本日、レンタルカートのサーキットに行き、全力で走行してきた。後期型GRヤリス8S-DAT(以下、弐号機)の運転スキル向上や左足ブレーキの練習を目的としたが、カートのブレーキ位置がAT車とは異なるため、左足ブレーキについて直接的な練習効果はあまり得られなかった。
カートの運転は、想像以上にタイヤのグリップが良く、ハンドルのダイレクト感も車体が軽いからそれほど負担というほどでもなかった。少し攻めた走りをする程度であれば、それほど難しくはない印象を受けた。もっとツルツル滑ると予想していたが、舗装路の上をゴムタイヤで走るのだから、そんなに滑るはずはないのである。
ただし、タイム短縮を目指すとなると、非常に繊細かつ緻密なドライビングが必要であることがよく理解できた。カートを構成する要素が少ないだけに、自分の素のスキルがよくわかるのである。
カートの入力装置は「アクセル」「ブレーキ」「ハンドル」の3つだけだ(ドライバーの体重移動も要素に含めれば4つと考えられるかもしれない)。それでも、この限られた入力系だけでタイムに歴然とした差が生まれる。
たとえば、今日最速のドライバーは1周31秒台を記録していたが、私は43秒ほどだった。技術の違いだけでこれほどの差が出ることに驚かされた。彼が感じているレベルでは私は感じておらず、彼が制御しているレベルでは私は制御できていない。その差に、今後私が弐号機をエンジョイする糸口があるはずだ。
もちろん、クローズドコースで速く走ることがドライビングスキルの全てではないが、速いドライバーは、速さの一点で私よりも優れていることは間違いない。
カートがMT車の運転技術向上に役立つかどうかは、入力系の数が違うため判断がつかないが、入力系の数が同じ弐号機の練習には有益であるはずだ。
今日のサーキットでは、32~33秒台のドライバーが多く、彼らの走りを観察した。しかし、カートにはブレーキランプがないため、ライン取り以外で私より10秒以上速い理由を明確には掴めなかった。
私はタイム短縮よりも、ワインディング走行を意識しており、コース幅をフルには使わず、あたかもセンターラインを越えないような走行をしている。それでも、32秒台のドライバーが同じ条件下で走った場合、私より速いタイムを出すだろうと確信している。また、彼らが弐号機をドライブした場合、私よりもかなり速く弐号機を走らせるだろう。
これからは適度な頻度でレンタルカートを楽しむつもりである。カート走行は身体に負荷がかかるので、還暦の身には毎日は厳しいが、一方で実に愉快痛快である。この文章を書いている今も、体のあちこちに軽いハリと痛みを感じている。
レンタルカートのサーキットでは、テールスライドは当たり前、フルスロットルからのパーシャルブレーキでのターンインを狙った際にスピンするなど、興奮する瞬間が多々あった。こうした体験を安全な状況で味わえるのは実に素晴らしい。思い切り踏んで、繊細に感じて緻密に制御するカート味わう愉しみを、いつか弐号機でも味わってみたい。
それなら弐号機をサーキットに持ち込んで練習した方が近道なのでは…とも考えたが、弐号機があまりに出来すぎ君なので、私の素のドライビングスキルを評価しにくいと思う。まずは自分の素の技術として、感覚の繊細さと制御の緻密さをレンタルカートで向上させようと思っている。
思えば、電子制御の塊のようなGRヤリスと、構成要素が極めて簡にして素なカートにこれほどの共通項があるとは非常に興味深い発見である。カートにはドライビングのキホンの全てが詰まっている…とは、この事なのかも知れないと感じた一日であった。
愉しさと練習の両立ができるレンタルカート。これからも通いたいと考えている。
今回は以上。
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