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1. Excelが「凄いヤツ!」である理由
Excelは、ほぼすべてのWindowsマシンに標準搭載されている表計算ソフトですが、その真価を知る人は意外と少ないものです。業務用途では属人性が高くなりがちで「単なる表計算ソフト」として認識されていますが、実は個人の研究や意思決定において非常に強力な道具になります。
特に、乱数発生機能とVBAプログラミングを活用すれば、Excelは驚異的な計算能力を発揮します。例えば、マルコフ連鎖のシミュレーションを何億回も繰り返したり、モンテカルロ法で計算不可能な問題の近似解を求めることが可能です。
2. 私がExcelに目覚めたきっかけ
私がExcelの本当の凄さに気付いたのは、社会人大学院でファイナンスを学び始めたときのことです。その大学院では、経営学や経済学など広いテーマを学びましたが、中でも数学を駆使するファイナンスの授業に引き込まれました。
そこで出会ったのが「酔歩(ランダムウォーク)」の概念とExcelです。この組み合わせを通じて、Excelが単なる表計算ソフトではなく、確率論的なシミュレーションを可能にする高性能なツールであることを発見しました。
以降、Excelを用いて社会現象や人間の営みを数理モデルとして表現し、統計的な解析を楽しむのが私の趣味となりました。さらに、その成果を海外の医学会議で発表した経験もあります。
3. Excelの本領発揮:乱数とVBAの活用
Excelの真価は、以下のような応用にあります:
- マルコフ連鎖のシミュレーション
状態遷移を繰り返しシミュレーションすることで、複雑な確率問題を解析します。 - モンテカルロ法の実践
実際に乱数を使ったシミュレーションで、計算では解けない問題の近似解を求めます。
これらを実現するにはVBA(Visual Basic for Applications)が鍵となります。Excelの計算能力をフル活用するには、VBAを学ぶことでその真価を引き出せるのです。
4. 実用書でスキルアップを!
Excelの可能性を最大限に活用するための実用書は、多くの書店に並んでいます。特にVBAプログラミングに焦点を当てた本は、Excelの能力を存分に引き出すための貴重な手引きとなるでしょう。
一部の書籍はファイナンス領域に特化しており、経営用語や金融知識が求められる場合もあります。しかし、ファイナンスの基本を学ぶことで、Excelを活用するスキルだけでなく、現代社会で役立つ知識も手に入れることができます。食わず嫌いをせず挑戦する価値は十分にあります。
5. Excelを使いこなすことのインパクト
今後もExcelの能力を活用できるスキルは、ビジネスや研究の場で強力な武器になります。特に、乱数機能やVBAプログラミングを体験しないことは、Excelを持つ者として「壮大な損失」と言えるかもしれません。
マルコフ連鎖やモンテカルロ法のシミュレーション、最終的にリアル・オプション法やMCMCに興味がある方は、ぜひExcelを使った計算に挑戦してください!面白いですよ。
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