ステアリング交換と車高調&ロールバー組込

跳ね上げ式ステアリングボスを、跳ね上げたときの画像。

2023年6月にGRヤリスのステアリングとボスを社外製品に交換し、車高調節式サスペンションとロールバー組付けをしたので今回はそのご報告。

ステアリングはノーマルよりやや小径のバックスキンのもの、ロールバーはトヨタの純正品で、カッコいいという理由でサイドバー付き。(写真1)

車高調サスキットはCUSCOのSPORT TN_S。パーツ購入と作業はすべていつものようにGRGarage北池袋でお願いした。

今回新たに導入したステアリングはバックスキン巻のやや小径のもの。
写真1

写真1でわかるように、バケットシートのサイドシェルより低い位置にサイドバーがあるので、乗降時にはそれほど邪魔にはならない。

むしろ、サイドバーに手をつくことで、上半身の社内への移動は楽なのだが、下半身がサイドバーを越えるために足を少し高く上げないといけないのが面倒といえば面倒。

でもサイドバーはカッコいいからオッケー。

カッコいいからというい理由だけで一度は自分のクルマに装着してみたいとずっと前から狙っていた跳ね上げ式のステアリングボスも装着した。(写真2)

跳ね上げ式のステアリングボスと、今回新たに導入したスイッチ移設用のボード。
写真2

運転時には写真2の状態だけど、赤い部分を操作すると…

跳ね上げ式ステアリングボスの紅い部分を操作すると、ボスが跳ね上がってハンドルが上方に跳ね上がる。
写真3

こうなる。(写真3)

メカニカルでめっちゃカッコいい。

やってみて具合が悪かったらすぐに元に戻すつもりでステアリングとボスを同時に別々の社外品に交換してみたが、結果は大満足である。

純正ステアリングは若干遠かったのだが、今回の交換で随分と近くなって操舵がしやすくなった。CAE社製のクイックシフターとの位置関係もExcellnt!

ポジションは想定外に改善された!

素手で触れるバックスキンの感触は最高だし、ドライビンググローブをはめた手で操作する際の滑りにくさは快感レベル。

やってよかった。

とはいえ、ネガが全くないわけではない。写真2で見て取れるように、ステアリングウインカーレバーから遠くなってしまったので、右左折時にはウインカー作動のための右手の移動量が少し大きくなった。

しかし、山の中のワインディングではウインカーはあまりつかわないから、無問題かな。

失った最大のモノは、ステアリング内蔵のエアバッグによる安全性の底上げである。

エアバッグで事故死亡率や外傷の程度が大きく変わると言われているので、運転の快感と引き換えに失った安全性については、つねに心の片隅に留めておこうと思っている。

自由の行使には、代償と結果責任が伴うのだ。

あ、そうそう、しばらく前にクスコ社製のパワーブレースシートレール(以下、ブレース)を左右とも後ろにだけ装着した際の視界の変化が気に入ったので、失敗覚悟で今回は前側も装着してもらった。

運転席のベース部に取り付けたクスコ製ブレースが見える。
写真4
運転席ベース部のフロント側に組まれたクスコ製ブレースが見える。
写真5

わずか数ミリの厚さだけど、シートの位置が少し上がって視界の改善に大きく貢献してくれた。邪魔で仕方ないドアミラーの鬱陶しさがかなり軽減された。

ところでロールバーはAピラー内装の中を走るので視界の邪魔には全くならない。サイドバーが内装の中に潜る箇所はこんな感じ。

トヨタ純正ロールバーのサイドバーが室内内装に潜り込む部分の写真。
写真6

アクセル操作の邪魔にはならない。

これまでフルバケットシート、クイックシフター、クラッチストッパー、ブレース、ステアリングホイール、ステアリングボスと、体が直接ふれる運転操作にかかわる部分に改良を加えてきた。お金もかかったが、思い描いていたものにかなり近いドラポジ&操作性&視界を手に入れることができた。

そして、念願の車高調組込みで、タイヤと路面の関係性にもある程度の調整が可能になった。まだ、メーカー推奨の組付け状態のままで何もしてないけど。

さて、今回の改良後に運転して最初に感じたのは、走行中のノイズが減って、音も振動も、雑味がかなり減った印象。ちょっとだけラグジュアリーな車種に乗り換えた感じ。

一方、車体はより堅固な感じになり、運転操作への反応がダイレクト且つスムーズになった印象でやる気を引き出してくれる。

この変化がロールバー組み込みによるのか、あるいはショック&スプリング変更によるのか、同時に作業しちゃったので今となっては分からない。

本来なら私『理屈コネ太郎』がシートに座って満面の笑みを浮かべている写真を掲載して、手足の伸び具合や操作のしやすさをお見せしたいところなのだが、私は極めて写真写りが悪いので、ご容赦願いたい。

さて、やっとGRヤリスの動力性能を楽しめるところまで来た。これから、丁寧にガンガンと楽しむつもりである。

今回は以上ん。

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