還暦でサーキットライセンス取得!GRヤリスで挑む新たな走り

某日、サーキット走行ライセンスを取得してきた。
朝から数時間にわたり、走行ルールや装備の必須事項、禁止事項などについて講習を受ける。特に印象的だったのは、講師がマナーの重要性を説きつつ、言外に中高年男性の振る舞いについて諭していたこと。年齢的に該当する理屈コネ太郎は、つい背筋を伸ばして聞き入った。

正直に言うと、私はサーキット走行があまり好きではない。
その理由は20年以上前、BMW E36 M3でサーキット走行会に度々参加した際の苦い経験にある。混走方式では直線で速くても、コーナーで遅いと抜かれる。小排気量車にタイムで負けることもあり、己の腕の未熟さを突きつけられた。そして、それ以上に馴染めなかったのが、サーキット独特の人間関係。パドックでの言い争い、リッチマンとその取り巻き、さらに取り巻き同士の意地の張り合い――こうした雰囲気に違和感を覚え、サーキットから足が遠のいた。

私はただ、自分のクルマで気持ちよく走りたいだけのヘッポコドライバーである。
そうした空気の中に身を置くことに抵抗があり、以来、早朝のワインディングを愛するようになった。しかし、ワインディングではアクセルを全開にする場面はほとんどない。GRヤリスではそういう機会は全くない。

最近通い始めたレンタルカートで、その事の意味に気付かされた。カートならば、コース一周のうち何度もフルスロットルを踏める。イコールコンディションでマシンの性能を最大限に発揮させてタイムアタックするその純粋な楽しさに目覚めてしまったのだ。

ワインディングで景色を愛でつつヒラリヒラリと走るのも楽しいが、クルマの性能を解放し、Gの世界に身を委ねる歓びもまた捨てがたい。
そうした思いから、私はサーキット講習会に参加し、ライセンスを取得するに至った。

サーキットは、さまざまな目的や野心を持つ人々が集う場所である。
ルールを守らない者、特権意識を持つ者、気の荒い取り巻き連中がオラつく姿も見受けられる。命に関わる場面があるからこそ、社会人としての振る舞いが如実に表れるのだろう。

だからこそ、私は目立たず、ひっそりと走ろうと思う。
GRヤリス壱号機と弐号機で月に数回サーキットに通い、他者やサーキットに迷惑をかけず、仮にマシンを壊しても怪我をしない・させないよう最善を尽くすつもりである。

還暦を迎え、定年で自由な時間を手にした。しかし、その自由が続く時間は限られている(詳細はココをクリック)。
だからこそ、一瞬一瞬を大切に。周囲に迷惑をかけることなく、ひたすら自分のドラテクを磨くことに精を出そうと思う理屈コネ太郎でありました。


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