バーナード・ブラウン著『医師はなぜ治せないのか』

著者のバーバード・ブラウン博士は、心臓を専門とする臨床医でハーバード大学名誉教授であり、核戦争防止国際医師会議を代表してノーベル賞を受賞している。 この著書が著した『医師はなぜ治せないのか』はなかなか興味深い内容である。… 続きを読む バーナード・ブラウン著『医師はなぜ治せないのか』

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ジョルジュ・カンギレム著 『正常と病理』

ジョルジュ・カンギレムは1904年生まれのフランス人で、哲学、医学を修め、パリの大学で科学史・科学哲学の教鞭をとった人物である。 彼が修めたとされる医学がどのような内容であったのかは私には分からない。ただ原著の書名が、正… 続きを読む ジョルジュ・カンギレム著 『正常と病理』

現代医療の原点を探る「百年前の雑誌『医談』から」

前田久美江編著によるこの本は、実に考えさせる内容ばかりである。百年前の雑誌『医談』に収載された内容を紹介しているのだが、その内容が今日の医療業界の問題点としてそのまま通じる事柄が多いのだ。 患者や一般の人たちの視点から見… 続きを読む 現代医療の原点を探る「百年前の雑誌『医談』から」

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アーウィン・H・アッカークネヒト著『パリ、病院医学の誕生』

アーウィン・H・アッカークネヒト著『パリ、病院医学の誕生』という本は(私なりの解釈であるが)、ミッシェル・フーコー著『臨床医学の誕生』とほぼ同じ史実を、もう少し政治的な側面で述べている。 ところで、私はパリがとても好きだ… 続きを読む アーウィン・H・アッカークネヒト著『パリ、病院医学の誕生』

ミッシェル・フーコー著『臨床医学の誕生』

もう30年くらい前、ミッシェル・フーコー著『臨床医学の誕生』という本に出会った。何度挑戦しても途中で挫折する本だ。正直に言うと、まだ通読できた事は一度もない。 私の推測に過ぎないが、この本を通読且つ理解していいる臨床医師… 続きを読む ミッシェル・フーコー著『臨床医学の誕生』