AIで学ぶマルクス思想|権力と支配の枠組みで現代を再発見する

ChatGPTやGrokといった生成AIに、日々さまざまなことを教えてもらっています。最近の最大の収穫は、「カール・マルクスの思想」について深く学べたことです。

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AIとの一問一答で学ぶマルクス思想

私は、まとまった時間ではなく、隙間時間を活用してAIに質問を投げかけています。一問一答の形式でやり取りすることで、学びが徐々に積み重なり、気づけば自分の中で「マルクス思想の全体像」が形をなしてきました。

AIとの対話はログとして残るため、後で読み返して反芻することができます。この“反復”と“対話”のサイクルが、私の理解を大きく深めてくれました。

マルクス思想はもう古い?──現代社会への応用

マルクスの思想は、19世紀の資本主義経済を背景に「資本家による労働者の搾取構造」を分析したものです。そのままの形では、現代の民主主義的な法治国家には当てはまらない場面も多いでしょう。

しかし、視点を少し変えてみると、マルクスが示した「権力と支配の構造」は今でも有効な社会分析の枠組みになります。

たとえば、資本家を「マスコミ」に、労働者を「大衆」に置き換えるとどうでしょう? 「搾取」は「世論操作」と読み替えることができます。このように変換してみると、マルクスの枠組みが、現在のマスコミと社会構造の理解に応用できることが見えてきます。

社会があるところに、必ず「支配構造」がある

複数の人間が集まれば、そこには社会が生まれます。そして、社会が形成されれば、必ず「権力」や「支配の構造」が発生します。さらに、支配者が被支配者に対して、十分な説明責任を果たしていないという点も、時代や場所を問わず普遍的な問題です。

マルクスは、こうした構造を「資本家と労働者」という言葉で表現しました。しかし、その本質は、言葉を変えればどの時代にも当てはまる人間社会の基本構造だと気づかされます。

AI時代だからこそ深まる社会思想の理解

このような気づきが得られたのは、ChatGPTやGrokとの数多くの問答を重ねたおかげです。AIと対話する中で、断片的だった知識が少しずつ繋がり、やがて「社会思想としてのマルクス」の全体像が見えてきました。

もしこの学びを大学の講義に置き換えるとしたら、4単位分の価値があると本気で思っています。

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