後期型GRヤリス 2024春にDebut!

トヨタ社から拝借しました

 本日(2024年1月12日)に、トヨタのサイトでNew GRヤリスが正式に告知されているのを確認した。

 New GRヤリスは馬力とトルクがザックリ10%くらい上がり、かねてより開発が明らかになっていたAT版(『AT版は左足ブレーキ仕様か?【願望】』は”ココ”をクリック)はGR-DATの名称で8速ATが用意され、ダッシュボードの造形が完璧に変わり、メーターにはギアポジションも表示されるようだ。

TOYOTAのHPよりお借りしました。
TOYOTAのHPよりお借りしました。
TOYOTAのHPよりお借りしました。

 シートは現行型に比べて25ミリ低い位置に変更され、なんとRCにはパーキングブレーキレバーの位置をシフトノブのすぐそばに移動するクレイジーなメーカーオプションまで用意されている。

サイドブレーキの位置変更のオプションについて写真で説明
TOYOTAのHPよりお借りしました。

ATをマニュアルモードで操作する場合、シフトアップは引く方向に、シフトダウンは押す方向に変更された。

TOYOTAのHPよりお借りしました

 そしてもちろん多少は外観も変わって、ちょっとだけカッコよくなったような気がしないでもないが、後ろ姿だけは『理屈コネ太郎』の好みではないなあ~。

TOYOTAのHPよりお借りしました

 現行タイプで散々に言われた、視界が狭いだの、センターのモニターが邪魔だの、ルームミラーの位置がオカシイだの、車両感覚がつかみずらいだの、そういうネガはかなりつぶしていると思われる。

 さらには、ボディとショックアブソーバーを締結するボルトの本数を1本から3本に強化する事で走行中の不要なアライメント変化を極力減少させ、サスペンション本来の働きを限りなく引き出す事を狙っている。

 ボディー側は、構造用接着剤の塗布部位を約24%拡張し、スポット溶接打点数を約13%増加する事で強度上昇している。

 硬い車体と設計通りに良く動くアシが地面にしっかりと駆動力を伝えそう!

 販売価格が未発表なので、いつものように殆ど根拠のない当て推量でしかないが、RZHPの8ATで乗り出し600万円くらいかなあ~。でも、パーキングブレーキの位置変更オプションはRCだけらしいから、RCかなぁ~。RCはトルセンつけられるのかなぁ~?

 『理屈コネ太郎』はギア選択に迷うわずかの時間とクラッチカットゆえの駆動力途絶を考えると、いまの科学技術ではもはやATに軍配が上がる走行条件が殆どのような気がしている。

 軍配というのは、速さの点でも、楽しさの点でも。

 シフトチェンジとクラッチ操作の必要性は、そもそも内燃機関のトルク特性と、エンジンとタイヤと回転差に由来するので、クラッチやギアの操作は、考え方によってはエンジン側の欠点に人間が付き合わされているとも言える。

 このエンジン側の欠点から解放されて、運転操作のみに集中できるなんて、より一層ドライビングを楽しめるような気がしている『理屈コネ太郎』。

 いいねえ~、本当にいい。

 一見すると奇怪なダッシュボードの造形については、たぶん職業デザイナーの心情的反対があったのではないかと根拠なく想像しているが(見た目もアレだが、なにより助手席に乗る人がナビに触れない前提だし…)、ドライバーが運転しやすい事がGRヤリスには大切だから、市販車として多少見た目がアレでもGoが出たのだと思う。

 ダッシュボードの造形をこれほど変えるなんて、マイナーチェンジではなかなかやらない変更だと思う

 『理屈コネ太郎』的には、ハザードスイッチが分かりやすく操作しやすい位置にあるのが何より有難いと思われる。ハザードスイッチを埋没させる意図(これも『理屈コネ太郎』の勝手な推測ね)でデザインされたダッシュボードの市販車が多いので、実際に運転してハザードを頻繁に使用する身には助かる。

 デザイナーにとってダッシュボードのハザードスイッチは、暗転した劇場で煌々と光る非常口サインのように無粋で野暮な存在なのかも知れない。

 しかし、少なくとも『理屈コネ太郎』にとってハザードは運転中に他車のドライバーとコミュニケーションを取るために頻繁に使用する大切なツールなので、例えば暗転中の舞台で演者が奈落の位置を明確に識別できるくらい、運転者が明確にハザードスイッチを識別できる位置と色彩であって欲しい。

 というわけで、ハード的にもユーザーインターフェイス的にもNEW GRヤリスの8速ATにはかなり期待している。すぐには無理だが、時が来たら購入して遊ぶかもしれない。

 いや、絶対に買う。

 なぜなら、ATを味わったからこそ垣間見ることができるMTドライブの深淵がありそうだから。そしてまた逆も真なり。MTを知っているからこそ理解できるAT制御技術の凄さがあるだろうから。

 GRヤリスの基本性能を賢いATが人間以上に上手に引き出してくれるなら、もうほんとマジ最強のドライビングマシンだ。

 ATでは、マニュアルモードでギアを選択して電光石火のギアチェンジに酔いしれつつワインディングを走るもよし、オートマモードで荷重移動とハンドル操作に集中するもよし。

 とにかく、愉しみではある。

 先日のGRヤリスRally2の販売開始とともに、GRヤリスファンにはたまらない状況が展開しつつある。

 だけど今は、とりあえず落ち着いて、今後の情報開示を待とうと思う。

 GRヤリス1st Editionが出たときのモリゾーさんの本気を信じて良かったと、嬉しくなる。

マイナーチェンジですらこれほどの変化を見せるGRヤリス。何年後かに登場するかもしれない二代目GRヤリスはいったいどうなっているのだろう。

キャー、愉しみいいいいいい!

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