本ページでは、2022年11月に28ft250馬力2機掛け新艇ボートを購入した半年後に中古31ftセイリングクルーザーを購入した、『理屈コネ太郎』の心象風景について解説してみたい。
下が2022年11月に納艇された250馬力2機掛けボート。トータル500馬力ってサイコーである。
そして、ボート購入後半年で購入した初進水後約20年の中古のヤマハフェスタ31が下の写真。
ボートとヨットに由来する違い以上に、2つの船は全く違った設計思想で建造された船である。
ボートの方はこのタイプ&サイズの船を購入する客が夢見がちな遊びをぜんぶ叶えられます!って感じの設計で、他方のヨットはシングルハンドで長距離・長期間航海するのに必要最小限のスペースと装備を想定した設計なのでは…と『理屈コネ太郎』は感じている。
さていつものように、本ページで述べる事は『理屈コネ太郎』の管見内での独断と偏見に満ちた私見である。その点を御銘記のうえ、以下を読み進めていただきたい。
離着岸時以外は、モーターボートの操縦は極めて簡単である。オートパイロットを設定したあとは衝突防止のwatch以外はやることがない。
要するに、気ばかり遣うワリにとても暇な時間なのである。だから、人によってはすぐに飽きる。
加えて、海況次第で艇体の上下して、あたかもロデオマシンに乗っているような苦役が加わることもある。
『理屈コネ太郎』のボートのサイズでは、このロデオマシンはけっこう辛い。
というわけで、ボートでの移動はあまり面白くないし、全く素敵ではない。
モーターボートは目的地に行って、そこで面白かったり素敵だったりする何かをやるっていう乗り物(一例は”ココ”をクリック)なので、操船自体が退屈なのは予想していたのだが、こんなにスペクタクルに欠けるとは思わなかった。
まあ、ロデオマシンを楽しめるような心身状態ならそれはそれで楽しめる…って事はある。
安全な海況と海域で、ときどき0.5秒くらいフルスロットルをくれるくらいが、まあ、面白いといえば面白い。
海況さえ許せば35ノットくらいはすぐに出るし、40ノットにも届きそうだが、『理屈コネ太郎』は安全無事故を旨とする人なので、適当なところでスロットルを緩める。
ボートが速いと目的地までの時間が節約できる…くらいの意味しか感じなくなってきた。
さて、一方、ヨットはセイリング中の操作は相当に煩雑である。だからこそチャレンジし甲斐があるといえばある。
見るべきこと、やるべきこと、考える事に、次から次へと乗り手は追い立てられる。間違っていない判断とスキルを求めてくる。
ボートはヨットと違って普通に運航するだけならスキル不要だ。判断については常識の範囲内でほぼオッケー。
『理屈コネ太郎』は不遜にもボート開始数か月で、ちょっと飽き始めていたのかもしれない。
そんなとき運悪く、純白の凄まじく格好いい40Ftくらいのヨットをマリーナで見てしまった。
ド素人の『理屈コネ太郎』でも感じ取れるカッコよさを持ったその艇こそ、フランスにて日本人オーナーの発注でワンオフで建造された斯界では音に聞こえた外洋レーサーだと後に知った。
そのオーナーは、その艇を一人で操り2つの大洋を渡ったという。
ヨット、やってみっかな?
私がボートを係留している隣のバースが丁度よく空いていたし、そんなこんなで、なんかいい感じのヨットを持ってきて隣同士で並べたらすっげえ楽しんじゃねェ~って程度のノリでヨット購入を決めたのだ。
それに隣接する2つのバースの船が両方とも自分のだったら、離接舷の際にぶつかったりしても面倒臭い事にならずに済むじゃん…とも。
そんな感じてヨットをネットで探していたら、丁度、瀬戸内海にある関連ナリーナに非常に良さげヨットが売りに出ていているのを見つけてしまった。
早速、試乗にいった。
実はこの試乗こそが、ヨットセイリングの私の初体験である。
この試乗時の時に説明してくれた現地マリーナの人が、とても物事のよくわかったひとで、大切なヒントだけを私に教えてくれた。
そのヒントは今でも私の指針になっている。
おかげで、『理屈コネ太郎』は、独学でヨットを学ぶことが、やればやれる事に思えてきた。
私は今までいろいろな習い事を大人になってからやってきたが、スクールの指導方針や指導員との考えが私の目指すものが違うことが多く、たいていの習い事は途中で嫌になってしまう。
だから、ボートとヨットに関しては、特にヨットに関しては、自分でヨットを買って、マリーナのお世話になりながら自分の思うまま、自分が考えるままの戦略と戦術でヨットを知っていこうと思っている。
人に迷惑をかけず、顰蹙を買わないように注意しながら、自分の能力の極限まで遊んでみるつもり。
ああ、楽しみだ!
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