には多少は有益な情報だと思うから。
以下、本頁に記載される内容は全て理屈コネ太郎の管見内の独断と偏見による私見、即ち知ったかぶりに過ぎない事をご銘記のうえ読み進めて頂きたい。
GRヤリスの欠点を端的に表現すると、GRヤリスはファミリーカーとして、ギリギリ使用できるかできないかの丁度境目にあるということ。
ファミリーカー使用優先で、ごくたまにに攻めた走りを楽しみたいという人には、あまり推奨できない。
逆に、Fun to Drive 優先で、稀にに配偶者や家族を乗せることもあるかもしれないから、四人乗りの方がいいなああ…ってひとには良いクルマである。
(追記:2024年3月発売予定のMC後のGRヤリスにはオートマ仕様もあるので奥様も運転でと家族を言いくるめて買ってしまおう、名前もヤリスだし…なんて事を狙っている走り志向のドライバー諸氏には、MC前後で車体の各部寸法にそれほど差がない事を前提で、以下の事に是非注意を払って家族を説得して頂きたい。ただし、以下の内容は全て2020年発売のMC前の車体についてである。2024年2月末日記載)
まず、このクルマはとにかく車両感覚が把握しにくい。縦列駐車の時などあのカッコよく膨らんだフェンダーが憎らしくなる。
運転席からの視界が悪い。ドアミラーの位置が絶妙に具合が悪くて、さらにボディー剛性を上げるためだからか窓が狭い。
ドアミラーについては、機会があれば別頁を起こして色々と考察したいくらい具合がよくない。(別頁おこしました。”ココ”をクリック)
立体駐車場によくあるグルグルと螺旋の道路を使って階上や階下に移動するような、そんな半径の小さい旋回状況では見たい場所が丁度ミラーの根本で隠れてしまう。
競技でいえば、たぶん、ジムカーナとかの半径での旋回くらいかなあ。
レインボーブリッジ普通道路の芝浦側にあるような大きな旋回なら大丈夫だと思うんだけど。
小さい半径の旋回時に視認したい所が丁度ドアミラーに隠れて見えないのは結構こわい。
乗降性も良いとは言えない。Aピラーがなだらかにルーフに連続していて、乗り降りする際のアタマの動線に干渉する。乗降の度にシートを最も後ろの位置まで下げればその干渉も最小限に出来るが、面倒ではある。前後に長いドアも乗降性を著しく悪くする要因だ。
それから、タイヤ外側間の幅がやたら大きいので、このクルマ用に車体寸法的にギリギリの駐車場や機械式駐車場を考えている購入希望者は要注意だ。
理屈コネ太郎は制限横幅1810ミリの機械式駐車場でGRヤリス用の車庫証明をとったが、納車初日にパレットの縁にホイールをガリガリとやって、アッチャアーってなった。
本気でこのクルマの購入を考えている人には、この駐車場問題については真剣に検討する事を奨めたい。
車体がギリ入ってもタイヤが入らないかも知れないし。タイヤがギリギリなら、ホイールを8Jから8.5Jとか9Jとかに変更するのは無理。
隣のクルマや壁などが近かったら、GRヤリスの前後に長いドアのせいで乗り降りに苦労することになるだろう。
可能なら1度試乗車等を借り出して、自分が使おうと思っている駐車場に難なく出入りできるか、乗り降りの面倒臭さが許容範囲かを実際に試した方がいいと思う。
毎年45000キロ走る”普段使いの208古い方のプジョー(その後、全損事故にて廃車。現在は日産ノート4WD)と比べると、同じコンパクトカーと呼ばれるているのに、ここいらへんの勝手の違いはものすごく大きい。
コンパクトカーなんていう言葉がアテにならない一例だな…と思っている。
後室はやはり狭くて暗くて居心地わるい。補助席程度の役割だろう。クルマに理解のない配偶者や小さな子供には、不評な空間かもしれない。
天井やAピラーの内張り黒いのも、閉塞感があって女性には受け入れて貰えないかも。
Aピラーの内張りが白いとフロントガラスに写り込んで目視の妨げになるのはメーカーの担当者もわかっているはずなんだけど、開放感を重視して白っぽい色を採用しているクルマが多い。
こういう演出されたクルマに慣れた助手席にしか乗らない配偶者には、GRヤリスのダークな室内は窮屈感が強いらしい(筆者注:現在の生活クルマ日産ノート4WDでは映り込み対策をしている。詳細は”ココ”をクリック)
GRヤリスでは開放感よりフロントガラスへの内張の反射を問題としてして、目視の重要性を優先したのだろう。
それから、小さい子供がいる人は、運転席からは後方の死角が大きいので、バックモニターなどを装備した方がいいと思う。
クルマのすぐうしろなど、運転席からの死角の中に小さな子供が潜り込んだら、駐車場からの出し入れの際にキモを冷やすことになるかもしれないし。(筆者注:この問題は社外品バックモニター装着で解決した。詳細は”社外品バックモニターを装着”をクリック)
更にもう一点、右コーナーとかでセンターコンソールに左膝をあてて踏ん張るときに、膝とセンターコンソールの形状の相性が悪くて、やたらと痛くなる。ここは、工夫のしどころかな。(筆者注:この問題は解決した。詳細はココをクリック)
とはいえ、ぶっちゃけ、これほどまでに素晴らしいスポーツカーに乗れて、最高にハッピーな理屈コネ太郎である。
何が素晴らしいか?って、運転する行為と身体で感じるクルマの挙動の関係性がメチャクチャ愉しいのだ!
今回は以上ん。
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