結論から言うと、GRヤリスで雪道でスタックすることは十分にあり得ます。ただし、その直接の原因は雪道の滑りやすさ（μの低さ）だけではありません。
たとえ冬用タイヤを履いていて、優れた四輪駆動システムと前後にLSDが搭載されていても、スタックする可能性はあります。
ここで述べることは、いつものように私、理屈コネ太郎の個人的な意見です。
性能の良い4WDに冬用タイヤを装着して積雪路を快適に走っていると、車の底に雪が付着し始め、やがてそれが固まり、氷となって厚さと硬さが増していきます。
そんな状態で、GRヤリスで最低地上高を超えるような深い雪道を走り続けると、車体の下で固くなった雪が車を持ち上げ、タイヤが地面にしっかり接地しなくなり、トラクションが失われてしまうことがあります。
つまり、車が雪に乗り上げてしまう状態です。
これが「スタック」です。
どれほど優れた4WDシステムや高性能タイヤでも、車体が持ち上がってタイヤが浮いてしまえば、その性能はまったく発揮できなくなるのは当然でしょう。
最低地上高が高くない車は、どんなに優れた4WDシステムや冬用タイヤを装着していても、最低地上高を超える雪道には注意が必要です。
特に、車高を下げている車両は要注意です。
積雪路で走る際は、圧雪の状態や最低地上高に気を配り、車高を上げたりして4WDの走りを楽しむようにしましょう。
今回はここまでです。
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