私、理屈コネ太郎が目指す理想のセイリングは、メインセイル、ジブセイル、ジェネカーの3枚を駆使し、風と気分次第で自由に帆走することです。外洋でのレースなどではなく、ただ気持ちよくセイリングするのが目的です。
メインセイルとジブセイルの操作には特に問題はありませんが、ジェネカーの取り扱いには大きな課題があります。ジェネカーは風下方向への帆走に最適なパワフルなセイルであるものの、その操作は技術と経験を要し、特にソロセイリングでは困難とされています。
ジェネカー操作の簡略化を目指した装備も多く販売されていますが、私は「素のジェネカー」を使いこなすデッキワークを身につけることにこだわっています。その理由はシンプルで、「カッコいいから」です。
しかし、ジェネカーの上げ下げには複雑なデッキワークが必要であり、特にロープが船体の予期しない箇所に引っかかる問題が頻発します。この課題を解決するため、私は自分のヨットを改修しながら試行錯誤を繰り返してきました。これまでの挑戦では成功率は約1割。それでも諦めず、ロープが引っかかるポイントを1つずつ潰してきました。
最近、最後の問題箇所をヤスリで削り、ロープが引っかからないよう細工しました。放置テストの結果、ロープが引っかかっていないことを確認。
ヤスリで削る前は（写真1）の箇所でロープが引っかかっていました。これでデッキワークがさらに円滑になる可能性が高まりました。
実際にテストでは、ロープを手で引っかけた後に引っ張るとスムーズに動作しました（写真2）。この状態であれば、引っかかりの心配がかなり軽減されそうです。
近日中に出航し、ジェネカーの上げ下げを試す予定です。次回の航海が楽しみです。
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