2022年11月某日、正規ディーラーのスタッフがローダーに積んでM3を運んでいってくれた。
久しぶりに太陽の下で見るE36M3は、現代のクルマとは一味ちがう細身でシャープな車体で、一周回って新鮮だった。
このクルマをどの程度まで再生して、その後はどうするかは全く未定だが、とにかく公道を法的にも機械的にも安全に快適に走行できる状態にするのが当面の目標である。
『理屈コネ太郎』が30代の時に新車で購入してから約四半世紀。沢山の思いでと経験をくれたクルマ。ずっと私の手元に在り続けたクルマ。このクルマは『理屈コネ太郎』にとってもはやただの機械の塊ではない。
このまま私が他界したら倉庫の中で人知れず朽ち果ててしまう。それだけは避けたいと思っている。
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