約3ヶ月で5000kmを走行した時点で気づいたことを共有したい。(本記事は2021年3月に投稿しました)
このクルマの素晴らしさについてはさまざまなメディアで語られているため、本記事では短所に焦点を当てる。とはいえ、GRヤリスの魅力を考えれば些細なことだが、購入を検討している方の参考になれば幸いである。
Contents
視界の課題:特に夜間・雨天時に要注意
現時点で筆者は、夕方以降や降雨・降雪時にGRヤリスで見知らぬ市街地を走らないと決めている。(この時点でのバケットシートの装着位置は前後ともに最も低い状態。後に調整し、この問題についてはある程度改善を得た。)
理由は単純で、「怖いから」だ。
もともとウインドウガラス下縁より下方の視界が悪いのに加え、バケットシートを導入すると死角がさらに広がる。
バケットシート導入による視界の変化
走行距離3670km時点で運転席にフルバケットシートを導入した。これにより着座位置が下がり、後方駐車時や前向き駐車からの後退時に、純正シート以上の注意が必要になった。
GRヤリス自体の取り回しは悪くないが、車両感覚の把握が難しく、ウインドウガラス下縁より下方の死角が拡大するのが問題だ。
バックモニターの必要性と選択肢
純正オプションでバックモニターを装着する場合、安全運転支援装置との抱き合わせになり、非常に高額となる。
選択肢は2つ。
- 割り切る
- 社外バックモニターを装着する(筆者も後者を選んだ。詳細はこちら)
また、窓ガラスやバックミラーの清掃は頻繁に行うべきだ。
特に朝夕の低い太陽光は、ガラス表面の水滴や埃による乱反射を引き起こし、視認性を著しく低下させる。
バケットシート導入のメリット
ここまでは短所を述べたが、フルバケットシートにはそれを補って余りある利点がある。
・高速道路やワインディングでの視界の広がりと一体感
視線のブレが減り、走行時の安心感が増す。
・長距離運転時の快適性
導入後数日で、北陸まで1泊2日で往復1000kmをほぼ高速道路で走破した。
ノーマルシートの場合、コーナリングや急な車線変更時に、臀部や腰、背中の筋肉で体幹を支える必要がある。しかし、フルバケットシートでは体幹を支える動作が不要となり、長時間運転しても腰や脚の疲労が大幅に軽減された。
筆者的には、フルバケットシートを導入することで、GRヤリスの性能や挙動を身体で感じる楽しさが格段に増したと感じている。
余談:千里浜なぎさドライブウェイでの判断
北陸からの帰路、宿のスタッフから千里浜なぎさドライブウェイが天候のため通行止めと聞いていたが、現地に向かってみた。
もし可能なら4WDの威力を試してみたかったが、現場に着くと他に誰もおらず、万が一スタックしたら助けてもらえない状況だった。さらに、通行止めの道でのトラブルは、保険適用外になる可能性が高い。
大人の判断として、浜には入らず帰路についた。
まとめ
短所
- 視界の問題:特に夜間・雨天時の市街地走行には注意
- バケットシート装着したくなるほどの後方死角
- でもバックモニターの純正オプションは高額
長所
- フルバケットシートで運転時の視界と一体感が向上
- 長距離走行時の疲労軽減
- GRヤリスの性能をより楽しめる
GRヤリスのバケットシート導入は視界の問題を伴うが、その運転の楽しさと快適性は、短所を補って余りある。
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