2月の夜、ボート内の仕事の合間にマリーナ散歩

マリーナには、翌早朝の出港に備えて、前日からボートやヨットに泊まり込んでいる人たちがいる。

この日、私『理屈コネ太郎』は、自分のボートにこもり、日没後までパソコン仕事に没頭していた。

少し気分転換したくなって、ふと目をやると、そこにはコシナ製フォクトレンダーノクトン10.5mm F0.95を装着したOMsystem(旧オリンパス)製OM-1があった(写真1)。

写真1

せっかくなので、カメラ片手に夜のマリーナを散歩しながら撮影することにした。

Contents

夜のマリーナに佇む外洋フィッシャー

まず目に飛び込んできたのは、45ftほどありそうな外洋フィッシャー。
現在は整備のため陸に上げられているようで、夜空にひときわ高いツナタワーが威風堂々とそびえ立っている(写真2)。

写真2

いや、本当にカッコいい。

船というものは、漁船も含め、じっくり観察するとデザインと機能が見事に融合していて、眺めているだけで心が躍る。
特に、米国生まれの外洋フィッシャーは、そのシルエット、ハルシェイプ、細部の造作、仕上げの美しさが群を抜いている。

こんなシーンでは、コシナ製フォクトレンダーノクトン10.5mm F0.95が実に頼りになる。

陸置きエリアに並ぶ名艇たち

周囲には、このフィッシャーに負けないほど情熱を注がれてきた名艇たちが、次の出番を静かに待っている(写真3)。

写真3

クラシックなバートラムブラックフィン、最先端のセンターコンソールなど、実に多彩な船が陸置きされている。

ちなみに、陸置きは海水による腐食を避けられるので、船体には優しい保管方法である。

『理屈コネ太郎』は海上係留派

もっとも、私自身は海上係留を選んでいる(写真4&5)。
その理由はシンプルで、いつでも思い立った時にすぐ出航できるからだ。

写真4
写真5

陸置きだと、事前にマリーナに連絡して、クレーンで船を降ろしてもらわなければならない。
これでは「ちょっと気分転換に」とはならない。

もうひとつの理由は、「マリーナステイ」ができるからである。

マリーナステイへの憧れ

海上係留なら、自分の船を“隠れ家”として使えるし、船に泊まる人もいる。
これを「マリーナステイ」と呼ぶ。

海外ドラマや映画には、ボートやヨットで暮らす登場人物がよく出てくるが、あのライフスタイルに憧れる人も少なくない。

日本では住民票の関係で、船を「本宅」にはできないが、別荘代わりやキャンプ気分でマリーナステイを楽しむ人は多い。

夜のマリーナは静かな賑わい

表面的には静かな夜のマリーナだが、実は船内には意外と人がいる。
それぞれが思い思いの時間を過ごしているのだろう。

さて、少し冷えてきたので、暖房の効いた船内に戻り、もうひと仕事したら今日は帰宅することにする。

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