服部文祥著『サバイバル登山入門』

本書の帯には、獲って、食べて、のぼる! とある。本書はまさにこの3点について書かれた本。 著者の服部文祥は登山家なので、山での獲って・食べてになる。このスタイルには、服部の思想が深く入り込んでいて、なかなかに興味深い。 … 続きを読む 服部文祥著『サバイバル登山入門』

夢枕獏&谷口ジロー『神々の山嶺』

日本の漫画はもはや文学の一分野と言って過言でないと私『理屈コネ太郎』は思っている。 この漫画は、夢枕獏の巧みなプロットと、谷口ジローの陰影コントラストの効いた筆致によって素晴らしい作品に仕上がっている。 登山家とは、革新… 続きを読む 夢枕獏&谷口ジロー『神々の山嶺』

推奴(チュノ)、韓流ドラマ最高の作品

時は李氏朝鮮時代(Wikipedia李氏朝鮮時代の頁を開く)、当時の人口の数パーセントと言われる少数の両班(Wikipedia 両班の頁を開く)が多数の奴婢を所有していた頃。 両班の男(イ・テギル:演チャン・ヒョク)と奴… 続きを読む 推奴(チュノ)、韓流ドラマ最高の作品

陳腐化している自分に気付く。

『理屈コネ太郎』として当ブログを開設して、約一カ月が経過した(2020/Sept./13時点)。その間、約50記事を更新し、15記事の下書きを作成したが、つくづく自分の知識不足&保有知識の陳腐化を痛感している。 ブログ開… 続きを読む 陳腐化している自分に気付く。

マジか!? Moon Shot & Singularity

詳細は内閣府ムーンショット型研究開発制度のWebを参照されたい。 ムーンショット型研究開発制度が目標としているのかは以下の7点。 1.2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現 2.2050… 続きを読む マジか!? Moon Shot & Singularity

独学は受容力を高める!

独学は難問への受容力を高めてくれる。ただし、ここでいう独学とは自分勝手に考えて自分勝手な解答に辿りつくという意味ではない。 本稿でいう独学とは、本来ならば教師から段階的に体系的に学ぶべき内容を、自分の努力と時間だけで習得… 続きを読む 独学は受容力を高める!

人生の罠①

生きていると多くの罠に出会う。その罠に人が嵌ってしまう理由は幾つもあるだろうが、いま思いつくのは、学校で人生の罠について教えていない事だろう。 どこの国でもそうかもしれないが、日本の公教育では人生や社会の実相についての教… 続きを読む 人生の罠①

長生きし過ぎるとどうなるか?

長生きすることは、人類が長らく夢見てきた目標の一つであり、現代医療の進歩によってそれが可能になりつつある。しかし、長生きすることには明るい側面だけでなく、精神的、心理的に悲しい現実も存在する。このエッセイでは、その悲しみ… 続きを読む 長生きし過ぎるとどうなるか?

『医者は現場でどう考えるか』

著者はジェローム・グループマン。現役の医師である。本書は10年以上の長きにわたり、誤診され続けてきた女性のエピソードから始まる、 『理屈コネ太郎』のような臨床医と、一般の読者とでは、この本から受ける印象は大きく異なるだろ… 続きを読む 『医者は現場でどう考えるか』