komuroとキーボードを叩くと、tetsuyaではなく自然とnaokiと指が動く。それほど、小室直樹(Wikipedia『小室直樹』の頁を開く)は私にとって影響大なる人物だ。私にとって私淑という言葉がぴったりの対象であ… 続きを読む 小室直樹著『経済学をめぐる巨匠たち』
月: 2020年9月
YEO・エイドリアン著『πとeの話』,ヴァラム・ミュラティアン著『Paris vs New York』
関係者には大変に失礼なので恐縮しているのだが、暇つぶしに最高の書籍を2冊。 一冊は、円周率で知られるπと、文系には謎のネイピア数eの、なんとも不思議な関係性を列挙した本。 もう一冊は、ファッションで知られるパリと、エッジ… 続きを読む YEO・エイドリアン著『πとeの話』,ヴァラム・ミュラティアン著『Paris vs New York』
【新】腹部エコー診療の実際 DVD
このシリーズは、肝臓篇上下巻、胆道篇上下巻、膵臓篇、消化管篇、泌尿器・婦人科編で構成されている。 内容は、同一症例の、現病歴、超音波エコー像、CT画像、手術標本像、病理像を供覧できるという、実に素晴らしいものに仕上がって… 続きを読む 【新】腹部エコー診療の実際 DVD
心電図に苦手意識を持つ循環器以外の若き医師達へ
『理屈コネ太郎』一冊の本と一セットのDVDを紹介したい。 山下武志著『3秒で心電図を読む本』と、同著『もう迷わない!好きになる心電図DVD』である。 どちらも、心電図初診者が先走りしてつい見逃しがちになる、心電図読影の開… 続きを読む 心電図に苦手意識を持つ循環器以外の若き医師達へ
佐伯胖著『学びの構造』,『わかり方の探究』,『きめ方の論理』
佐伯胖(さえきゆたか)は1939年生まれの日本の認知心理学者。1964年に慶應義塾大学工学部管理工学科を卒業し、修士は同じ専門領域に進んだ。修士修了後、ワシントン大学大学院心理学専攻で修士・博士課程を修了している。認知心… 続きを読む 佐伯胖著『学びの構造』,『わかり方の探究』,『きめ方の論理』
伊丹敬之著『創造的論文の書き方』2001年
この書籍は、社会科学系の論文を書いたり、まとまった思索をするうえで大切なヒントを与えてくれる。 2011年4月ごろに入手して以来、何度本書を読みなおしたろう。読むたびに、己の至らなさや修正すべき個所が見える。この本からは… 続きを読む 伊丹敬之著『創造的論文の書き方』2001年
R.アクセルロッド著『つきあい方の科学・バクテリアから国際紛争まで』
Robert M.Axelrod は1943年生まれの米国人政治学者。University of Michigan で Political Science and Public Policy の教授を務めている。 ゲーム… 続きを読む R.アクセルロッド著『つきあい方の科学・バクテリアから国際紛争まで』
ダニエル・カーネマン著『ファスト&スロー』上下
2002年ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンは1934年生まれのイスラエル人。経済学者かつ心理学者である。 それまでの経済学で所与の前提として理解されていた合理的経済人は、「そんな人間は実際にはいない」という… 続きを読む ダニエル・カーネマン著『ファスト&スロー』上下
H.E.シゲリスト著『文明と病気』上下
医学は自然科学だけではなく、社会科学の側面を併せ持つと気づかせてくれた本。 著者Henry E. Sigerist は1981年にパリで生まれたスイス人の医学史家である。スイスでM.D.取得ののち、医学史研究の道に進んだ… 続きを読む H.E.シゲリスト著『文明と病気』上下