後期型GRヤリスの運転練習にレンタルカートを活用
別ページで示したように、理屈コネ太郎は後期型GRヤリス8S-DAT(以下、弐号機)の運転技術向上を目指し、ステアリング、アクセル、ブレーキという入力操作が同じレンタルカートを練習手段として選んだ。サーキットを数日かけて約200周した結果、気づいた点を今回は共有したいと思う。
なお、本ページの内容はあくまで理屈コネ太郎の独断と偏見による私見、即ち知ったかぶりに過ぎない。そうした前提をご理解の上、読み進めていただければ幸いである。
カートがGRヤリスの運転練習に役立つ理由
レンタルカートは、さまざまな操作を安全に試せる場を提供してくれる。これにより、次のような点が大いに役立つ:
- 4つのタイヤの挙動を体感できる:特にコーナリング時にイン側タイヤへの荷重変化を意識しやすくなる。
- グリップ感覚を掴みやすい:タイヤが路面にどう接しているかを直接感じることで、操作のフィードバックが明確に得られる。
つまり、4輪の乗り物に共通する基本的な運転技術の理解を深めるには、カートは非常に優れた練習ツールだ。
カートがGRヤリス8S-DATの練習にならない理由
一方で、カートにはGRヤリスと異なる特性が多く、注意が必要である。その主な理由は次の通り:
- 操舵機構の違い
カートはステアリング操作に伴い、前輪イン側タイヤが下方へ移動する「ジャッキングエフェクト」が発生し、後輪イン側タイヤのグリップが低下する。この挙動は、GRヤリスを含む4輪車とは大きく異なる。 - サスペンションがない
カートにはサスペンションがないため、路面の凹凸やコーナリング時の挙動が4輪車と大きく異なる。これにより、カート特有の操作感覚が求められる。 - ディファレンシャルギアがない
カートにはディファレンシャルギア(差動装置)が搭載されておらず、左右の駆動輪が同じ速度で回転する。これにより、カートはコーナリング時にタイヤの内側と外側で異なる動きをする4輪車とは大きく異なる挙動を示す。この特性がタイム短縮の鍵となる一方、4輪車の運転技術には直結しない部分も多い。 - 特化スキルが必要
カートのタイム短縮を目指すと、体重移動とかカート独自の特性にマッチしたスキルが磨かれるが、これは必ずしも4輪車の運転に活かせるとは限らず、むしろ障害になる可能性もある。
以上の理由から、カートは4輪車とは異なる乗り物として認識し、その特性を理解する必要があると理屈コネ太郎は感じた。
因みに、カートとAT自動車とでは、ブレーキの位置が違うので、カートはAT車における左足ブレーキの練習にはあまりならないと思う。
理屈コネ太郎の考え方
カートの4輪車の運転練習としての有効性と限界を踏まえつつ、独自の乗り物として楽しむべきだと考えている。
共通項を理解しつつ、カート独自の特性を活かした練習を続けることで、カートでのタイムアタックに邁進するつもりだ。何より、思いっきり走ることそのものが楽しい。
カートはモータースポーツの入門編という認識は正しいが、それ以上に独自の魅力を持つひとつの立派なカテゴリー。カートの世界で速くなるには、カート特有の特性に特化したスキルを磨く必要がある。この認識を持ち、カートとGRヤリスの違いを受け入れたうえで、練習と楽しさを両立しようと思っている。
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今回は以上ん。