GRヤリス、荒天+4WD+ターボ+6MT=痛快

荒天時にGRヤリスの運転席から見た外の景色

いつものように、『理屈コネ太郎』の管見にる独断に満ちた偏見を紹介する。下記に記載して内容を実行する場合は自己責任でお願いします。

さて、4WD+ターボ+6MTのGRヤリスRZHPは荒天時などの悪コンディションで非常に痛快なクルマである。これはもう、オートマ2WDとは段違いに爽快で快感だ。(当サイト内、詳細は”ココ”とか”ココ”をクリック)

勿論、晴天の高速道路でも痛快だが、その痛快さは他の良くできた2ペダル2WDのクルマでも味わえると思う。

荒天時には、水溜り、落下物、道路全体に低下するμ、マンホール、道路の繫ぎ目など、多様で不均一のμがランダムに道路に散らばっている。

2駆ではトラクションをかけられる車輪は最大で2つまでだが、4駆であればその2倍の確率でトラクションを掛けられる。(詳細は”ココ”をクリック)

加えてGRヤリスの強固なボディー、良く動くサスペンション。そしてフルバケットシート。さらに6MTがドライバーに任意のギアを選ぶ事を許してくれる。

GRヤリスRZHPの適度に上質な室内空間、クルマの外は暴雨荒天で路面のμは不均質。こんなコンディションで高出力ターボエンジンを賢い4WDシステムに載せ、6MTを3ペダルで操るなんて、もう本当に夢心地である。

うっとりしちゃう。

GRヤリスは2ペダル+パドルシフトで発売されるといいなあ…と、公式発表前に私は思っていた。しかし今は、やはり3ペダルで良かったと思っている。

シビアにタイムを競うなら2ペダルの方が速いかもしれないが、運転という行為を素朴に愉しむなら3ペダルの方がたぶん愉しいと再確認できたから。

そう、しばらく忘れてたけど『理屈コネ太郎』は競技者ではなく、単に運転行為とその反応としてのクルマの挙動を愉しむ1人の運転愛好家なのだった。

3ペダル以外にも、GRヤリスの市販品には色々とクエスチョンマークがアタマの中に浮かんではいた。

例えば純正シートとドラポジ。なぜあの純正シートで、なぜステアリングとの位置関係があんなにズレてるのか?

これも今となれば『理屈コネ太郎』的には納得できる。あの純正シートとステアリングとのズレた関係は、普通に公道を走る販売車両としてのパッケージング上、所与の制約条件の中での苦肉の最適解だったのではなかろうか?

ドアミラーが視界の邪魔に最もならなかったのも、『理屈コネ太郎』の経験では純正シートだった。純正シートをバケットシートに交換した事で、だから多くのものをトレードオフとして失った。

例えば、視界。

例えば、シートエアバッグによる安全性。

例えば、後部座席への乗降性

しかしそれでも『理屈コネ太郎』は交換してしまったのだ。同様な人はやはり交換するだろう。だから(たぶん)トヨタはあの純正シートで良しとしたのだと思う。

フルバケットシートにした時に、ついでにシートとステアリングのセンターもユーザー側で合わせてね…と。

クラッチペダルの冗長なストロークについても、商品化するうえでの苦肉の最適解なのではないか…と『理屈コネ太郎』は思っている。

実際、あの過大なストロークを嫌ってクラッチストッパーを装着しているオーナーは多い。

レースやタイムアタック直前のマシンは、その目的用に許された時間内で最も作りこまれた状態である。しかし市販車は「公道を走る」という制約が課されている。

しかも「考えられない程に偏った思考と運転技術」を持つ運転者が運転するかも知れないのが市販車だ。

だから、GRヤリスを今の在り様で市販してくれたトヨタには感謝しかない。

前にも書いたけど、こんな気持ちをインプやランエボの人達も抱いていたんだと思う。

サンキュースバル、サンキュー三菱!

もっと前だと、ランチアやミニやアルピーヌの人達も。

どの時代のどの場所に生まれたかは運。どんなクルマ好きになるかも運。

『理屈コネ太郎』は、現在の資本主義で自由で多神教の日本に生まれて本当に良かったよォ。自分の運をエンジョイできる隙間があるから。

もはや絶滅危惧種確定となったガソリン車+4WD+ターボ+6MTが生まれる隙間があり、それを味わえる隙間がまだ残されている社会。

大切にしたい。

だから、GRヤリスでの愉悦の享受は密やかに…を『理屈コネ太郎』心がけている。

人に迷惑かけたり顰蹙かったりしたら、この自由を謳歌する隙間が法律で埋められてしまうから。

今回は以上ん、

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