管理職は職場にイジメは”ある”と想定して対策しよう

大変に残念な事実であるが、職場にはイジメが蔓延している。被害者と加害者は常に同じ。そして、こうした問題を管理すべき職位の立場では見えない場所で大なわれる。

古株職員が新規入職者に対して、指導や指示の体裁で必要以上に攻撃的かつ粘着質的に攻め立てている場面は多い。

他人からみてもイジメとわかる場合はまだマシかもしれない。

当時者同士でしかわからない細かいニュアンスの無礼な振る舞いや横柄な態度によるイジメ。

これはもう当事者同士の被害者側にしか理解しえないイジメだ。

『理屈コネ太郎』は産業医として、こうしたイジメによるメンタル不調を起こした被害者職員とこれまで何人も面談してきた。

そして殆どのケースで加害者側の人物とも面談をしてきた。

この経験から『理屈コネ太郎』が感じた事は、こういう加害者は実は確信犯的にそのように振る舞っているという事だ。

即ち、他にも顕在化していないだけで被害者がいる蓋然性が高い。

勿論、加害者側は悪事を働こうとして確信的にそのように振る舞っているのではない。自分はそうしても許されると思っての行動なのだ。

だから、こういう加害者的人物がいると職場の雰囲気がギスギスする。

最大の被害者は、こういう加害者的人物の部下や後輩である。非常なストレスを感じる為か早期退職が極めて多い。

加害者的人物には、『理屈コネ太郎』の視点から見ると、彼ら彼女らは上司や先輩にはメチャクチャ愛想がよく、いかにも自分は仕事を要領よくやっていますって態度でいる。

しかし、実情は部下や後輩への仕事の丸投げが殆どで、経験が不十分な部下や後輩のために業務を噛み砕いて問題の次元を平易化することはしない。

加えて、丸投げされた仕事に後輩や部下が四苦八苦している時間中は、自分は他部署の人達と談笑していたりする。そう、自分が手が空いているのに、人の手伝いをすることは殆どない。

こういう上司や先輩は既述したように自分より目上の立場にはアピール上手であるため、上級職員は下々の同僚が苦しみ、ついには退職まで考慮し始める事に想いがおよばない。

組織のパフォーマンスを落とす事から、こうした問題のある上司や先輩はサボタージュ型職員と言えると思う。

こうして成長しない組織が固定化されていく。組織に貢献し、職場の雰囲気を明るくする有能な仲間が保身に走った上司先輩に苛められ、もっとこの組織に在籍して仕事をし続けたいと思わなくなる。そうなると新人は入職してもすぐに退職し組織は構成人員の高齢化が毎年進むだけだ。

諸外国は知らず、本邦においては、職場や学校、ありとあらゆる場所で入職年次を嵩にきた後輩への横柄で暴力的な無礼な態度が許容されている。

では、職場イジメを減らして組織に貢献する&職場の雰囲気を明るく職員を辞めさせない、あるいはそれまでイジメテいた側の職員に行動変容を起こさせるにはどうしたらよいのだろうか。

『理屈コネ太郎』はこの問題に1つの回答をもっているし、これまで数か所の嘱託産業医先で大きな実績を上げてきた。

それは端的にいうと職員間相互評価システムなのだが、その事についてまた別の機会に別頁を起こしてご説明したいと思う。

今回は以上。

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